適応上手 (角川oneテーマ21 A 33)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047041714

作品紹介・あらすじ

価値基準が混迷する、こんな時代だからこそ、自分の心と体の生理・摂理をじっくり見つめれば、次の一歩が見えてくるはずだ。老人介護、更年期、リストラ、ローン、保険、登校拒否…日ごろ抱えている"心のもやもや"を解決してみませんか?社会や会社や学校に「過剰適応」させられている現代人へ、お悩み解決のための、実践的な「適応術」を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • 1988年の著書・「ぼくが医者をやめた理由」がベストセラーとなって作家に転向した内科医の永井明による人生の指南本。カナダ・モントリオール大学に留学し、「ストレス学の父」と呼ばれたハンス・セリエ博士のもとで研究を重ねた経験から、社会におけるストレスのしくみを解り易く解説し、どうすれば人間は楽に生きられるかを教えてくれる。「お金に縛られない」「プライドは持たない」「仕方ないことは仕方ない」と、無駄を取り払って何事にも囚われない自由な生き方を取り入れた永井氏の信条は素朴で潔い。生老病死さえも自然に受け止めようという考えを実践した著者は、本書を出版した2004年に肝臓がんにより56歳の若さで亡くなっており、「遺書」とも呼ぶべき一冊。正直で、飾り気のない生き方のお手本のような人生だ。

  •  やや古いが、ストレス解消のための指針となるかと思い読む。ここまで開き直る?ことができれば確かに強い。開き直り切れないのは見栄のせい?とか色々考えはじめて、それがまたストレスを生んだりして・・。

  • 日本に住む我々の普段の生活が、ストレス刺激に対していかに過剰対応をさせられているか、ストレス学を切り口に生活スタイルを見直してみても良いのではないかという内容。
    基本的には、マイペースライフの薦めです。
    少し前の私なら完全に拒絶したくなったでしょうが、今はこのくらいの心構えでちょうど良いのではないかと思っています。
    読んでいて共感する部分が多く、面白かったです。
    基本的に好き嫌いが分かれる内容だと思います。

  • この中に展開されているのは、私の生活とは全く違った生活。著者によれば、「背負いすぎる人たち」に私はモロはいる。ストレス学でいうところの「過剰適用」。自分で改めて、そーだよなーとは思ったが、思ったところで簡単に治せるものではない。面白い本ではあったが、ちょっと消化不良気味。

  • 仕方ないことは仕方ない。
    もっと気楽に融通無碍に行きましょうや。
    落とせる荷物はたくさんあるはずだ。余計なものを捨ててしまうこと。もっと楽しく生きられるのになあ。
    負担が重すぎるなら、軽くしちゃえばよい。
    誰ひとりとして自分の存在を認めてくれないというのは、少々さみしい気もするが、それもまた人生。100人中100人の評価すべてを勝ち取ろうとする方がおかしいのではあるまいか。基本的に他人が自分のことをちゃんと評価してくれることはない。
    プライドなどなくたって人は生きていける。いや、そんな余計なものを持たない方がよい。
    何のために生きるか。そんなことは誰にもわからない。そもそも自分の与り知らぬところで、この世に誕生したのである。名門の家に生まれようが、大金持ちの家に生まれようが知ったことではない。
    あるがままを大切にしよう。不安に抵抗したり回避したりしないで、とりあえず受け入れてみよう。

  • [ 内容 ]
    価値基準が混迷する、こんな時代だからこそ、自分の心と体の生理・摂理をじっくり見つめれば、次の一歩が見えてくるはずだ。
    老人介護、更年期、リストラ、ローン、保険、登校拒否…
    日ごろ抱えている“心のもやもや”を解決してみませんか?
    社会や会社や学校に「過剰適応」させられている現代人へ、お悩み解決のための、実践的な「適応術」を教えます。

    [ 目次 ]
    第1章 不真面目のすすめ
    第2章 ストレス学のお勉強
    第3章 立派すぎる生き方
    第4章 備えなし、憂いもなし
    第5章 都市生活のすべてがtoo much
    第6章 現代「生老病死」事情

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著者プロフィール

1973年東京医科大学卒業。大船共済病院・内科研修医。
1979年モントリオール大学国際ストレス研究所所員。
1981年神奈川県立病院内科医長。
1983年同病院・退職。
以後、医療ジャーナリスト。

「1991年 『ボロウドタイム 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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