差がつく読書 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 377
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100978

感想・レビュー・書評

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  • 以前よりは読書をする機会が多くなったが、なかなか自分自身の身になっている気がしない、なんとなく読んでいるという気がしていた時に目についたのがこの本。

    最近、雑誌などで読書に関する記事を何度か目にし、改めて、読書に関するプロの方の読書法というのを見てみようと思った。

    この本では、読書を「楽読」「実読」と分けているが、それは自分にも当てはまる気がした。 仕事柄、パソコン関連の書籍を実用書を読む機会が多いが、やはりこれは楽しむためではなく、知識を身につけるために読んでいるわけで、しっかり内容を理解しながら読む(結局、半分くらいは忘れているが・・・)

    最近、あまり小説は読んでいないが、小説を読むことで、その世界に入り込んで楽しむことを目的とするのもこれまた読書である。

    著者は、楽読と実読を交互に行うとよいとしているが、なかなかそうはいかないのが現実だったりする。 実際、実用書を一冊読むと、さらに知識を高めたくなり、もう一冊・・・となる。

    しかし、いろいろな書物を読むことで、「飽きる」ということを防ぐことができるかもしれない。

    著者ほどの学識がなく、なかなか著者が何を言わんとしているかまで理解することは難しいが、この著書の中で、

     

    情報は発信してこそ意味がある

     

    とあったが、以前にも似たようなことを雑誌読んだことがあり、発信することで、自分の理解度を確認することができる。 著者の言葉で言うなら、読後感をまとめるということである。

    このブログもそれを試してみたくて始めたものだ。
    まだまだ、考えがうまくまとまらないが、確かにこうやって文章にしてみると、どこまで自分が理解できているかがよくわかる。

    気張らずに、でもがんばって続けていきたいものである。

    最後に著者のおすすめ書籍が掲載されているが、私にはまだハードルが高そうである。 将来的には、すべて読破できるような知識と読書術を身につけたいものである。

  • いたって普通、これでは差がつかない。

  • 樋口先生の本は始めてです。本は大好きで物心ついて以来ずっと読書に親しんできたので、他の人、特に文章や評論のプロと呼ばれている人たちの読み方も気になるのです。タイトルに惹かれて何とな〜く手に取った一冊でしたが、本書を読み終わるまでにすっかり先生に恋をしてしまいました♪

    樋口先生の文章は簡潔なのに躍動感があって、豊富な知識をちりばめながら全くひけらかしにみえない。きっと読書に本当に夢中だったんだろうな。おこがましいですが、わかる!わかる!と相づちをうちながら自分の読書体験をいろいろ思い出しました。私にとって小学校の新学期が始まる楽しみは、まさに新しい国語の教科書が配られる瞬間でした。渡されたその場で読み始め、読みながら家に帰った (危ない!) ことを覚えています。教科書には作品全文は載っていないので、図書館で借りなおしていました。

    あと、江戸川乱歩の少年探偵シリーズに凝っていて、休み時間には図書室に入り浸っていました。なぜが欠けている巻があってあちこちの図書館を探し歩きやっと見つけたその巻の表紙を見て、小学校の図書室にはあまりにもふさわしくないわけだ、と納得しました。もの凄くグロテスクだったんですよ。読みたいけど触るのも嫌だ... とためらっていた私を察してさっと紙でカバーをかけてくれた図書館のお姉さんのおかげで、無事全巻読破できました。

    樋口先生。少年時代に胸を熱くしてルパンに没頭した頃から、大学院でフランス文学を専攻していたときも、アフリカ文学作品を翻訳する仕事をしていたときも、東進で受験小論文を教えるときもずっと、本を読むこと、文章を書くことを楽しんできた人なんだろうな、というのがひしひしと伝わってきました。そのことを心から楽しんでいる人からその話を聞くのは楽しいものですね。

    もの凄いスピードで本を読み、並外れた知識を持ち、自身の技術にもどんどん磨きをかけているのにちっとも楽しそうに見えなかった人と一緒にいたこともあれば、数ページしか読まない本を寝る前に何冊が抱えて今日はこれね、とごきげんで笑っていた別の彼に惚れ直したこともありました。本を多く読む人より、本が大好きな人とのほうが仲良くなれそうな気がします。

