新卒ゼロ社会 増殖する「擬態社員」 (角川oneテーマ21)

  • 角川書店 (2005年12月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784047100244

作品紹介・あらすじ

税金の徴収から年金まで、企業の定期一括採用を基本にした社会モデルが危ない! 新入社員意識調査から見えてくる未来を分析し、ニートやジョブ・ホッピング問題を超えた日本の社会システムそのものに警鐘を鳴らす。

みんなの感想まとめ

新卒社員の意識やライフスタイルの変化を探る本書は、過去の調査データを基に新卒一括採用制度の未来を考察しています。著者は、これからの時代において中途採用が一般化し、新卒一括採用が減少する流れを示唆してい...

感想・レビュー・書評

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  • 考え方は、新卒一括採用を使う企業は徐々に減っていき、自然と必然的に中途採用が一般化するだろう、これからはそういう時代になる、という主張。
    新卒一括採用が悪い、という意見ではなく、世の流れ的に勝手に変わっていくようだ。
    最初と最後はよかったが、中間部のアンケートデータを分析してみせるところは余分な気がした。

  • 40年間の調査結果を元に、各世代ごとの新卒社員の歴史から、特徴までを丁寧に解説されています。

    特に、ライフスタイルの55年体制から、バブル期入社の社員については、自分の世代と離れているので知らないことだらけで、勉強になります。

    ただ、書かれてから3年が経過し、自分たちの世代含め、新卒社員のことを知るには少し物足りないです。

    上司の世代を知るためにはいい本だと思います。
    ぜひ、続編も書いてほしいです。

  • [ 内容 ]
    新入社員がいなくなる日。
    ニートやひきこもりを超える日本の大問題!
    社会が直面する決定的なパライダイム・シフトの全貌とは?
    40年に亘る「新入社員意識調査」が伝える衝撃の事実。

    [ 目次 ]
    第1章 新入社員はどこから現れたのか?(新人社員イコール社卒社員―終身雇用と定期一律一括採用の時代;学校と会社との接点での名人芸的調整 ほか)
    第2章 ライフスタイルの五五年体制(地縁・血縁連合体制から職域一辺体制へ―生活のサポート体制の変遷史;植木等のサラリーマン像―無責任の構造)
    第3章 新入社員今昔(四十年間の意識の変化;就社から就職への流れ ほか)
    第4章 本当に新入社員がいなくなる日(もう一つの意識調査の流れ―“仕事で自分探し”はいつから?;手遅れになりつつある企業内の世代交代)
    第5章 擬態社員の時代(見えない世代;巧妙な擬態に隠れて ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 前半の主張と言うか、論立ての流れはすごくいいと思う。

    ただ、この本の出た時期かもしれないがフリーター・ニート問題(?)を
    飢えないことからくる、自己の選択と切ってしまうのはどうかと思う。
    最近の論調からすると、就職できなかったことによって、
    選択の余地なく進まざるを得なかったというのが正しいように感じる。

    ということで、後半が残念。

  • 豊か過ぎる社会で新たに社会へ出て行く多くの新入社員達は何を考えているのだろうか。それを、過去のアンケートと現在のアンケートに照らし合わせて比較した内容が前半。
    後半は、その変化をどう見るかが書いてある。(古き時代の大勢であった)自己実現や、自己成長に繋がる意識を仕事に持ちつつも、そこから少しずつ離れていく新卒社員、まったりライフや、趣味、私生活指向型の性質が現れつつある。前半のページの興味深い情報をあげておく。「何のために働くか?」の九つの選択肢質問に対して、毎回優位になる三つの答えがある。「経済的に豊かな生活を送りたい(以下リッチ)」「楽しい生活をしたい(以下エンジョイ)」「自分の能力を試す生き方をしたい(以下チャレンジ)」。70年から毎年しているこの調査では、バブル機にリッチ、すなわち経済的成功が強い志向となった例外を除けば、楽しい生活、自分の能力を試す両者が拮抗していた。しかし、近年、そのチャレンジ志向さえ落ちてきているという。残るは「楽しい生活=エンジョイ」のみであり、そこには、仕事とは離れた非日常世界で楽しく暮らすというイメージが強い。勿論、楽しむことは悪いことではない。が、どうも、逃避的イメージを拭いきれない気もする。資源も何もないこの国で、あくせく一生懸命働く事をやめたら一気に最貧国直行なのだが。おそらく、当たり前の様に「経済的に豊かな生活」を手に入れた多くの(全てではない)今世代は、何か盛大に勘違いしてるのではないだろうか…。杞憂であればいいが。

  • 分類=雇用。05年12月。

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