感動をつくれますか? (角川oneテーマ21 C 116)
- KADOKAWA (2006年8月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047100619
感想・レビュー・書評
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仕事への向き合い方はそれぞれだけど、やはりプロの仕事への向き合い方は、同じだと感じる一冊。
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物語つくりたい期が来たので、作り手としてとても尊敬している久石譲さんの本が家にあったので再読。
感動をつくる=感性をとぎすます(日常の環境+大量のインプット)+5%のひらめき(直感力)
本は短いけど、音楽を通じて映像に唯一無二の世界観を与えた作品づくりの過程が言葉として記されている私にとってとても良書だった。
やっぱり、異次元なアウトプットを生み出すには超大量のインプット(知識/体験の集積、それを論理立てて再構築する力)が大事だと。センスは知識から始まるという本でもにたことを言ってておもしろかった。 -
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「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」「風立ちぬ」...と、29年間に渡ってジブリ音楽を手掛けた作曲家の久石譲が語る「音楽の感動」。数々のエピソードを交えながら、「感性は経験の積み重ね」「失敗の原因は自分の内にある」と語る作者の仕事に対するストイックな姿勢が伝わってくる。ただ欲を言えば、文章が作曲ほど上手ではないのか、タイトルの「感動のつくり方」に対する答えが今ひとつ明確でないのが原因のようで、アマゾンの読者レビューによる評価は星5つから1つとバラバラで賛否両論。ちなみに久石譲(ひさいし・じょう)の舞台ネームは、史上最も売れたアルバム「スリラー」をマイケル・ジャクソンと共に世に送ったジャズ界の巨匠「クインシー・ジョーンズ」の名前をアレンジしたもの。おやじギャグである。
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個人的に印象に残っているのは、長時間時間をかけたものや苦労したものに執着しないという話です。どうしても苦労して作ったものは自分の中でいいものだと思ってしまいがちですが、より良いものを作る上では実は不要であることもあります。そういった時に執着せずにそれを捨てることができることが大事だということです。この考えにはなるほどーと思いました。長い時間かけて作ったものって正直微妙な気がしても何とかして活用したいという気持ちになってしまいますが、それって作品の良さには関係のないただのエゴだったりします。その時に思い切ってそれを使わないという選択を取れるような心構えが必要なのだと思います。こだわりを持つという意味でエゴが全て悪いという訳ではないですが、自分が作ったものに対してフラットな状態を心の中のどこかに作っておくというのが大事なのかなと思いました。
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仕事への姿勢について、会社員でも見習いたいと思うところがいくつもありました。
久石さんのような素晴らしい音楽を作られる方でも毎回、自分の限界に挑戦しているのだから、自分はなおのこと頑張らなければ、と思わされました。 -
直感は当たる
いい音楽は譜面も美しい -
音楽に込めた思いと、誠実に向き合う久石さんの情熱が感じられた
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感覚はあざむかない。判断が欺くのだ。
言わないとわからないからI love youと言う。