ケンカの作法―批判しなければ、日本は滅ぶ (角川oneテーマ21)

著者 :
制作 : 辛 淑玉 
  • 角川書店
3.09
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本棚登録 : 51
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100404

感想・レビュー・書評

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  •  ライトな方々からすれば顔を真っ赤にして怒りそうな内容が盛り沢山。あたしもそうだし、ほとんどの人にとっては自分がどっちの立場かという質問にハッキリと答えることができないと思うが、いずれにしろどんな発言もできる状況を維持しておくということがとりあえずの「正解」なのではないか。プライバシーや名誉の問題もあるから簡単に割り切ることはできないが、もっともらしい理屈で口を塞ぐといった手法は最高法規などによって権力を制限された為政者の常套手段だ。辛さんや佐高さんのような人たちの発言の音量が少なくなってきたらいよいよ危ないと思ったほうがいいと思う。

  • 六年前の新書なので、ちょっと賞味期限切れっぽくて、
    今更ここに挙げるのもどうかなぁと思いつつ。
    スポーツ新聞や雑誌に連載された記事を再構成した本で、
    メインは当時の小泉政権批判。
    光陰矢の如し(笑)
    ちなみに、タイトルの真意は、
    理不尽な出来事に泣き寝入りするより怒りの声を上げよう、
    「泣くより怒れ」だ、ということで、
    暴力抜きの言論で戦うのがケンカの極意なんだそうだ。

  • タイトルちょっと違うんじゃないかな。
    批判をするときは論点がぶれないように、今批判している部分以外については語らない・こじつけないことが大切だ。OJシンプソンを裁きたかったらKKKにつかまえさせちゃいけない。正当な批判までわるぐちに見えるから。その点でこの本の語り方には不満がある。

    だけどわるぐち以外の部分は小気味良い。
    現在に絶望するけど、戦えるってことも信じられる。

  • 最初の方を読んで「私は間違えて朝日の本を買ってしまったのか?」と思ってしまった。けど、読み進めていくうちに左右関係なく批判しているのだということが分かった。日本人が世の中の問題を自分の事として受け止めてない、と書かれてるけど、それこそ日本人の精神性に関わってくるところだと思うので、朝鮮系のこの人には分からないんだろう、と。それがいいか悪いかといえば、いい悪いの価値判断の基準も判断をする人の育った文化に因るところなので、一概に悪いなんていえないんじゃないの?と思った。世界を相手にしようと思うと、日本人に見られる「切羽詰ってない問題に対する現実感の乏しさ」は、良くないことなんだろうけどね。

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著者プロフィール

1959年、東京生まれ。在日3世(韓国籍)人材育成コンサルタント。
 1985年、人材育成会社「香科舎」を設立。1995年、人材育成技術研究所開設。企業内研修、インストラクターの養成、マニュアル制作などを行うかたわら、webを使ったe-ラーニング「管理職検定」をプロデュース。NTVの『世界一受けたい授業』やNHKの『時論公論』などに出演し、執筆、講演も多数こなす。明治大学政治経済学部客員教授、カリフォルニア州立サンディエゴ校客員研究員、新聞労連検証会議委員、東京都企画政策室委員、かながわ人権推進懇話会委員などをつとめる。2003年、第15回多田謡子反権力人権賞受賞。
 主な著書に「怒りの方法」「悪あがきのすすめ」(岩波新書)「差別と日本人」(角川oneテーマ21)「せっちゃんのごちそう」(NHK出版)「鬼哭啾啾」(解放出版)「辛淑玉のアングル」(ちいさいなかま)「辛淑玉的現代にっぽん考──たんこぶ事始め」「辛淑玉的危ういニッポン考──たんこぶ事始めⅡ」(七つ森書館)「放射の時代を生きる3つのアクション」(伴英幸監修、七つ森書館)他多数。

「2013年 『その一言が言えない、このニッポン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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