一日10分の坐禅入門: 医者がすすめる禅のこころ (角川oneテーマ21 B 105)

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101289

感想・レビュー・書評

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  • 坐禅のやり方が分かりやすくまとまっているのに加え、読経や禅語にも触れられており、ただ座るだけではなくて宗教としての禅についての入門書としても優れていると思う。

  • やってみよう

  • 以前から坐禅に興味があり、入門書として手に取った。この本を途中まで読み、機会があり永平寺で実際に体験し、帰って来てから残りを読み終えた。とてもわかりやすく、かつ論理的、医学的にも的確な書きぶりだと思う。

    【いちぶん】
    困ったことは起こらない。

  • 可もなく不可もなく

  • 座禅をやってみたくて、たまらなくなった。詳しく解説してあるが、実際にお寺に行ってやった方がいいのだろう。

  • 高田明和著「一日10分の座禅入門」角川ONEテーマ21(2008)
    *座禅中の心構えとして禅では「不思善、不思悪」ということを強く勧めます。「よいことも、わるいことも考えない」ということ。
    *瞑想をしているときには目は何も見ていません。ちょうど目と畳の中間あたりに焦点があり、見ていないで考えているのです。座禅中に妄想に気がついたら、すぐに目で畳をみるようにしなくてはいけません。
    *禅では呼吸が重要です。とにかくゆっくり呼吸をします。また呼吸はゆっくりで吸息は早くということです。
    *禅では数息観が大事です。つぎに随息観。これは息をするときに数を数えたりせず、無念の中でただ呼吸を無念の中でするのです。
    *禅では念をつがないということを大切にします。これが心をいやす上で非常に大事です。
    *何もほしがらんというのが座禅です。永遠というのをいまぎりに修行するのが仏教修行の要領。今、今、今が一緒の今の連続です。
    *「困った事はおこらない」これは私を救い、私を暗黙のうつ状態から引き上げてくれた言葉です。
    *次は「すべてよくなる」という言葉です。困った事はおこらないという言葉と似ています。
    *最後は「心を傷つける事を思い出さず」です。過去の出来事で自分が恥ずかしいほどの失敗をした場合、あるいはもう少しで大事件になるようなことをしてしまったのに偶然大丈夫だったなどという場合を思い出しその事で自分をせめ、部下を卑下するなどという経験をした人がこのことを思い出すと必ずうつ病をひきおこすとしてその考えがはじまるとそれにとらわれる事を止めたと言っています。
    *事実多くの研究結果は、多忙ではストレスにならないとしています。多忙よりも将来の見通しが経たない、対策が見いだせないという事がストレスになるという事が分かってきました。
    *よいこともわるいこともすべて考えない、思い出さないようにするのが仏教の修行です。
    *仏教では、3ちうの法があるとされています。1つは諸行無常です。すべてのことは一瞬といえども同じではなく常に変わっているという法則。次は諸法無我です。すべてのことは因縁によって決まります。自分というものを仮の存在にすぎないのだとするのです。3つ目は、涅槃寂静で、その中で永遠なるものは、私たちの心で、これは宇宙のはじめから宇宙が終わるまで続く不生不滅のものだというのです。

  • 副題に「医者がすすめる禅のこころ」とあるように、浜松医科大学名誉教授である「高田明和」氏の著書。

    著者が、なぜ座禅をすすめるのか、その優れた点からはじまり、著者が実施している座禅方法の紹介、自然に生活のなかに座禅を取り入れる方法等について説明している。

    そして現代社会に蔓延しているストレスに対抗出来る事を説く。更なる効果を上げるために、読経をあげることをすすめている。

    毎日、座禅あるいは正坐で、読経を上げること事の効果は、自分の経験として、理解できる内容でした。

    どのような方法で、どのような読経を上げれば良いのか、悩んでいたため、この本に回答を期待して読みました。

    ここに書いてある内容は理解でき、大いに賛成できる内容ばかりでした。

    でも自分に合った方法を見つける事は出来ませんでした。
    まだまだ追求するべきテーマです。

  • 坐禅は高校の時から興味があったし、何度か座ってきたか、長続きしなかった。今回、自分の限界を越えたくて、本書を手に取った。
    内容はタイトルの通り。簡単な坐禅の方法と、その効能を説く。
    後半は堅苦しい話になるが、それでも「10分座ったら10分成長出来る」と信じ、座ってみようと思った。また、呼吸法などは、座る座らないに関係無く役に立つのでお勧めしたい。

  • 【一言】
    ・呼吸と坐禅で心身ともに健康になる。
    【要約】
    ・ゆっくり呼吸をすることで脳内のセロトニン分泌を促す。
    ・また、姿勢を正すことで前頭葉を刺激して集中力が増す。

    【感想】
    ・理屈があると納得感がある。
    ・納得感があると効果がある。
    ・しばらく坐禅をしてみよう。
    (H)

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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