内閣総理大臣―その力量と資質の見極め方 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店
3.31
  • (1)
  • (3)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 25
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047041066

作品紹介・あらすじ

無能な政治家は今すぐ国会から立ち去れ。衆院選"トップ当選"から1年、永田町から衝撃のメッセージ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 政治家はどうあるべきか。いまの日本の政治レベルの低さを改めて感じさせる著書。「政治家は貴業、虚業でなければならない」という言葉は初めて聞いたが、確かに庶民性を求める現代風潮は政治家がかくあるべきという像を議論せず、話題性などをもって出てきたように思う。またやはり、国民が政治により関心を持ち、正しく認知すべきであると強く感じた。

  • 舛添要一が参議院議員1年目に執筆した書籍。これを読むとまぁ、舛添氏が自民党を離党したのも分かる気がする。彼は決して自民党にこだわりは無かったのだろう。

    もとい、本書における最大の目的は「内閣総理大臣として必要な資質」
    それを論じるために「政治家として何が必要か」という点も述べてある。

    内閣総理大臣に必要な資質の第一として提示された「ヴィジョン提示力」
    本書で考察されている小泉政権にしてもそうだが、現野田政権においてもこれが欠如しているように思う。
    今で言うなら「増税をして、国民の皆さんに苦労を強いることになります。」というばかりで増税の後にどういう明るい未来が待っているのかを示してくれないのだ。

    政治家に必要な資質としては繰り返し「歴史と古典」が挙げられている。確かに、と頷ける理由が多数、歴史と共に書かれているので読んでいただきたい。

    あとはこれまた現代でも問題となっている「テレビの影響」
    政策論争を政局に落としこんでワイドショー化する今日のメディアとそれに踊らされる国民についても述べてある。
    メディアもだが、それに踊らされる国民も非常に馬鹿馬鹿しい。


    本書で最も心に残ったフレーズ。

    「国民が政治的に成熟した「一流の人物」になるには、成熟に向けた訓練が必要になる。例えば、「地方自治は民主主義の学校」といわれるが、まずは自分の身近にある問題をどう解決するか国民一人ひとりが考えることである。」(p190)


    本書は現代の政治考察にもつながるものがある。
    ぜひ、一読されることをおすすめする。

  • 2008/1
    今では厚生労働大臣として内閣に属している著者が政治とは何か、それを熱く語り、なおかつ当時の首相である小泉氏を強く批判している本。
    政治論については理解ができるが、その後の氏の言動などを考えると疑問も感じる一冊。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

舛添要一(ますぞえ・よういち)

 1948年、福岡県に生まれる。1971年、東京大学法学部政治学科を卒業し、同学科助手。パリ大学現代国際関係史研究所客員研究員、ジュネーブ高等国際政治研究所客員研究員などを歴任。1989年、舛添政治経済研究所を設立。2001年、参議院議員選挙に出馬し、168万票を得て当選。 2005年の自民党「新憲法草案」のとりまとめに際しては中心的な役割を務め、2006年からは参議院自民党の「ナンバー3」政策審議会長を、2007年からは厚生労働大臣をつとめる。2014年、東京都知事に選出される。
 著書には、『母に襁褓をあてるとき―介護闘い日々』(中公文庫)、『内閣総理大臣―その力量と資質の見極め方』(角川oneテーマ21)、『永田町vs.霞が関』『日本新生計画』『日本政府のメルトダウン』『憲法改正のオモテとウラ』(講談社)などがある。

「2014年 『母と子は必ず、わかり合える 遠距離介護5年間の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

舛添要一の作品

ツイートする