    気に入った本は暗記するほど何度も読む。お気に入りの作家をとことん追いかけてながら守備範囲を広げていく。文体、テクニックを楽しむ。私は子供の頃から思いっきり「楽読」が得意みたいです。樋口先生の「実読」のやり方も参考にしながらバランスよく読書を続けていきたいなと思う今日この頃です。

  • 返却期限が迫っていたので最後は飛ばし読み。
    実読と楽読をバランス良く積み重ねていくことが大事なんだと思った。
    あと、実読の際は共感したところやなるほどなと思ったところに印を入れる。後でまとめて自分だけの名言集を作る。
    毎回やるのは難しいかもやけど、知識を確実にものにするためにはそうした読後感を書き記しておくのも大事やなぁと思った。

  • タイトルに惹かれて読んだ、苦笑。

    人と差をつけたかったからではない、と思う。本好きの持論は聞くだけで面白い。その持論が本になっているというのだから、読まなくちゃならない。

    が、これといって発見はなかった。
    恐れ入りながらも、たぶん読書姿勢が著者と似てるのかなとか、考えながらの読了。

  • 身になる読書、
    だけれども決してそれ一辺倒ではない
    楽しむ読書のすすめも
    書かれていてそんなに堅苦しくはありません。

    で、この本中には素晴らしい言葉が
    書かれています。
    読書は悪徳の所業(といった具合)
    あらいやだー、私極悪人じゃないですかー(笑)

    恐らく私は無意識のうちに
    精読とそうでないことは使い分けています。
    専門書というか古典は完璧精読のほうに
    入ってきます。
    (それでもだいぶ読みこなせるようにはなってきました)

    多読の特権は
    最近読んだ本と紐づけが可能なこと。
    あるハルキストの本を読んで
    同じ感想をこの本で述べていたのを見ていたら
    その人の本が紹介されてたよ!!
    驚き、というようにね。

  • 実読と楽読の区別は面白い。ただ、そのための実践に共感できなかった。楽読を毛嫌いしていたけど、これからは読もう。

  • 1.実読 楽読 なにか行動に結びつけるため ただ楽しみのため 本への愛情 精読主義から多読へ 
    2.わからないことはきにしない 問題提起 確かに しかし 根拠 名言集をつくる  情報は形を変える 
    3.読書は覗きの快楽 
    4.じわじわと根本に影響ももたらす
    5. 不思議を不思議と思わせないのがうまい作者 
    6.透明と立ち止まりの文体 
    7.作者の考えに従属する必要はない 
    8.感受性と思想は違う

  • 昔に比べて読書量が減ったのもあるが、ここ数年楽読をしていないなと、この本を読み終えて改めて思った。

    また、多読、精読など本の読み方も説明してくれていたので、今後その点も意識して本を読み進めていきたい。

    楽読用の本を探そう。。

  • 著者の豊富な多読経験に基づく、読書法。
    何かの役に立たせようとするために情報をとる「実読」と、自分が楽しむための「楽読」に大別して、それぞれについて詳細にポイント解説。
    特に実読については、自身の読み方と対比させたが、すべての本は良書であるという構えを持ちつつも、いい意味での批判精神で読むという著者の論に共感。
    アリバイつくり読み、独立読み、裏付け読み、飛ばし読み、斜め読み、精読、 というフレームワークも面白いです。
    学校の教科書のように、精読時に本に線を引く勇気は、まだ自分にはありませんが…(笑)

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著者プロフィール

樋口 裕一(ヒグチ ユウイチ)
作家・小論文専門塾「白藍塾」主宰・多摩大学名誉教授
1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。 多摩大学名誉教授。小学生から社会人までを対象にした通信添削による作文・小論文の専門塾「白藍塾」塾長。著書に250万部のベストセラーになった『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)のほか、『小論文これだけ!』(東洋経済新報社)、『読むだけ小論文』(学研)、『ぶっつけ小論文』(文英堂)、『ホンモノの文章力』(集英社新書)、『人の心を動かす文章術』(草思社)、『音楽で人は輝く』(集英社新書)、『ヴァーグナー 西洋近代の黄昏』(春秋社)など多数。

「2018年 『小論文これだけ!受験生の疑問にズバリ回答!Q&A編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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