差がつく読書 (角川oneテーマ21)

著者 : 樋口裕一
  • 角川書店 (2007年6月1日発売)
3.27
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  • 62レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100978

差がつく読書 (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • 以前よりは読書をする機会が多くなったが、なかなか自分自身の身になっている気がしない、なんとなく読んでいるという気がしていた時に目についたのがこの本。

    最近、雑誌などで読書に関する記事を何度か目にし、改めて、読書に関するプロの方の読書法というのを見てみようと思った。

    この本では、読書を「楽読」「実読」と分けているが、それは自分にも当てはまる気がした。 仕事柄、パソコン関連の書籍を実用書を読む機会が多いが、やはりこれは楽しむためではなく、知識を身につけるために読んでいるわけで、しっかり内容を理解しながら読む(結局、半分くらいは忘れているが・・・)

    最近、あまり小説は読んでいないが、小説を読むことで、その世界に入り込んで楽しむことを目的とするのもこれまた読書である。

    著者は、楽読と実読を交互に行うとよいとしているが、なかなかそうはいかないのが現実だったりする。 実際、実用書を一冊読むと、さらに知識を高めたくなり、もう一冊・・・となる。

    しかし、いろいろな書物を読むことで、「飽きる」ということを防ぐことができるかもしれない。

    著者ほどの学識がなく、なかなか著者が何を言わんとしているかまで理解することは難しいが、この著書の中で、

     

    情報は発信してこそ意味がある

     

    とあったが、以前にも似たようなことを雑誌読んだことがあり、発信することで、自分の理解度を確認することができる。 著者の言葉で言うなら、読後感をまとめるということである。

    このブログもそれを試してみたくて始めたものだ。
    まだまだ、考えがうまくまとまらないが、確かにこうやって文章にしてみると、どこまで自分が理解できているかがよくわかる。

    気張らずに、でもがんばって続けていきたいものである。

    最後に著者のおすすめ書籍が掲載されているが、私にはまだハードルが高そうである。 将来的には、すべて読破できるような知識と読書術を身につけたいものである。

  • 樋口先生の本は始めてです。本は大好きで物心ついて以来ずっと読書に親しんできたので、他の人、特に文章や評論のプロと呼ばれている人たちの読み方も気になるのです。タイトルに惹かれて何とな〜く手に取った一冊でしたが、本書を読み終わるまでにすっかり先生に恋をしてしまいました♪

    樋口先生の文章は簡潔なのに躍動感があって、豊富な知識をちりばめながら全くひけらかしにみえない。きっと読書に本当に夢中だったんだろうな。おこがましいですが、わかる!わかる!と相づちをうちながら自分の読書体験をいろいろ思い出しました。私にとって小学校の新学期が始まる楽しみは、まさに新しい国語の教科書が配られる瞬間でした。渡されたその場で読み始め、読みながら家に帰った (危ない!) ことを覚えています。教科書には作品全文は載っていないので、図書館で借りなおしていました。

    あと、江戸川乱歩の少年探偵シリーズに凝っていて、休み時間には図書室に入り浸っていました。なぜが欠けている巻があってあちこちの図書館を探し歩きやっと見つけたその巻の表紙を見て、小学校の図書室にはあまりにもふさわしくないわけだ、と納得しました。もの凄くグロテスクだったんですよ。読みたいけど触るのも嫌だ... とためらっていた私を察してさっと紙でカバーをかけてくれた図書館のお姉さんのおかげで、無事全巻読破できました。

    樋口先生。少年時代に胸を熱くしてルパンに没頭した頃から、大学院でフランス文学を専攻していたときも、アフリカ文学作品を翻訳する仕事をしていたときも、東進で受験小論文を教えるときもずっと、本を読むこと、文章を書くことを楽しんできた人なんだろうな、というのがひしひしと伝わってきました。そのことを心から楽しんでいる人からその話を聞くのは楽しいものですね。

    もの凄いスピードで本を読み、並外れた知識を持ち、自身の技術にもどんどん磨きをかけているのにちっとも楽しそうに見えなかった人と一緒にいたこともあれば、数ページしか読まない本を寝る前に何冊が抱えて今日はこれね、とごきげんで笑っていた別の彼に惚れ直したこともありました。本を多く読む人より、本が大好きな人とのほうが仲良くなれそうな気がします。

    気に入った本は暗記するほど何度も読む。お気に入りの作家をとことん追いかけてながら守備範囲を広げていく。文体、テクニックを楽しむ。私は子供の頃から思いっきり「楽読」が得意みたいです。樋口先生の「実読」のやり方も参考にしながらバランスよく読書を続けていきたいなと思う今日この頃です。

