語学はやり直せる! (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 209
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101265

作品紹介・あらすじ

TOEICの点数にこだわらない。最適なメソッドは一人ずつ違う。楽しむための上手な時間のかけ方。勉強に使えるさまざまなグッズ。魅力的な語学教師の姿とは。多すぎる「語学の迷信」から解放。楽しく語学に再チャレンジ。

感想・レビュー・書評

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  • 黒田さんの本はたいてい躊躇することなく買って読んできた。外国語を愛する姿勢はいつもさわやかだ。ただ、この本はちょっとひっかかるところがいくつもあった。
     黒田さんは講演でよくよばれるらしく、そこで出た外国語学習についての質問の一つの解答が本書なのだろう。前半はたしかにそうだが、後半はプロ、教師のための章になっている。これで学習者は満足するだろうか。本書で黒田さんが主張していることはたいてい頷ける。語学は時間がかかるとか、暗唱に持続と復習が大事だとか。語学の常識に対する異議というのもわかる。その外国語を話す恋人をつくればいいのかとか、現地に行けばいいのかとか、コンピューターをつかわなくてはいけないのかとか、直説法だけではまどろっこしいとか、検定試験はその人の実力を示すのかとか。でも、最後のは使い方だ。これはぼくも書いたことがあるが、検定はうまく使えばいい目標になる。もっとも、最終的な目標はやっぱりコミュニケーションの楽しさにおきたいとは書いたが。
     教師向けのところで言う、楽しく教えるというのは同じ気持ちだ。でも、「だじゃれは自己顕示欲の実現」はちょっと言い過ぎ。もちろん、教師だけもりあがって学生はしら〜ってこともあるけど、たまにはいいんじゃないでしょうか。文法用語を乱発しないというのもわかる。でも、使わないでやることも「まどろっこしくてしかたがない」(p136)というのは矛盾してませんか。発音がよくなくてはいけないというのもわかる。でも、本当にネイティブのようにできているかはあやしい。発音は一生かかってもそこまでいかないと言うべきではないかな。それは外国語そのものについても言えるんだけど。
     黒田さんがスペルということばを使ったら(ぼくも使う)、だれかが、それはスペリングというべきだ。こんなことも知らないのでは「語学教師として致命的なミス」という投書がきたという。ぼくや黒田さんが使っているのは日本語だ。ネイティブだって、正確にはネイティブスピーカーというべきだけど、そんな長い単語を使ってはいられない。だから、短くなる。こんな一言で「語学教師失格」というのは全く揚げ足取り。「お前こそ人間として失格」と言ってやりたい。無視すればいいんだけど、こんな人がけっこう世の中には多いからいやだ。

  • この方の本を読むたびに、大学行く前に出会いたかったー!
    もちろんこれからだって語学をいろいろ学びたいけれども、早くにこの方を知りたかった。
    私はあまり長続きもしなければコツコツやるのも苦手ですが、頑張ろうと思います。
    いろいろな言語に出会って、いろいろな世界を知って、実際に見に行こう。

  • やり直すか。

  • 飛行機の中のひまつぶし用。ぱらぱらとめくったら「理想の語学教師」のところにC先生が出ていたので即購入。「読者の中には、これだけでピンとくる方も多いだろう」って、はい、ピンときました。
    C先生は私にとっても忘れられない先生だ。いくつかの講習会に参加させてもらったのだが、ある表現について、C先生らしくさまざまな言語で例を挙げたあと、中国語の「是~的」に言及されたことがあった。なんだか感動してぼーっとしてしまったことを覚えている。

  • 「語学はクールだ」という、著者が語学に向き合う姿勢をストレートに語り、読者を外国語学習へと誘っています。

    語学の勉強法についての本は数多く出版されていますが、どんなに効率のよい勉強法があったとしても、やっぱり外国語をものにするには時間と根気がいるという事実は否めません。そこへ本書が、読者の外国語に対する憧れを呼び覚まし、モチベーションの向上を注入してくれます。

    外国語学習に取り組むためのサプリメントのようにも思えるエッセイでした。

  • ゆるーい感じなのに、心にしっかり響く内容。

    久々に黒田先生にお会いして、この本のタイトルどおり、また頑張ろう!って思えた☻

  • 語学の勉強をする時に読んでると頑張ろうって気にされる

  • この本があまりにもおもしろくて、ついロシア語の勉強を始めてしまった。「英語学習をやめてみよう」というところがよい。

  • 「〇〇しないといけない」「△△でないとダメ」といった、せっかくの学習意欲に水を差す噂を、気持ちよく払い飛ばしてくれます。
    英語ばかりにこだわらず、自分が興味あるものをやるのが一番だし、だからといって英語も否定していない。勉強に詰まった時、考え方の方向転換するのにいいでしょう。大人になってまた勉強してみたい人にも、無責任ではない希望を持たせてくれるのが嬉しいです。

  • ボブの語学魂に火を点けた一冊。
    密かに黒田ファンなのです。

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻。現在、神田外語大学特任教授。主要著書:『ロシア語のかたち』『ロシア語のしくみ』『寝るまえ5分の外国語』『寄り道ふらふら外国語』『ことばはフラフラ変わる』『もっとにぎやかな外国語の世界[白水Uブックス]』(以上、白水社)、『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』『ロシア語の余白』『チェコ語の隙間』『ロシア語だけの青春 ミールに通った日々』(以上、現代書館)、『初級ロシア語文法』『初級ウクライナ語文法』『ぼくたちの英語』『ぼくたちの外国語学部』(以上、三修社)、『ウクライナ語基礎1500語』『ベラルーシ語基礎1500語』(以上、大学書林)、『はじめての言語学』『世界の言語入門』(以上、講談社現代新書)、『大学生からの文章表現』(ちくま新書)、『外国語をはじめる前に』(ちくまプリマー新書)、『ポケットに外国語を』『その他の外国語エトセトラ』(ちくま文庫)、『語学はやり直せる!』(角川oneテーマ21)、『外国語を学ぶための言語学の考え方』(中公新書)

「2018年 『ニューエクスプレスプラス ロシア語《CD付》』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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