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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784047100619
作品紹介・あらすじ
宮崎アニメや北野映画など、日本映画音楽の第一人者として20年にわたり活躍してきた著者が、オリジナリティのあるものを作り上げるための心がけを伝授。仕事に勉強に、新しい世界が広がります。
感想・レビュー・書評
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プロフェッショナリズムの本だこれ!この本もプロジェクト開始毎に読み直す
・いい仕事であるかどうかの評価を下すのは発注者であり世の中の需要
・その時々の自分の限界まで行ききり、行ききった先に何か新しい魅力が待っている
・自分が興奮できないようなものではダメ
・物事には時勢の流れが有る
・いかに多くのものを観て、聴いて、読んでいるかが大切
・自分を客観的に見ることに努める、第三者のように冷めた目線で客観的に構えている自分が自身にアドバイスをする
・自身がおかしたミスをまず認める、そして即座に気持ちを立て直す
・原因は必ず自分の中にある
・仕事はまず核心を突く、一番大事なところからやる
・楽な人生などない、みんな何かしら人知れず苦労している、だから自分から進んで苦労する必要はない
・苦労自慢をする人には自分を冷静に見つめる第三の脳、客観視能力がない、知性を感じない
・幅を広げたかったら知性を磨き、修羅場をくぐり抜ける
・沈黙の間を恐れない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは文句無しにおもしろい。超一流は、なんというか、行間から感じるパワーが違う。
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ジブリものの音楽担当でおなじみの久石先生の仕事論および芸術論。そしてやはり行き着くところは人生論。かといって抽象的な論調ではなく、ご経験された仕事を例示しながらご自身の考え方を分かりやすく語っている。芸術家として生きつつも生計を立てるにはどうすればいいか、といった実生活に結びついた方法論は「好きなことを続けながら生きていきたい」という願望を持った若者に限らない老若男女すべての人にとても参考になる。
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一流の人間の思考、行動力が見えた気がします。
ちょっと種類は違うけどものづくりをしてる人間として参考にしたい。
オンリーワンじゃなくてナンバーワンがいいに決まってる。
自分もあの歌嫌いです。 -
活字に全く興味を示さない妹。本は眠れぬ夜の睡眠導入剤だとかなんとか。iPhone や Twitter なんかは使いこなしていて賢い子だなと思いながらも、1年を経て再会したとき本棚の中身に変化が無いという人は私にとっては驚きです。そんな妹がこれ欲しい、と丸善で手に取ったのが本書。お、久石譲氏!なかなかお目が高いと思ったので買ってあげました。案の定彼女より先に私が読んでしまいましたがw
社会で頭1つ出ている人って、やっぱり聴衆の聴きたいことを要点をはずさず話してくれるなというのが率直な感想です。日本で世界で縦横無尽に活躍する作曲家の久石譲氏なら、ものづくりの仕事とはどういうものか、表現者としての生みの苦しみや無名時代に何に夢中だったか、ひらめきをつかまえるヒント + ノウハウ + コツ、創造力で大きな仕事をしていく他の表現者たちとのコラボや、逆にしのぎを削る様子、ルティーンワークに甘んじない姿勢、そういうことを素人にもわかるように、しかも堂々と語ってほしくて読者は久石氏の著書を手に取るのではないでしょうか。
とくになるほどと思ったのは、創造性と需要の狭間で揺れながら、どれだけクリエイティブなものを作っていくかを考え続ける彼の姿勢です。自分の好きなことを職業として選ぶからには、必要最低限のスキルを身につけ、純粋に自分の書きたい物を、好きな時〜に好きなだ〜け時間をかけて書くわけにはいきません。えてして素人はクリエイティブな肩書きを持っている人はそんな風に仕事をしていると考えがちですけど、そうはいかないものです。
生涯に一作きりなら誰にでも良い曲が作れる、プロとして身を立てるなら一貫性や継続性は不可欠。と彼は言います。とにもかくにも曲を書き続けること。力量を継続維持できるのがプロだと。
私の身近なところでいうと、例えば古めかしい住宅を一棟、若者向けのこじゃれたアパートにリノベーションしたとします。様々なアイディアや目に見えない工夫が凝らされていて、プロジェクトは大成功したとします。なにか化けて出てきそうだったボロ社宅は今や満室回転の優良物件になりました!と。
さて、大抵ここでちやほやされるのは建築家/デザイナーということになります。でも、同じ結果になった場合に、プロジェクトを引っ張っていたのが不動産会社だったということも、アパートの管理会社だったということもあり得ます。建築家は雇われて図面を引いたというようなケースです。いかにもクリエイティブな職業だからといって、いつも建築家がかっこいいことをしているかというとそうでもありません。長期戦でみると、こういったプロジェクトを継続的に成功させているプレーヤーがアイディアのオーナーシップを主張出来るのではないかと思います。どんなに良い物を作っても一発屋はプロではない、肝に銘じておこうと思います。 -
