他人の心を知るということ (角川oneテーマ21 C 61)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047041257

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  • コミュニケーションとは、
    「相手に意味を伝える⇔相手の伝えようとしている意味を受け取る」
    ということだと思ってました、この本を読む前までは。

    "コミュニケーションとは、「冗長性」をめぐって次々と賭けを行っていき、冗長性を増していく行為である"とこの本では言う。
    この賭けという言葉に、今まで意味を伝えなきゃとある種縛られていた自分が解き放たれ、だめでもともときちんと伝わったらラッキー的な、気持ちの軽さをもたらしてくれた。

    コミュニケーションについて、新たな視座を提供してくれた、僕にとってはありがたい本。

著者プロフィール

日本女子大学人間社会学部教授。1996年,京都大学理学研究科霊長類学専攻単位取得退学
主な著書:『他者の心は存在するか―「他者」から「私」への進化論』(金子書房,1999),『ゼロからはじめる心理学・入門―人の心を知る科学』(共著,有斐閣,2015),『赤ちゃんの視覚と心の発達 補訂改訂版』(共著,東京大学出版会,2019)ほか

「2019年 『心理学実験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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