教師格差―ダメ教師はなぜ増えるのか (角川oneテーマ21)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100992

感想・レビュー・書評

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  • 著者が伝えたいことは?
    教育とは、学校や家庭などの現場において、日々営なまれる、ドロまみれで、人間臭い営みである。
    教育再生は、外野から外野の論理を押し付けていくことではなく、主役である子どもたちの声を聞き取り、教師を尊重することです。その上で、必要な予算を注ぎ込む。
    つまり、教師や学校は、子どもや保護者の力をかりて、彼らの実態や彼らが抱える問題をもとにした教育方針や指導方針を立てたうえで、日々実践していくことが、教育再生につながる。

    学校と教師に自由と権限を与えることにより、いじめのない、創造性豊かで安全な安心できる学校が生まれてくる。

    キーワードは、教育は、子どもたちのもの。


    著書は、現状の教育の問題点について書かれているが、終始問題点の提示が主であり、具体案がないのが、残念である。

  • 教育評論家としてメディアでも有名な尾木直樹氏の著作。

    教育崩壊を教師崩壊と捉え直し、教師が直面する問題を考える。

    現行の教育制度における「教師」の役割は様々。日本は諸外国に比べるとその辺が特殊な形。

    教師というものの世間的なイメージが崩れている。不徳な教師の起こす事件がメディアで報道されるたびに、世間一般の教師像というものがどんどんと落ち込む。もちろん教師自身もそのようなモデルをある程度認識し、自らその枠の中に入ってしまう可能性もある。

    この本の中で指摘されている人間力と呼ばれているものは単に「新社会人」がもつ経験不足、が原因なものもある。少なくとも新人の教員は他の社会人一年生と比べて著しく劣っているとは思えない。

    しかし外圧が低ければそのまま中年、ベテラン教師になってしまう可能性はある。学校同士の競争化を促す意見の正当性はこの辺にあるだろう。

    著者は「生徒に合わせた授業が必要」と説く。しかし現実的に時間が絶対的に足りないだろう。一つのクラスにメインで授業をする人間と、事務的サポートをする副担任が絶対的に必要になってくるとおもう。

    あと、教師力を維持するために優秀な人を集める事が必要とも説く。しかし「優秀」な人間よりも「やる気」のある人間の方が必要ではないか。頭が良くてもそれがそのまま人を教えるのが上手い、適切であるとは言えない。恵まれた職場だから教師になるというのはやはり「サラリーマン教師」を増やす原因になると思う。
    もちろん、現状の制度が良いというわけではない。

  • 教育評論家・尾木直樹による教育論。
    第一次安倍内閣時の、教育再生会議による波紋を
    描き出している。

    最近の著者は、テレビやブログ等で、
    教員の代弁者なのか、世論の側にたって
    教員を攻撃する立場にあるのか
    はっきりしない部分も見受けられたが、
    本編は、真摯な教育論と言っても良いだろう。

    教員という立場、その資質からは難しいのかもしれないが、
    著者のようにメディアに進出する人物が
    どんどん出るようになると
    世論との間の壁も薄くなり、
    結果として開かれた学校になっていくように思えてならない。

  • 今どきの教育問題。
    特に「いじめ」について記載。

  • タイトルは教師だけのようですが、内容な多岐にわたります。
    6年前の書籍ですが、今の現状とあまり変わらないようです。
    今の教育界の問題点は断片的にわかりますが、深い内容について書かれていないのが、ちょっと残念でした。。。でも、勉強になりました~

  • 2012/06/30ー2013/08/20
    壊れていく教師を救えるのは、尾木直樹さんのように教師の内実を知り尽くした元教師のコメントが必要である。教壇に立ったもののみが教育に対してもの言うことができる。

  • [ 内容 ]
    なぜ教師はここまで追いつめられたのか?
    教師力の低下と苛酷な教育現場の実態。
    本当の「教育再生」への処方箋。

    [ 目次 ]
    序章 病める教師―教育の現場から
    第1章 教師力は落ちたのか
    第2章 「逆風」にさらされる教師
    第3章 教師の条件
    第4章 「教育再生論議」に見る、教師の未来
    第5章 「教育再生」への提言

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    [ 参考となる書評 ]

  • 意外にも赤を引くことが多かった。
    全体的にタメにはなったが、後半はだんだん読み疲れてきた、というのが正直な感想。

    また採用試験前に読み直したい1冊。

  • 2007.07.22

著者プロフィール

一九四七年滋賀県生まれ。教育評論家、法政大学特任教授。早稲田大学卒業後、私立海城高校、東京都公立中学校教師として、二十二年間ユニークな教育を実践。二〇〇三年に法政大学キャリアデザイン学部教授に就任。一二年から法政大学教職課程センター長・教授を歴任。主宰する臨床教育研究所「虹」では、所長として子育てと教育、いじめ問題など現場に密着した調査・研究に取り組む。著書は二〇〇冊を超える。「尾木ママ」の愛称で講演活動、メディア出演など幅広く活躍中。

「2018年 『尾木ママの孫に愛される方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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