あ~ぁ、楽天イーグルス (角川oneテーマ21 A 110)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102231

感想・レビュー・書評

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  • サクサク読める。
    手前味噌な自慢話が多い。

  • 野村克也氏の著作は常に人間の温かみと素晴らしい人生観に魅せられる。そして、その洞察力や野球の見方も魅力。楽天球団に対してはボロカス言うけど、楽天イーグルスや他球団も含めて数々の選手、コーチへの愛を感じた。最後の写真には泣かされそうになった(苦笑)

  • 今まで数々のノムさんの本を手にしてきた方々からしてみたらカブるトコロが多く、何だか物足りないカンジがしそーな1冊。
    しかし球団批判、ファンへの感謝、若手・ベテランへの願いなど少々暴露本チックでもあり楽天イーグルスファンの方々にはぜひ読んでもらいたい1冊。
    少々自己中かと感じる傍ら、もっと選手を育てたかったという親心にも似た温かさも伝わって来た1冊。

    結局のトコ、やぱーり一生着いて行きます。

  • 橋上コーチの本と併せて読むと面白さ倍増。相互に補完しあう感じ。

  • 前半愚痴、後半自慢。

  • 私の中で「ノムさんブーム」が再来していて、
    その流れで読んだのですが、
    やっぱり読んだことあるような内容だった。
    もはやノムさん本人が書いてない本のほうが、
    響くのかもしれないな。

  • 新大阪駅でみかけて購入。球団へのボヤキもあるのだが、監督として最後の著書ということもあり、人を遺すために書かれている感じ

    ■抜書メモ
    ・「結果が出なければ、私も一緒に辞めます」とまでいってくれたのである。(p.37)
     #ヤクルト球団 元社長 相馬和夫さんについて。
    ・「野球は生きるための手段であり、人生を生きることが目標」なのである。(p.75)
      (中略)
     自分がどのように生きていくのか考えれば、心が変わる。心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わるのである。
    ・じつはこのとき私は「スレッジ敬遠」の指示を出した。けれども、岩隈はきかなかった。私もわれを認めた。(p.113)
    ★私は楽天のスコアラーたちにいった。
     「“統計”は必要ない。ほしいのは、状況ごとのバッテリーの配給パターンやバッターの特徴だ」
     具体的にいえば、「12種類あるボールカウントのそれぞれで、そのピッチャーはどういう球種を投げてくることが多いか」「ストレート、カーブといった同じボールを何球まで投げるか」「キャッチャーのサインに首を振ったのはどういう状況だったか」「牽制球は何球まで投げるか」「このバッテリーはピッチャーがモーションを起こしてからキャッチャーが二塁に送球するまでに何秒かかるか」といったことだ。(p.134)
    ・間接的に伝えた方がより効果的だと私は思っている。(p.142)
    ・監督が本当に喜んでいいのは、試合が終わってからである。(p.146)
    ★「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すを上とする」(p.160)
    ・彼は若いピッチャーたちに自分の経験を伝えようとしてくれた。それには、これまでの蓄積を一度整理し、言語化しなければならない。

  • 野村カントクの本と言えば既に「あぁ、監督」とか「あぁ、阪神タイガース」などがあるが、今度は「あ~ぁ」だ。

    2009年12月刊行。この年“解任”のような形で楽天監督を辞すことになり、恨みつらみや未練を語っていただけに、なんとなく内容が偲ばれるタイトルである。

    で、読んでみたらまさにその通り(笑)。“解任劇”の舞台裏や、オーナー以下フロントの至らなさ加減(ダメだった頃の阪神そのままだそうな)をコキおろす愉快な本だった。

    オレも楽天チームは好きだが、楽天の通販サイトとか(ゴミゴミしててね)、経営戦略とかは好きでないからな~。

    後半は、弱かった楽天をいかに再生したか、日本野球にいかに貢献して来たか、いかに考えることを導入し、「人」を作って来たかという自慢話が中心になるが、それも含めてカントク節炸裂の面白い一冊である。

  • 野村監督から楽天の選手に向けて書かれたような本。
    野村監督の優しさと楽天球団への思いが凝縮されている。
    ここまで球団のことを考えてくれていた監督をクビにしてしまうのは何とも残念というか失敗だったよな?。

  • 野村監督3部作というべきか。流れで書いてる気がする。言いたいことはいっぱいあってだらだらまとめた感じ。

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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