抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)

制作 : Helen Mears  伊藤 延司 
  • 角川書店 (2005年6月1日発売)
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  • レビュー :17
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100015

作品紹介

何が日本を勝てない戦争に追い込んだのか?日米関係の原点を知るための歴史に封印された知られざる真実。

抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • 1948年に、東洋学を研究したアメリカ人女性の手によって、「日本はこういう考えの元に戦争へと突入したのだろう」と解き明かされた原著を、翻訳した本。

    それにしても「アメリカの鏡・日本」というタイトルが秀逸である。このタイトルの意味が分かれば、本書の内容は8割以上読めたも同然である。

    このタイトルが言わんとしているのは、つまり
    「欧米諸国が批判している日本の行動は、まさに日本が欧米の“行動”(口先だけの理念でなく)から学んだことだよ。日本という鏡に映った姿が、私達アメリカの姿なんだよね」ということなのである。

    このように、自国の耳に痛い、他国のものの見方を解き明かせる人がいるというのが、アメリカの強みなのだろうと感じた(翻訳者の前書きを見るに、流石にアメリカに手厳しすぎて、アメリカ内での受け入れはよくなかったようだが)。

    同時に、現在、私達がある意味強国として見ている考え方と全く違う見方や考えを、国際社会から非難されている当事国は持っているんだろうなとも思った。

    このように、立場が違うとガラッと見え方が変わるというのを知るには、本書は最適であると思う。

  • 世界中の誰もが納得のいく歴史の教科書を書くというのは、そもそも無理だと思う。勝てば官軍というメリットは間違いなくあるし、虐げられた事実を強く訴えれば他国を悪者に出来るメリットも間違いなくある。

    この点で日本は、本当に外交が下手だと思う。目からウロコが落ちた本。

  •  近頃書店で目につく、日本礼賛の書かと思ったがそうではないようで。筆者は太平洋戦争前に日本と中国に渡ったアジア研究家で、GHQによる日本の占領政策にも関わり、深い知識をもった女性である。

     本書を通じて報告されているのは、驚くべき日本軍の欠点と、あり得ないほどに日本軍の力量を過大評価したアメリカ軍の失敗である。

     資源を海外に頼むしかない日本の事情を知りながら、石油や鉄鋼を禁輸とし、戦争へと追い込んだアメリカの思惑。

  • 日本専門家でありGHQの一員でもあった著者が、日本が敗戦に至るまでの国際関係を客観的に振り返り、母国アメリカを痛烈に批判した書。1948年に出版、日本語訳は当時マッカーサーにより発禁処分。60年以上経った今、新書で簡単に手に取れることがすばらしい。太平洋戦争についての本は何冊か読んだが、どれも人物の行動や思想を中心とした解説が多く疑問が残った。この本はその点、当時の国際経済の解説が豊富でとても分かりやすい。日本人であれば一度は目を通すべき。

  • アメリカの鏡・日本

  • 日本の敗戦後の歴史を学ぶのに格好の教科書

  • なぜ日米開戦に至ったか、これ一冊だけでも…
    著者ヘレン・ミアーズは英米へのイロニーに満ちたエクリチュールで、「記録」を平明に解き明かした。

  • 第二次世界大戦後にアメリカでこの本が出版されてることに驚き。学校で教わらない近代史を学べる良書

  • [ 内容 ]
    何が日本を勝てない戦争に追い込んだのか?
    日米関係の原点を知るための歴史に封印された知られざる真実。

    [ 目次 ]
    第1章 懲罰と拘束
    第2章 世界的脅威の正体
    第3章 改革と再教育
    第4章 最初の教科「合法的に行動すること」
    第5章 鵞鳥のソース
    第6章 第五の自由
    第7章 誰のための共栄圏か
    第8章 教育者たちの資質
    付録

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    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 原著の古さをあまり感じさせない内容。
    翻訳でも皮肉が伝わってくるので、原文を読めたらきっと面白いんだろうなぁ。

    別に「日本は悪くないよ!」という日本擁護本ではありません。さして高くない新書なので、気軽にでも手に取ってみると良いと思います。

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