組織と人間 (角川oneテーマ21 A 109)

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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102200

作品紹介・あらすじ

『沈まぬ太陽』(山崎豊子著)恩地元のモデルが語る迷走する「航空業界の闇」。

感想・レビュー・書評

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  • 小倉氏は元、日航労組の委員長。小倉氏と佐高氏の対談をメインに、日本企業における組織と人の関り合いを問いかける。

    小倉氏は小説「沈まぬ太陽」の主人公のモデルとされている。組織の論理に巻き込まれる人間の普遍的な業に言及している。日航だけでなく、著名な経済人の批評も。

    企業トップの心構えを問う中で、イエスマンばかり揃えた社長が次の社長を指名する場合、自分より劣る人物を選ぶ傾向があり「縮小均衡の再生産」が発生するという言葉が印象に残った。

    トップに立つ人物だけでなく、他者からの批判にはきちんと耳を傾けられるようにしたいものだ。

  • 「沈まぬ太陽」の恩地のモデルになった人の本

  • 本書は沈まぬ太陽の恩地元のモデルとなった小倉貫太郎と
    佐高信による対談をまとめた本である。
     労働組合のありかたや、アフリカの野生動物の話など
    が面白いです。草食獣のバッファローはライオンに対し
    群れで戦うそうです。それに対し、同じ草食獣でもヌーは
    チーターと戦うことを知らない。
     ヌーは仲間が食べられている傍で、今日は俺ではなかっ
    たとほっとしながら草を食んでいるそうです。
     この話を読んで思わず笑ってしまいました。しかし人間
    社会におきかえると笑えない話です。
     お前はヌーになっていないか?と問いかけられている気
    がしました。

  • 昔のを見てみると、前回は4カ月くらいしか続かなかったBOOKレビューを今年は書きます!今年の目標です。

    さて、今年の1冊目

    著者の倉さんは沈まぬ太陽の恩地さん(渡辺謙)のモデルになった人です。

    映画しか見ていないのですが、映画では表現しきれなかった、当時の思いなどが語られていて、沈まぬ太陽を見た人にはお勧めです。
    そして、なぜJALが今のようになってしまったのかもよーくわかります・・・

    JAL社内では批判が多いようだが、JALの視点で書かれたものを読んでみたい。

    と書くと、沈まぬ太陽のことしか書いて無いように見えますが、実際にはタイトルの通り、日本の会社組織と人についての本です。なぜ日本の会社員は組織の言いなりなってしまうか、組合のあるべき姿は?偏っている部分はありますが、あれだけ、左遷されまくった人が言うだけあって読み応えがあります。

    ただ、他で一度発表されている文章やインタビューの3本立てなので、最後に章になると一度出た話がちょくちょく登場するのが残念。

  • 「沈まぬ太陽」裏話で面白かった。

  • 沈まぬ太陽を読み終わった直後に読んだ。
    1章が秀逸。2章は小難しいので、-★

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