p5
ものづくりの基本は感性だとよくいう。感性も創造も答えでは説明しにくい。だが、人間はものを考えるという行為を、言葉を介してやっている。ということは、僕が音楽家としてやっている方法、考え方、視点、もっと無意識下の感覚、そういうものをできるだけ言葉で表現することで、透けて見えるものがあるのではないか。
p23
創造的でありながら、同時にたくさんの仕事をこなしていく。そのためには、気分の波に揺るがされないような環境づくりも重要だ。僕の場合、作曲の作業に入っているときは生活も一定のペースを保ち、できるだけ規則的に坦々と過ごすように心がけている。〜まず期限までに毎日どのくらいのペースでやっていかなければならないか考える。今日は気分が乗らないから書けない、などと悠長なことをいって自分を甘やかすことはできない。気分が乗らなかろうが、調子がよくなかろうが、ノルマを達成するとうに進めていかなければこなしきれない。多少体調が悪くても、気分が優れなくてもペースは崩さないように努める。
p28
〜だから、絵の人は考え方や行動においても、感覚的なものが突出する面が強いらしいのだ。
p30
「感性」という言葉でくくられているものを冷静に分析して整理していくと、もちろんその人の持つ感覚的なものもあるが、それ以上に、その人のバックボーンにあるものが基盤になっているのではないかと考えられる。〜作曲には、論理的な思考と感覚的なひらめきを要する。〜肝心な要素は、残りの5パーセントの中にある。それが作り手のセンス。感覚的ひらめきである。創作にオリジナリティを与えるその人ならではのスパイスのようなもの。これこそが〝創造力の肝〟だ。
p35
ゲーテの言葉にもある。「感覚は欺かない。判断が欺くのだ」と。
p48
創造力の源である感性、その土台になっているのは自分の中の知識や経験の蓄積だ。そのストックを、絶対量を増やしていくことが、自分のキャパシティ(受容力)を広げることにつながる。
p68
ある歌舞伎の女形が「私はバカが大っ嫌いです。バカってうつるんですよ」といったのを聞いたことがある。名言だと思う。
自分の置かれている環境を整備しないと、レベルというものはいとも簡単に下がっていく。
p73
新しいことに挑戦しようとするとき、経験則で水を差す人がいる。その人にとって、経験がプラスになっていない。むしろ進歩を妨げている。
うまくいかなかったのはなぜなのか、今度はそういうことがないようにするにはどうしたらいいのか、そこをきちんと踏まえてやればいい。それが経験を活かすということだ。
p101
ものをつくる人間に必要なのは、自分の作品に対してのこだわり、独善に陥らないバランス感覚、そしてタフな精神力、この三つだと思っている。どれが欠けてもうまくはいかない。
p128
〜ストラヴィンスキーにしろ、バルトークにしろ、マーラーにしろ、本当に素晴らしい。それに負けないくらいのスコアが書けたら、と僕は夢を見る。
p131
ステージに立つ前、僕は毎回必ず同じ行動をする。〜それをしながら集中力を高めていく。〜テーブルの上にタオルを敷いて、その上で鍵盤をイメージしながら手を動かしてハノンとかをやって、指を温める。
p133
〜商業作家としてこう在ろうとするものと、ものづくりとしての立場、作家としての純粋な満足との間には開きがある。
p138
人に聴いてもらう音楽として非常に重要なのはまず自分が一番目に聴衆として喜べること。自分が感動できるものを提出していかないと、周りの人、ひいては観客には響いていかない。そのためには、絶えず自分が興奮するものに向かっていくことになる。しかし、ただやみくもに「いい」「好き」と興奮しているわけではなくて、頭で考えたこと、感覚的なもの、映画や絵画などで感動したものを総動員したうえでつくっている。
〜ときどき、音楽は僕自身を決して幸せにしてくれないのではないか、と思うことがある。それほどに僕を悩ませ、苦しめる。しかし、それでも僕は音楽がやめられない。何もないところから曲をつくり出す瞬間が、何事にも代えがたく幸せであるから。
p157
〜時間というのは、自分でひねり出し、つくるものである。
p184
会社というシステムに入った限りは、男性も女性も関係なく、社長を目指そう。〜僕がそういう状況にあったら、絶対社長になってやると誓う。そのためにどうやって生きていくかを考える一番頭を使うのはそこになる。
p188
僕は、とにかく曲を書きつづけていきたい。たとえ周りの人間がバタバタと斃れようとも、それが許されるのであれば、屍を乗り越えてでも、いい曲を書くために邁進していくことが、作家としてあるべき姿だと思っている。-
「作家としての純粋な満足との間には開きがある」
この気持ちを心に残していれば、折れないで頑張れる。。。と思う。「作家としての純粋な満足との間には開きがある」
この気持ちを心に残していれば、折れないで頑張れる。。。と思う。2013/05/28
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ジブリでよく知っている久石譲さんの書。
