欲しがらない生き方 -高等遊民のすすめ- (角川oneテーマ21 B 121)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 62
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047101920

感想・レビュー・書評

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  • BOOK・OFFへ売りに行く前に再読。何年も前、いわゆるワーキングプア状態になりつつある自分が嫌で嫌で、どうしていいのか分からず余裕がない中からも購入した本。こんな風に生きるのは難しい。無いからこそ求めてしまうし、諦めるというのは悲しかったし、開き直るには時間が必要だったから。この本に出てくる「森の生活」も読んだなぁ。結局やらなければいけない事はやらなきゃいけなくて、誤読すると怠惰な生活になるような危うさもあるけれど、きちんと読めば良書だと思う。生活様態がまた変わろうとしている今、読み返せて良かったです。

  • 仕事の話、健康の話、食い物の話、子供の話をする者は退屈でツマラナイ人間であると。その事に40代で気づけと。

  • サブタイトルの「高等遊民のすすめ」にひかれて読んでみました。
    月9ドラマの主人公が、自分のことを高等遊民だと言っていたのを聞いて「なんだか素敵な響き!」と思ってしまいました。
    この本では、仕事だけに人生を捧げるのではなく読書したりやりたいことをしましょうという著者の考えが、古典などの引用も交えて書かれています。
    「高等遊民」というキーワードに少しでも引っ掛かった人にはおすすめです。

  • 著・岬龍一郎。
    初版・2009年6月。207ページ。

    読む年代によって、かなり評価が分かれる本だと思われる。
    どちらかというと、40代以上の人が読むような本。
    適齢期は45~55歳ぐらいかな。

    本のタイトル通り「高等遊民」としての生き方について述べられた本で、
    生き方を、①世間からの解脱、②世間とがっぷり四つに組むという2つの方向性で考えると、
    その中間を行く「第三の生き方」について、過去の人物の生き方や、老荘思想などを引用して説明している。

    恐らく、生き方としては理想の境地。
    ただ、世間の人、世界の人が、全員こんな生き方をしていたら、
    恐らく、この世は仙人の世界になる。
    だから、若い人は若い人の生き方、こういう考え方を良しとせず、ずっと世間と格闘し続けられる人はそういう生き方をすれば良く、
    そういう意味では、こういう生き方も素晴らしいよ、という意味での紹介である。

    個人的には、こういう生き方は素晴らしいとは思うが、
    こういう生き方をするためには、世の中の諸煩悩を振り払う必要がある。
    また、愛する人がいたり、家族がいたり、周りに養わなければいけない人がいたり、容易く捨て去れぬ責任があったりすると、
    こういう環境に変わっていくのは、なかなか難しい。

    ただ、50代、60代ともなれば、恐らくそれまでに生き方を再考して、
    より良い生き方を模索する必要性はあるのだと思う。
    考え方も、生き方も、現実も、何事もすぐに変えられるものではないが、
    それでも、少しずつ変えていく意志は大切だし、
    人生をトータルでより良いもの、より豊かなものにしていくためには、
    このような生き方の探求は必要なのかとも思う。

    ちなみに、この本を読んでいて、このような生き方をできるようになるには、
    人生について探求できるだけの教養と知性は必要だろうなと感じた。
    何も考えない、何も知らない、では、
    このような生き方への発想の転換は難しかろうと思う。

    個人的には、こういう生き方に対する斬新さはなく、
    むしろ、うちの親などはこのような生き方をしている人たちなので、
    とりわけ学ぶべきものが少なかったため、☆は3つ。

    しかし、こういう本は、仕事が忙しい人、今が充実している人には、
    あまり心に響かない本なんだよね。
    そういう意味では、なかなか人にオススメするのが難しい本とも思います。

  • 不惑にもなると、筆者の主張「45歳過ぎたら大抵のサラリーマンはぶらさがり、潔く隠居せよ」に耳が痛い。そりゃ高等遊民になれると良いね。欲をなくせば済むと分かっていても無くせないのが欲。まさに煩悩。
    だめだ無理だと言っていてもきりが無いので、教養を少しでも身につけますか..

  • [ 内容 ]
    漱石、兼好、良寛、ソローに学ぶ本当に豊かで自由に生きる日々!
    お金、地位、出世…そんなに大切ですか?
    まずは人間を創れ、魂を磨け幸福は向こうからやってくる。

    [ 目次 ]
    まえがき(漱石は高等遊民の生みの親;現代の高等遊民 ほか)
    第1章 高等遊民は「お金持ち」より「時間持ち」をめざす(死は、前よりしも来らず、かねて後に迫れり;平均寿命は延びたけど ほか)
    第2章 高等遊民の先達に学ぶ(私の憧れる高等遊民の先達;ソローの妥協を許さない生き方 ほか)
    第3章 高等遊民の考え方と生き方(ホイジンガの“三つの道”;第三の道を探し求めた漱石の『草枕』 ほか)
    第4章 高等遊民の老後の楽しみ方(自分の時間を取り戻せる場所を持て;「隠れ家」は心をリフレッシュする癒しの場 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 世俗に惑わされない、本当の自分らしい生き方をしていこうという人生の指南書。
    仏教的思想が根底にあったり、先人の生き方を紹介してくれたりとわかりやすい。

  • 欲しがらない生き方。いろんな感性があるのだ。

  • 実際に読まなくとも内容はそのまんま・・です。

    「たのしみは・・」の橘曙覧のことを思い出させてくれたのが、私にとっての効用。

    もう分かりきったコンテクスト、でもこの本が売れてくれるといいとも思います。

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著者プロフィール

岬 龍一郎
1946年生まれ。作家・評論家。早稲田大学を経て情報会社・出版社の役員を歴任。退職後は著述業のかたわら、人材育成のための「人間経営塾」を主宰。国家公務員・地方公務員幹部研修、総務省・人事院主催国家公務員合同初任研修講師、法務省矯正局、各地青年会議所(JC)、大手企業研修などの講師を務め「人の上に立つ者の人間学」を説いている。現在30~40代を中心対象に全国10ヵ所以上で「岬塾」を開催している。著書・訳書多数。

「2016年 『武士道 日本人であることの誇り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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