あぁ、阪神タイガース: 負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21 A 77)
- 角川書店 (2008年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047101326
作品紹介・あらすじ
敵将が徹底分析した前代未聞の阪神タイガース論。敗軍の将だからわかった復活のための「野村の考え」。
感想・レビュー・書評
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ノムさん。
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弱小ヤクルトを常勝軍団まで押し上げた名将と呼ばれても良い野村監督が、同リーグの弱小軍団、阪神タイガースを率いた時代に感じた何故ファンが多く、資金力もあるはずなのに最下位に沈むかを書かれた内容。途中で聞いたところなど、憶測めいた部分もあり、また、選手が聞かないと言うが、人が違えば、球団も違うわけでそれ相応の対応を変える必要もあるわけだけども、その辺ではヤクルトでトップを取った傲りもあったんじゃないかなと思う。色々球団側も問題あったかもしれないけど、連れてきたコーチ陣などを含めて、チームを掌握できなかった問題もあるような気もする。
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阪神球団のことを痛烈に批判しているノムさんの購読2作目。阪神の体質は巨人と優勝争いをして、最終的に2位になることを目標とするというものであった。優勝してしまうと年俸を挙げねばならないとのこと。阪神球団の集客率は関西では異常というべき人気だそうだ。江夏が優勝のかかった試合のエピソードで上記のことを球団から言われたんではないか…という黒いうわさもあった。
そのため江夏はオーナーがもっと球場に足を運んでくれないととこぼしたらしいが、この文書をみてつくづくソフトバンクの孫社長のことを思い出した。優勝した時に選手と一緒に喜んでいて、それが選手にとっても普通のことという感じであった。やはり常勝チームは違うと思った。
この本は上記のように阪神批判であったので、学ぶべきことは少なかった。読み物としては面白かったが、期待が大きかっただけに☆2つ。 -
なんで阪神の監督として失敗したのか、
それが実によくわかりました。
逆に、星野は良くチームを変えたな、
と正直そう思えてしまいました。
となると、楽天での立場の逆転はどういうことなのか。
実に興味深いですね。実に。 -
野村克也氏のタイガース分析書見たいな一冊かな。
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著者は野村克也氏。
大の阪神ファンとして・・・
阪神ファンの方は一読を。 -
2008年2月
野村監督の本は6冊目。
今回は阪神タイガースについて。
「中心なき組織は機能しない」
阪神には昔からありとあらゆる中心が役不足であるにも関わらず、マスコミやファンにちやほやされてきた。メディア、ファンによる責任が大きい。子供を甘やかす親と同じですね。
人気もあるから勝つ必要も無かったんです。あるスカウトが漏らした話だと「優勝争いして2位になるのがベスト。給料あげなくてすむし。」と球団側が言っている。そんなんで強くなるわけないですね。
いい意味でも悪い意味でも阪神タイガースを知り、負ける理由、負ける伝統がわかる一冊です。
これ読む前に野村克也監督の
「巨人軍論」
読んだら理解度が増すかもしれません。 -
弱小球団をいかにして立て直しを図ったか。弱小球団には負ける伝統があった!今や阪神が優勝に絡めるチームに成長した背景には、名将野村あり!