憲法力―いかに政治のことばを取り戻すか (角川oneテーマ21)

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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100053

作品紹介・あらすじ

「国民」である前に「有権者」たれ。「憲法力」とは「ことば」への信頼である。「憲法」を裏切り続けることで、「ことば」を裏切り続けた政治に私たちから終止符を打つ方法とは。

感想・レビュー・書評

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  • 社会主義の筆者
    最終的に憲法改正には反対なのだなと。
    憲法改正の良否は、知識不足により判断つかず。
    安直に60年前、かつ敗戦後にできた憲法は、ものすごい勢いで変化した日本にマッチしていないとは思っているものの、やはり知識が足りなすぎるな。。。
    柳田國男さんの件りはいろいろ気付きがあったな。

  • 【9】

  • 柳田国男は、第1回の普通選挙がおこなわれたとき、人びとが一人の有権者として行動するのではなく、地域的な共同体による利益誘導に簡単に囲い込まれてしまったことを見て取り、「個としての有権者」の不在を嘆きました。著者は、柳田が嘆じたのと同様の状況が、現在のムード的なナショナリズムにも見られるのではないかと論じています。

    その一方で著者は、「憲法前文を自分で書いてみる」という運動を続けています。その中で、中高生が「固有の私」から出発して、互いに異なる人びとが作り上げる公共性への道筋をたどっていったことに、驚きを感じたと述べています。著者は、言葉を通して、「固有の私」から「公共性」を立ち上げていく、柳田国男が求めたような有権者の誕生を目の当たりにしたのです。

    さらに著者は、日本国憲法が「悪文」だという改憲論者たちの批判に答えるため、作家の池澤夏樹による日本国憲法の「新訳」を紹介し、現在の憲法の文章を作ることで戦後民主主義の理念としての公共性を作り上げようとした人びとの歩んだプロセスを追体験することになるのではないかと論じています。

    ムード的な改憲論者たちよりもはるかに真剣に、公共性の再構築をめざす著者の姿勢には、すなおに頭が下がる思いがします。

  • 私は法律屋ではないので専門的なことはわかりませんが、二十歳になるに先駆けて読みました。
    自分がどのように「国民」であり「有権者」であるかを、真面目に考えつつ選挙権を行使したい。

  • ¥105

  • マンガとかサブカル系のものを本屋で立ち読みしてばっかりだったこのひとが、もうほとんどベタってかんじで書いてる。今のおとなにかけているのが公民権を行使するのに必要なチカラだ、つぅ話なんだが、柳田國男、田山花袋、ラフカディオ・ハーンを取り上げて日本の近代化を説明しているくだりがわかりやすい。

  • 俺も憲法前文書いてみてーなって思った。
    歴史学的に現行憲法を語るのが意外と斬新。民俗学の柳田國男センセイとかさ。ありそうでなかった本。

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