マジックの心理トリック 推理作家による謎解き学 (角川oneテーマ21)

  • 角川書店 (2005年7月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784047100039

作品紹介・あらすじ

タネや仕掛けがわかっても、話術と視点の違いで騙されてしまう。ミステリの謎解きやトリックの造型は、そういう意味でマジックと非常に近い。観客側から描くマジック評論。

みんなの感想まとめ

心理トリックやマジックの魅力を深く探求する内容が展開され、読者を引き込む一冊です。著者はアマチュアマジシャンでありながら推理作家でもあり、マジックの背後にある思いや技術についての洞察が豊富です。特に、...

感想・レビュー・書評

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  • 自身もマジックが大好きなミステリ作家・吉村達也氏が、手品になぜ驚くのか、タネ明かしは悪いことなのか、トリックが全てではない手品師の技巧についてや本当のマジックの魅力についてわかりやすい文章でつづった一冊。
    まだまだ終われないTRICK熱を受けてついに奇術関係の本まで手にしてしまったゾ、と言う流れで読んだものです。本当は全部読むつもりなくてさっさと返却しちゃおうかなと思ってたんですが、思いのほか面白くて。2005年に手品ブームだったのか、そうか、そうなの? と思いながらも、決してタネあかしをしているわけじゃないんだけど、文章で説明されるその不思議なマジックに読んでるこっちも「なんでー?」でした。こりゃ実際に見たらすごーい!って拍手喝采だろうな。
    読んでいて初めて理解に至れたのが、手品師の技巧のすごさ。必ずしも奇術の道具(ギミック)だけに頼るだけが手品じゃない。むしろそれは全体の二、三割くらいで、手品師の「手」の技、そして手品師自身の人間の魅力によるところが大きいんだと言うことに初めて気付かされました。また古くからある単純な手品をアレンジして新しい手品で驚かせる、っていうところも読んでて、「あー落語家みたい。っていうか手品って落語みたい」と思ったり。手品も落語もともに寄席に行けば見れるもの、大衆演芸の仲間ですが、手品も落語も、どういうものかわかってて、タネだってわかっているものがあったりもするけど、演者によって面白くもつまらなくもなる芸ですよね。がらり!と変わるものでもある。また技巧について、手品はいわゆる色物さんの芸だけど、考えてみれば色物って大神楽とか独楽回しとか、決して一朝一夕で出来る芸ではないよね。手品も、見てれば「簡単じゃん、誰でも出来そう」って思うけど、実は全然違う。演者自身の魅力も重要になってくる分、もしかすると大神楽・独楽回しよりももっとハードな修行をつまないと出来ないかも…と思いました。いや、マジシャンのみなさんすごいわっ
    本書で一番グッと来た文章は、「奇跡を生み出すのは巧妙に仕組まれたトリックかも知れないが、感動を呼び起こしてくれるのはマジシャン自身の魅力だ」 これには雷に打たれたようでした。自分がTRICKにはまってることもあるけど、やはり一番大事なのは、その人自身。結局はそこに帰結するんだろうな… 吉村氏のミステリは全く読んだことがありませんが何か一つ読みたいなと思いました。はやみねかおるのようにTRICK書いてくれないものか…

  • 最初は、確かに心理トリックの解説が主であり、結構楽しめたが、やはりトリックのタネ証をせずに、真理的な問題にのみフォーカスを当てること自体に無理があり、だんだんと「タネはどうなってるんだよー」という感じになってきた。そこに来て、最後のほうはマジックを見るための心得がだらだら。龍頭陀尾とはこの本のことだろう。

  • なかなか面白かった

  • ターベルコースの紹介があったのは嬉しい!

  • 子供の頃マジックが好きだったので手に取りました。誇り高いマジシャンの思いや、マジック技術意外にマジシャンに必要な者等色々奥行きの深い話が多く面白かったです

  • マジックに対して真摯に取り組むアマチュアマジシャンであり、かつ推理食説作家でもある著者が、マジックの魅力を説く一冊。

    マジックの指南書や暴露本ではないので、もって回った言い方が目立つが、それ以外は非常に勉強になった。

  • マジックの解説の中で、人が如何にダマされるかを解説した良書。
    著者はミステリ作家です。

  • 68 冊目

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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