東京フレンチ興亡史 日本の西洋料理を支えた料理人たち (角川oneテーマ21)
- 角川書店 (2008年12月9日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784047101692
作品紹介・あらすじ
幕末から明治維新、そして戦前戦後の混乱から高度経済成長期、バブル、そしてミシュラン上陸の今日まで、フランス料理を支えた名料理人たちの奮闘ぶりを、貴重な証言も交えながら、赤裸々に描く!
みんなの感想まとめ
日本のフランス料理の歴史を深く掘り下げたこの作品は、幕末から現代に至るまでの名料理人たちの情熱と奮闘を描いています。読者は、料理人たちがどのようにフランス料理を日本に根付かせてきたのかを知ることができ...
感想・レビュー・書評
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今までの日本のフレンチの歴史がよく分かる本…!
とにかくやっぱり料理人たちの情熱がとてつもない。
知っているフレンチシェフも沢山出てきて、改めて、私の大好きなフレンチが更に特別なものとして大切に感じられた。
私もシェフたちに負けないようにこれから励む。
心の内から湧いてくるものをきちんとキャッチしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知らない世界だったので惹き込まれるエピソード多い。精養軒の話など。
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東京メトロの無料雑誌で勧められていたので。
面白かった。
明治維新後から追及されてきたフランス料理が、
東京でどのように広がっていったのかが
シェフたちの苦闘と活躍とともに描かれていて面白かった。
海軍は食事のマナーを学ぶため「築地精養軒」で食事をすることを奨励していたとか、
ホテルではコースしかなかったとか、
四代続く龍土軒には文士が集まったとか、
マキシム・ド・パリを招へいしたのはソニーの盛田昭夫副社長(当時)だったとか、
興味深いエピソードがちりばめられていた。
一番感心したのは、
明治維新前、1863年長崎で草野丈吉が開いたレストラン「良林亭」が、
掘立小屋に近い粗末な造りの店で、
かつ、一人前約2万円もしたのに、
味が良かったのでにぎわっていたという話。
どれだけ新しもの好きで、美味しいもの好きなんだ、日本人。 -
2013年6月26日読了。2008年のミシュランガイド東京版発表を受けての本。明治時代の文明開化、戦後の食糧難の時代、バブル期を経て現代に至る日本のフレンチの興亡史。取り上げられている題材のメインは、なけなしの金をかき集め徒手空拳に近い状態で本場フランスに乗り込み、修業と苦労の果てに高評価を勝ち取った名だたる日本人シェフたちの伝記。料理人が社会的にも高い評価を受けるフランスという異国の地で、聞いたこともない東洋の島国から出てきた料理人が雑用係からミシュランで星を獲得するようなシェフに成長するまでには、想像を絶する努力・執念が必要だったのだろう・・・。結局「日本人はフランス人にはなれない・真のフレンチにはたどり着けない」という結論に打ちのめされ、それでも「日本でオリジナルなフレンチベースのレストランを作る」とそれぞれの使命感に燃えて日本で活動するシェフたち、金ばかりかけてソースまみれの胃もたれする料理、という印象のあるフレンチだが、これは考え方を改めないといかんな。
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文明開化の頃から、ポスト・バブルの現在まで、日本のフランス料理の発展に寄与したシェフ達の人となりをクローズアップしながら、東京フレンチの進化を駆け足で振り返る。各時代の世相や価値観も浮き彫りにしながら、先人の苦労を讃え、将来への期待を語っている。料理そのものの描写は無いので、直ぐに美味しいフレンチが食べたくなった訳ではないが、素晴らしいフレンチを提供してくれるお店やシェフには、それなりの理由があったという事を痛感する。
著者プロフィール
宇田川悟の作品
