護憲派の語る「改憲」論 日本国憲法の「正しい」変え方 (角川oneテーマ21)
- 角川書店 (2007年7月9日発売)
本棚登録 : 25人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784047101029
作品紹介・あらすじ
日本国憲法はすでに賞味期限切れのものなのか。最近のワイドショーが取り上げられた事件、ニュースを使って憲法を解釈、実際に使える憲法であることを実証する画期的な試み!
みんなの感想まとめ
現行の日本国憲法の有効性を再評価し、社会問題に対する解決策を模索する内容が展開されています。著者は、戦後民主主義の精神を継承しながら、憲法の「言葉」を実際に使うことで、公共性を立ち上げる重要性を訴えて...
感想・レビュー・書評
-
【8】
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦後民主主義を継承し、「固有の私」から「言葉」を通じて「公共性」を立ち上げることの必要性を訴える著者が、日本国憲法の「言葉」を現実に使うことで、その有効性を確かめようとする試みです。
フリーター問題や女性問題、さらには九条の改正を求める改憲論者たちが向き合っている問題に、現行の憲法の言葉を「使う」ことを通じて、問題の解決へと向かう道筋を示そうとしています。
憲法改正の是非についてはさまざまな意見がありますが、いずれにしても憲法を改正さえすればあらゆる問題が解決するというような幻想は厳しく退けるべきだろうという点で、著者の試みは是認されるべきではないでしょうか。仮に憲法が改正されたとしても、私たちは新しい憲法のもとで、本書で著者がおこなっているような公共性を立ち上げる努力を怠ってはならないと思います。 -
近代はまだ未完である。憲法は市民を縛るのではなく権力を縛るもの。憲法に保障された権利の積極的活用。近代社会における本当の市民の役目について、知に足をついて説明しており、納得。
著者プロフィール
大塚英志の作品