  • 実読と楽読の区別は面白い。ただ、そのための実践に共感できなかった。楽読を毛嫌いしていたけど、これからは読もう。

  • 1.実読 楽読 なにか行動に結びつけるため ただ楽しみのため 本への愛情 精読主義から多読へ 
    2.わからないことはきにしない 問題提起 確かに しかし 根拠 名言集をつくる  情報は形を変える 
    3.読書は覗きの快楽 
    4.じわじわと根本に影響ももたらす
    5. 不思議を不思議と思わせないのがうまい作者 
    6.透明と立ち止まりの文体 
    7.作者の考えに従属する必要はない 
    8.感受性と思想は違う

  • 昔に比べて読書量が減ったのもあるが、ここ数年楽読をしていないなと、この本を読み終えて改めて思った。

    また、多読、精読など本の読み方も説明してくれていたので、今後その点も意識して本を読み進めていきたい。

    楽読用の本を探そう。。

  • 著者の豊富な多読経験に基づく、読書法。
    何かの役に立たせようとするために情報をとる「実読」と、自分が楽しむための「楽読」に大別して、それぞれについて詳細にポイント解説。
    特に実読については、自身の読み方と対比させたが、すべての本は良書であるという構えを持ちつつも、いい意味での批判精神で読むという著者の論に共感。
    アリバイつくり読み、独立読み、裏付け読み、飛ばし読み、斜め読み、精読、 というフレームワークも面白いです。
    学校の教科書のように、精読時に本に線を引く勇気は、まだ自分にはありませんが…(笑)

  • 楽しみを求めて読むだけでもダメ出し、実用性ばかり求めるのもつまらない。この2つが合わさって深みのある人間になる。という言葉にはっとした。齋藤孝などの読書術本に隠された名本…かも。

  • 自分の読書術を数年ぶりにバージョンアップするために漁った本の中の一冊。
    何でこの本を買ったかが思い出せないが、ネットで見たか、他の本での紹介??多分軽い気持ちで衝動買い。



    大まかに、実読:楽読の2部構成。

    実読:何かの直接的効用を目的
    楽読:楽しみのためだけ。

    片方だけではなく両方で豊かな人生に。

    実読:その知識ではない「情報」を、紙幣流通のように伝播する形式と捉え、「発信」してこそ実読としての意味を為す。と。
    情報化時代での、時間効率化のために正確に読む本読まない本の考え方、巧く処理し何かを得、役立て、発信。
    その理解しなくて良い本は「多読」。
    その次に、やっと熟読と同義の「精読」。(著者はその多読と精読の併用。)

    技法的には、全読+部分読 の章:正確に筆者の文章を読み取るモノではないテクニックを4つと、きちんと理解することを目指す「斜め読み」。
    そして精読方法、発信テクニックなど。

    後半は楽読の方法と、著者の読んできた百冊紹介。




    個人的には方法論的テクニックを知りたい目的のため、前半の実読部分を熟読。

    正確に筆者の文章を読み取るモノではないテクニック4つや、発信テクの受け売り、薀蓄などの箇所は、
    個人的には必要なくまたは不自然であるため、パス。

    メインはこの本での「斜め読み」と、精読テクニック全般と、読後感のまとめの部分。
    非常に有益であった。(もちろんそれ以外の関係ない部分も)
    ここ最近のブクログでのレビューを書く時、大雑把な型はこの本のそれを使用していた。

    他の読書術本と表面的なワードが異なっているが意味的には同じ事が書かれており、その既知部分以外の個人的に引っ掛った所は
    文章の型、パターンや、著者独特の印の付け方、3WHAT3W1H、その他色々な「型」やテクニックが知れた点。
    その部分で、それまでの自分と「差」がついたのかもしれない。



    マインドマップにこの本の内容を展開し、個人的脳内から弾き出された抽象ワードは、
    「バランス読書術」となった。しかし個人的には小説の類は読まないので、その点で味気ない、バランスの欠けた人間ということになる。(その分、音楽鑑賞で補っているのかもしれない)
    という訳で読了後は「全体」としてはあまりスッキリしない本であった。
    いつの日か小説等を読むときは後半部分も参考に再読したい。

    (離)

  • いたって普通、これでは差がつかない。

  • いままでになかった読書の方法を教えてくれました。
    読書法に不安がある人、読書に意味が見いだせない人が手に取る最良の書だと思います。
    この本を通して、僕は小説を読むことの意義を見出すことができました。
    これからも楽しく充実した読書ライフを過ごしていきたいと思います。

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