小説の書き方 小説道場・実践編 (角川oneテーマ21)

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  • 角川グループパブリッシング
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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101876

感想・レビュー・書評

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  • 架空の人物と人生の中に人間の真実を彫り込むのが小説である。
    小説は事実より奇なりでなければ、小説の価値はない。
    人間にはそれぞれに魅力があり、すべての人間の魅力を造形するのが作家の役割であり、腕である。
    小説作家は過去の単なる発掘ではなく、現代への再生である。
    とても参考になった。

  • 松本清張以後の社会派を代表する推理小説家の著者が、小説の書き方について語っています。

    数多くの作品を執筆してきた著者の、小説についての考え方が語られているという意味では、おもしろく読みましたが、テクニックのレヴェルにまで落とし込まれていないという印象があります。じっさいに小説を書きたいと考えている読者にとっては、あまり役に立たないのではないか、と思ってしまいます。

    「小説道場・実践編」というサブタイトルには、ちょっとそぐわない内容だったように思います。

  • 本を読む理由とは
    「知的要求」である。本を通しあらゆる人間の考え方や知識、知恵を学び、人生の方途を決定したり、自分を探す。
    他人が築きあげた知識の集積を、罪を犯す事無く、自分のものにできる。

    とあった。

    これが根底にあり、小説を書く。
    知的要求を満足させるような内容はやはり自分が一番勉強し、インタビューなどをして、考え方の集積を計らなくてはならない。

    本を書く難しさと大変さを痛感した反面、
    プロットの作成の方法などを様々なバリエーションで説明してくれた。

    ただ、全部を薄く多く紹介した感は否めない。もっと分かりやすく図をもちいてほしい。

  • まとめれば、
    「やたら『忠臣蔵』を推しながら好きなミステリ小説を引合いにだしつつさりげなく無難なことを書いて、途中から本気を出して具体的な説明をしてくれる小説の書き方を教える本」
    です(長。

    森村誠一なりに独自の観点から文体やプロットの作り方を解説してくれます。

    「小説の書き方」というタイトルですが、まず導入の第一章は具体性に欠いていました。第四章も同様に抽象的な話だったので、無難な話をとりあえず書いたな、という印象でした。
    また、「実践編」とはあるものの、別に何がしのトレーニングをすれば云々の技術が身につく、というような話はしません。

    それでも他の章は完成度が高く、森村誠一が自らの読書経験から引っ張り出してきた種々の図書の文を使って具体的な説明を行っていきます。
    しかしながら、具体的な説明とはいえ、決して手取り足取り、手順とステップを教えるなんていうことはしません。

    作者は何回か「文は人なり」という言葉を引用します。考えてみると、小説の書き方の手順とステップを教えないのは、森村誠一に知識と技術が不足しているからというわけではなく、「文は人」だからなんですね。「十人十色」というように、文=小説の構築というのも、人それぞれの個性がある。だから、作者は手順を教え渋っているのではなく、手順を知らないのでもなく、手順が存在しない。

    様々な例を用いて小説の書き方を多面的に切り取っているのですが、いかんせん、抽象的な部分はとことん抽象的でした。そこがやはり欠点です。また、やたらとミステリー系の話を引用したり話題にあげたりします。

    買って損はしません。

    ★★★☆☆

  •  第四章文章論、第五章文体論の辺りが具体的で面白かったです。

  • ●2009年10月31日

  • 『人間の証明』など多数の著書をもつ著者が、小説の書き方を指南。勉強になった。

  • なるほど。
    おもしろい。

  • 図書館で借りてきました。
    これまで私が読んできた類似本とは、ちょっと切り口が違っていて面白かったです。

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著者プロフィール

一九三三年、埼玉県熊谷市に生まれる。五八年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、六七年退社。六九年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、七三年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、七六年『人間の証明』で角川小説賞、二〇〇三年に日本ミステリー文学大賞、〇八年『小説道場』で加藤郁乎賞、一一年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『運命の花びら』『棟居刑事のガラスの密室』『棟居刑事の黙示録』『戦友たちの祭典』など多数。公式ホームページのアドレスは、http://www.morimuraseiichi.com/

「2018年 『棟居刑事の追跡 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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