どうせ生きるなら (角川oneテーマ21 A 55)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100671

作品紹介・あらすじ

僕の「セミ・リタイア宣言」後の優雅な生活は、予想に反して失敗だらけだった。仕事、人間関係、病気、セックスに至るまで、文明の進歩、日本人の意識の変化は僕の予定を遙かに超えてしまっていた。時代が変われば考えも変わる。ここで改めて「人生の選択」を少しばかり"修正"させていただきたい。

感想・レビュー・書評

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  • お馴染みの大橋巨泉。もう亡くなってしまったが、彼の「セミリタイヤ」の定評が有名だ。つまり半ば第一線を退き生活の半分を自分の趣味に生きようというもの。一年間の半分をカナダのバンクーバーやオーストラリアの自宅に帰っては釣り、ゴルフ、その他の趣味三昧だ。この生き方を勧めている。

    それはそうです。そうしたいですよ。でも著者は財産が資金あるからできることなんでと思ったが、そうでもない。資金がなくても心構えひとつで小規模のセミリタイヤができる。読んでも読んでも著者の自慢  話が始終でてくる。読むのを辞めようかと思ったが、何がひとつぐらい良いところ、或いは気に入ったフレーズごあるのを期待して読み進めていったらあったあった。

     最後の最後にあった。人はなんで生きているか。「死ぬまでに何をするかだ」というフレーズだ。
    この言葉の私流の解釈だけど、つまり金を残すことが大事なんじゃなくて金は使うもの。自分のためにそしてパートナーと一緒に使うそういうことなんだろうと思う。価値あるものに交換することがいかに大事だということだ。でもそれが出来ないんだよな。色々なしがらみがあるから、問題はそれをどう断ち切るか。立ち切れるかた。著者はそれを普通の人からみれば余りにも冷酷なしかたで断ち切れているのかもしれない。それが羨ましいと思える人はセミリタイルな生き方をしてるんだれうし、思えないひとはひたすら我慢の生活を甘んじて受け入れて生きている。

    ただのわがままだと思っていたが、最後まで読むとそうでもないことが分かってくる。

    一回限りの人生だ。我慢して生きるのはもういい。

    一度でいいから何もかも捨てて自分の好きたいように生きてみたもんだ。

  • [ 内容 ]
    僕の「セミ・リタイア宣言」後の優雅な生活は、予想に反して失敗だらけだった。
    仕事、人間関係、病気、セックスに至るまで、文明の進歩、日本人の意識の変化は僕の予定を遙かに超えてしまっていた。
    時代が変われば考えも変わる。
    ここで改めて「人生の選択」を少しばかり“修正”させていただきたい。

    [ 目次 ]
    第1章 「セミ・リタイア生活」その後(いつまでも老けない;七〇歳で二五〇ヤード飛ばす ほか)
    第2章 セミ・リタイア修正宣言(セミメリタイア修正宣言;いつまで生きる? ほか)
    第3章 「わがままな家族」夫婦の絆(巨泉「わがままな家族」夫婦の絆;夫婦円満の秘訣 ほか)
    第4章 「わがままな病」とのつき合い方(癌はある日突然に;人生の後半は病気とのつき合い ほか)
    第5章 人生の目的とは?(死ぬまでに何をするか;高島忠夫さんを襲った悲劇 ほか)

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  • you can't have everything すべてを取ろうとするな リタイアして少なくなるのは収入、有り余るのは時間 株やファンドはしない 不動産という投資 キャピタルゲインには課税なし 日本人は武士道の矜持を忘れたくない 人をうらやんでもキリがない スペイン プラド 日本人は子離れできない 岸信介 転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け 冠婚葬祭は原則として失礼している 小さくともキラリと光る国日本 武村正義 武者小路実篤 仲良きことは美しき哉 

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著者プロフィール

おおはし・きょせん/1934(昭和9)年、東京両国生まれ。本名・克巳(かつみ)。早稲田大学第一政経学部新聞学科中退。ジャズ評論家、テレビ構成作家を経て、1965年、『11PM』への出演を機にテレビタレントに転身。以後、『巨泉・前武のゲバゲバ90分!』『クイズダービ―』『世界まるごとHOWマッチ』『巨泉のこんなモノいらない!?』など、数々のヒット番組を手掛けた。1990(平成2)年、セミ・リタイアを宣言した。
『巨泉 人生の選択』『岐路』(いずれも講談社)、『頑固のすすめ』(王貞治氏との共著、角川書店)など著書多数。

「2016年 『ゲバゲバ人生 わが黄金の瞬間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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