決断力 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 688
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100084

作品紹介・あらすじ

天才棋士が初めて大公開!「決断力」「集中力」の極意!「勝つ頭脳」は、こうして決断する。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。内容は少し物足りなさを感じたが、私の謙虚さが足りないせいでもある。
    仕事や私生活などにも活きることが書かれている。

    将棋ってかっこええやん......

    将棋ルールは知っている。小学生の頃は、名ばかりの将棋クラブに、1年間だけ所属していた。全くのド素人で、NHKで放送されてる将棋を見続ける気力もない私だ。
    そんな私だが、若いころから、羽生さんに妙な憧れや、尊敬の念がある。

    「才能とは、継続できる情熱である」
    まさに、この言葉に集約されている。

    本書では、プロ棋士として将棋への向き合い方を通して、羽生さん自身の考え方が述べられている。変化していくことへの、前向きな姿勢などは、とても真似できそうもないが、見習うべき姿そのものだ。
    欠点は、長所となり得るという部分は、使い古された言葉ではあるのだが、羽生さんが言うとやはり考えさせられる。言葉ではなく自身で感じなければ本当の意味は理解できないだろう。それはやはり実践から得る以外にない。
    研究を重ね、感覚を磨き、知識を知恵に変えることで大局観が出来上がっていく。
    その積み重ねが、ここぞという場面で決断を下す為の役割を果たす。
    又、他のプロ棋士の話もよく出てくる。多くの棋士を尊敬し、学ぶべき相手であると、書かれている。当然のことの様に感じられるが、実践できるのはごくわずかであろう。勝負の世界なのだから。

    最後に、将棋のグローバル化を望んでいるとの話も出てきた。相撲や柔道に見られるグローバル化は将棋をより深いものにする為に必要だろう。
    又、日本人が誇る、知恵や文化を世界に示すこともできると書かれている。

    ※2020年現在もプロとして活躍されているし、何よりまだ49歳なんだ!と驚いた。

  • 良書。当代きっての第一人者が、これまで歩んできた中で苦労されてきたことがつづられている。

    ■まず自分の頭で考える

    ■情報は「選ぶ」より「いかに捨てるか」が重要

    ■一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。

    ■勉強法のプロセスは今も昔もかわらない。
    ①アイデアを思い浮かべる
    ②それがうまくいくか細かく調べる
    ③実戦で実行する
    ④検証、反省する

    表題にある「決断力」については、書の半ばに
    「将棋を指すうえで、一番の決め手になるもの」であるといい、いつも決断することは本当に難しいといわれる。

    本書は、その決断を正しく行うための本質とは何かを
    問い合わせている問いかけの書に思える。

  • 羽生さんの生き方がよくわかる。
    シンプルであること。平常心であること。学び続けること。八面玲瓏という言葉は知らなかったが、自分を客観視できる心の冷静さを求めるというのは、棋士のみならず誰にとっても参考になる姿勢。
    学び続ける、ということについては、幾つになっても新しいことにチャレンジすることが大事。「過去にどれだけ勉強したかではなく、最先端の将棋を、どれだけ勉強したかが重要」という言葉が羽生さんの凄みであり、我々ビジネスマンも見習うべき姿勢だと思う。

  • しばらく羽生さんブームが続きます。

    次に何を読もうかな、羽生さんが書いた本がいいなと思い『決断力』と『大局観』のセットを購入。
    昨日読んだ本のように、危うい羽生さんは見られないのが残念。

    将棋は日進月歩の世界だから、同じ所に留まっていること、すなわち成長を止めることが自分の身を危うくする。

    経験が、見えるものを助けることもあるけれど、経験がまた迷いや心配、恐怖を生むこともあって、必ずしも正しい判断に繋がるわけではない。

    この二つの言葉を、結構噛み締めてしまう。
    成長し続けることは大切だろうけど、でも、人間そう前進ばかりしていられるわけじゃない。
    けれど立ち止まれば、それだけ不利になると分かっている、そんな世界で新しい局面を追究し続けることの、凄さよ……。

    経験知の話についても然り。
    そこが若手との差になるはずだけど、それがあることで邪魔をする時もある。

    でも、そんな人間の姿が面白くて、そこを含めて見ていきたいという羽生さんは格好いい。
    そして、そんな人間が向き合う場としての将棋も、やっぱりいいなと思うのです。

  • 大事なのは
    ・決断とリストはワンセット
    ・欠点は裏返すと長所でもある
    ・早い段階で定跡や前例から離れる
    ・直感の七割は正しい
    ・事前研究が三、四割っを占める
    ・ミスには面白い法則がある
    ことです

  • 羽生善治氏の、将棋へほ取り組み姿勢を綴ったものだが、ビジネスパーソンとしての心構え、人生訓としても十分に通用する言葉ばかり。染み入ります。

  • 自己啓発、ビジネス書を読まれている方には「読んだ事ある内容だな」と、思われるかもしれません。言い換えれば、自己啓発系の書籍としても参考になります。

    失敗を恐れず、挑戦を続ける事。努力を続ける事。その場の流れに乗る事。
    孫子兵法でもたしか、最高の兵法は無形、水の如しと説いていたような覚えがありますが、流れを読みつつ適した判断をするというのが、勝負の世界では共通なのですね。

  • 自分の決断力や判断力のなさ、切り替えの悪さに嫌気がさして読む。当たり前だけど、決断力は一朝一夕では身につかない。羽生さんは常に学び続けているからこそ強い決断ができる、将棋の筋を読むことができる…、才能とは持続させることができる力、努力せねば、と思った。

  • 才能とは継続できる力であるの部分と直感の7割が正しいの部分がとても好きである。

  • 天才こそ当たり前の努力を重ねているし、誰よりも真っ当な考え方を貫いている。
    変わり続けなければ腐ってしまう。

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著者プロフィール

◆監修 羽生善治(はぶ・よしはる)
1970年埼玉県所沢市生まれ。二上達也九段門下。1985年、プロ四段になる。史上3人目の中学生棋士。1989年に初タイトルとなる竜王を獲得。1994年、A級初参加で名人挑戦者となり、第52期名人戦で米長邦雄名人を破って初の名人に。将棋界の記録を次々と塗り替え、1996年には谷川浩司王将を破って、前人未到の七冠独占を達成。どんな戦型も指しこなすオールラウンダー。2014年には4人目となる公式戦通算1,300勝を史上最年少、最速、最高勝率で達成。2017年、第30期竜王戦を制し、すでに保持していた永世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖を合わせ、「永世七冠」の資格を獲得した。最近は将棋界だけでなく、AI知能との未来についての対談・取材を精力的にこなす。広く財界の人々との対談からその考え、生き方を広めていく活動も続けている。将棋界のスーパーヒーローである。

「2022年 『羽生善治監修 はじめての人ともう一度の人の 詰将棋 - 1・3・5手詰 –』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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