古びてはいるが、話の展開が論理的で考え方がよくわかる。
作曲家して、より良いものを作り続ける、それも一流としてハイレベルの力を毎回発揮し続ける。
これまでの腑に落ちた道をいかに苦労が多そうでも選んできたからこそ今がある。 -
作曲する時の頭の中、海外と日本との仕事の違い。本人しか知らない音楽の話はとても面白い。
だけど後半になると飲み屋の隣の席にいる知らないおじさんがしているような説教話が混ざり始める。会社に勤めたら社長を目指さないと意味がないだとか競争しないなら自給自足生活しろ、とか、相当アルコールが進んだような訳のわからん事を言い始める。「赤提灯で上司の悪口言ってるようじゃダメだ」なんて手垢のついた言葉を口にする割に、あなた自身も飲み屋で好き勝手言ってるうちの1人じゃないの。 -
自分は音楽の人間ではありませんが、作品を作る上で共感したり示唆をいただくことが多くありました。後半は日本人の得意なことと不得意なことについて問題定義があり、自分の価値観の見直しを迫られました。大変よい読書体験でした。
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クリエーターとしての姿勢がとても印象的だった。思想の視点を気づかせてくれたり、視野を広げてくれる本。
久石さんは、頭の中で思い浮かんだことを言語化するのがとでも上手いんだなと思った。 -
最後に読んだのは5年以上前だが、あらためて読んでも屈指の名著。ストイックな姿勢を叩きこまれた。今の時代に合わないかもしれない。それでも、私はこれで行きたい。
・気分・体調にとらわれず、決まったルーティンでひたすら曲を作る(質より量)
・リラックスした瞬間、興味もないのに見に行った映画からアイデアが降りてくる(無意識がアイデアを生み出す)。
・No.1にならないと見えない世界がある。
・もがき、苦しむ。 -
想像力の源である感性、その土台になっているのは、自分の中の知識や経験の蓄積。サロンストックを絶対量を増やしていくことが、自分のキャパシティ需要力を広げることにつながる。
言葉はあだけでは意味をなさない。ありがとう。とつられることで初めて意味を持つ。本も文字、言葉、文章、そして文脈の連続性のもとに書かれる音楽も同じですし、映画も1個1個の映像のシーンが連なることで意味を持つ。つまり、音楽も文学も映画なども時間の経過の上で成り立っているものは論理的構造を持っている。それに比べて、絵は作品が表現するものが見た。瞬間にわかる瞬時に世界表現できる。力上がる。時間の経過は伴わない分、論理的なものより感覚に直に訴える。だから、絵の人は考え方や行動においても感覚的なものが突出する面が強いらしい
何でも宮崎さんの映画音楽を作らせてもらっていれば、1度でもつまらない。仕事をしたら、次に僕に声かからないことは知っている。いつもそういう切羽詰まった気持ちで引き受けている。毎回が真剣勝負苦しいのだが、この市場の喜びが全てを救ってくれるのである
物を作る人間に必要なのは自分の作品に対してのこだわり、独善に陥らないバランス感覚。そしてタフな精神力この3つである。どれが欠けてもうまくいかない。
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要約ではなく感想。クリエイティビティの発揮には論理的思考と自分の認知プロセス認知システムに対する深い理解が必要。豊富な引き出しや様々なことに対して理解できる幅、感受性を広げるために教養が必要。学問的な教養に限らず。
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久石譲さんの仕事への向き合い方が伝わってきた。創意工夫はしながら仕事していきたいし、そのためにも経験と知識をたくさん積みたい
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自分の考えと監督の考え、どちらも大切でバランスを取りながら作っていくことが大切だと知りました。どこに焦点を当てて作るのか、考えたことがない視点でとても面白かったです。
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仕事への向き合い方はそれぞれだけど、やはりプロの仕事への向き合い方は、同じだと感じる一冊。
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物語つくりたい期が来たので、作り手としてとても尊敬している久石譲さんの本が家にあったので再読。
感動をつくる=感性をとぎすます(日常の環境+大量のインプット)+5%のひらめき(直感力)
本は短いけど、音楽を通じて映像に唯一無二の世界観を与えた作品づくりの過程が言葉として記されている私にとってとても良書だった。
やっぱり、異次元なアウトプットを生み出すには超大量のインプット(知識/体験の集積、それを論理立てて再構築する力)が大事だと。センスは知識から始まるという本でもにたことを言ってておもしろかった。 -
久石譲の作品
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