健康神話にだまされるな (角川新書)

  • 角川書店 (2008年6月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784047101432

作品紹介・あらすじ

私たちが鵜呑みにしている健康にまつわる「常識」を、最新の研究成果をもとに検証。データの一面のみを抜き取り、食品の効果を謳うことに対しての危険性をわかりやすく解説します。

みんなの感想まとめ

健康にまつわる「常識」を再考することがテーマの本書は、最新の研究成果をもとに、一般的に信じられている健康神話を検証します。著者は、過剰な健康意識が逆にストレスを生むことや、適度な運動が健康の鍵であるこ...

感想・レビュー・書評

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  • 過ぎたるは及ばざるが如し。
    ストレスフリー。
    適度な運動。
    これが結局は健康の秘訣、という話。

  • 巷で言われている「健康神話」に対して、片っ端から切っている本。

    世間では割と常識として流布しているようなことでも、実際には違うということがよくわかった。

  • 病気や健康についてに限らず何事にも中庸が大事
    気にしすぎないのも気にしすぎるのも良くない。
    賛成の人がいれば反対の人も絶対いる。
    はっきりしたことは結局分からないんだから好きなように生きればいい。

  • 著者は慶応義塾大学医学部卒業、同大学院修了。アメリカ・ロズエルパーク記念研究所研究員、ニューヨーク州立大学大学院助教授、浜松医科大学教授を経て同大学名誉教授。医学博士。専攻は生理学。日本生理学会、日本血液学会、日本臨床血液学会評議員。これだけの肩書きがあると、こうしたテーマの著者としてふさわしいのではないだろうか。だが、テレビで「牛乳は体に悪くない」と発言したら、抗議の電話が殺到し、「田舎大学の名誉教授でなく、一流大学の先生に話させてください」と言われたそうだ。

    その牛乳悪者説を唱えた新谷弘実氏と、ガンもどき説の近藤誠氏に反論している。名指しで批判するその潔さが気に入った。二人の著書を読んだことがあり、私はそうなのかと信じたが、著者は二人の唱える説を否定している。著者は、主にメタアナリシスという手法を使って、論拠を示している。

    メタアナリシスとは、系統的に集めた複数の研究結果のデータを統合して分析する手法で、エビデンスに基づいた医療(EBM)の考え方においては、メタアナリシスの結果がもっとも強い証拠となる。だが、有意差のあるデータだけが発表される、研究の仮説がまったく同じではないなどの問題点もある。結局「医学は統計、確率の学問である」ということか。

    一番気になったのは、目下の悩みの高血圧について。「食塩摂取を減らしても血圧はほとんど下がらない 食塩悪者説はなぜ生まれたか 食塩制限はむなしいだけ 食塩摂取量とガンの発症率 食塩の減らしすぎはガンにつながる」とある。読んで気が抜けた。気が楽にもなった。我慢していた梅干を早速食べた。その他にも、コレステロール、紫外線、砂糖など悪者扱いされているものを悪くないと言っている。また「病気を治す情報と健康を維持する情報は違う 病気が治れば寿命が劇的に延びるわけではない」というのはうなずける。

    最後は人生観の問題になる。健康に生きるために大切にすべきことは「心を平静に保つ 何事にも中庸を守る 適度の運動を続ける 自分の心の声を聞く」ことだ。このような一見平凡な、でも実はなかなか行うのがむずかしいことが真実なのかも。センセーショナルな本が出れば、その説をまた信じてしまいそうだが、心にとめておきたい結論だと思う。

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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