- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047102019
戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側 (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評
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「あばれはっちゃく」などの児童文学の作者が、ビジネスを中心とした政策を検証。
第二次大戦は総力戦だった。政治・経済や教育、厚生など多岐に渡る総合力が問われる。
後書きにもあるが、「絶えず日本の今日的課題とダブル・イメージとなった」
グランドデザインのない政策、声の大きい主張が通る会議、官僚の縄張り主義、昔も今も変わらない。
そして、不況による倒産、強制的な業種変更、貯蓄を強制させられたうえでのハイパーインフレ。
これでも戦争をしたいのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この人の戦争に対する想いをひしひしと感じた一冊。その想いが強すぎて、少し暴走気味に思えてしまうところがあるのも事実だけれど、やっぱり、こうやって語ってくれる人の話は聴いておくべきだと思う。日本が戦争へ向かうところから、敗戦という結果を迎えるまでの国としての動きをこんな風に教えてくれた本は初めてだった。どんな政党がどんな選択をし、どんな政策を打ち出していったのか。そういうことの積み重ねが歴史を作るってことを、改めて思い知らされた。
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中国侵攻から太平洋戦争まで経済圏確保の為の戦いだったはずが、実は経済政策の失敗で、総力戦体制とはほど遠く、まともに戦える状態ではなかった、という話。 統制経済が民間の活力を喪失させ、財政破綻を貯蓄奨励で補う。 戦いの美学やロマンとは異次元の、経済戦争でのお粗末な実態が示されている。
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