太平洋戦争、七つの謎 官僚と軍隊と日本人 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102224

作品紹介・あらすじ

開戦、特攻作戦、敗戦そして本土決戦…あの戦争に官僚たちがはたした役割とは何か。

感想・レビュー・書評

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  • 戦争史に関する新しい視点が少なからず含まれており興味深く読めた。ボリュームが少なく内容的には薄い部分もありもう少し突っ込んで欲しい部分もあった。現在の日本の問題を考える上でこの時代の考察は欠かす事の出来ないピースだと思うので色々と当たってみたい。

  • 太平洋戦争当時の指導者や日本軍の兵士、国民一般に対する認識、著者と山岡荘八では全く異なっていて、ちょっと驚き。確かに、山岡は当時の日本人の精神を美化し過ぎているきらいがあって、戦後教育を受けた身としては、本著者の見方の方が首肯できる。事実やその捉え方には常に二面性がある、と言うことなのかもしれないが…。
    皇国史観、死生観等は、第一次大戦と第二次大戦の間に、国民の間に意図的に刷り込まれ、国民の臣民化が図られた、ということだが、これには日本人の国民性、即ち和を重んじ同質性を好とする気質、熱しやすい性質が深く絡んでいるんだろう。著者は官僚が国民を扇動し、主導して戦争に突入させたという見方をしているが、官僚だけのせいにしてしまうのは短絡的に過ぎるような気がする。やはり国民全体、国全体の過ちとして捉えないと…。
    失禁してしまったり、軍に対する恨みつらみを叫びながら特攻した隊員がいるという悲しいエピソード。要するに日本教とでもいい得る死生観を心底から信じきる事ができた者は「天皇陛下万歳」を叫び、そこに疑問を感じていた者は悲しみや恨みを抱きながら特攻していった、ということなんだろうなあ。特攻隊員のピュアな自己犠牲の精神は美しいし、特攻という戦略を編みだし正当化した当時の幕僚たちは狂気というしかないし、特攻自体は唾棄すべき惨たらしい作戦だった、ということか。
    著者の東條英機に対する評価は極めて厳しい。彼については他の書籍もひもといてみたい。

  • 読了。

  • タイトルの「七つの謎」 というのはいかがなものか。
    謎という内容ではなかった。

  • 感想未記入

  • 読みやすいです。今の日本の国民性や政治の体質は軍国主義だった70年前と大差ないような気がした。

  • [ 内容 ]
    開戦、特攻作戦、敗戦そして本土決戦…あの戦争に官僚たちがはたした役割とは何か。

    [ 目次 ]
    第1章 誰が開戦を決めたのか?
    第2章 戦時下の国民は戦争をどう捉えていたのか?
    第3章 山本五十六はなぜ前線に行って死んだのか?
    第4章 なぜ人を武器にする戦略が生まれたのか?
    第5章 日本の軍事指導者たちの敗戦の理由
    第6章 誰が終戦を決めたのか?
    第7章 もし本土決戦が行われていたらどうなっていたのか?

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    [ 参考となる書評 ]

  • 章立てが明快で、内容も平易でわかりやすい。気になったのが戦争を始めたのは官僚組織の負の面、報道の機能マヒ、調子悪いときの大本営発表のだまる・嘘をつくという行動…あれ、今なんか似たようなことなってないですか? と思ったり。ともかく、歴史の教訓を生かさねば。

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著者プロフィール

1939(昭和14)年北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞。近現代史の実証的研究をつづけ、これまで約4000人から証言を得ている。『陸軍省軍務局と日米開戦』『あの戦争は何だったのか』『昭和史の大河を往く』シリーズなど著書多数。

「2018年 『昭和の怪物 七つの謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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