内閣総理大臣 増補版 ――その力量と資質の見極め方 (角川oneテーマ21)

著者 : 舛添要一
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年2月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102286

作品紹介

近代政治や古今の歴史を題材に、リーダーたる資質を問う。この危機の時代の日本を変える新しい指導者の見抜き方。

内閣総理大臣 増補版 ――その力量と資質の見極め方 (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • なんで失脚しちゃたんだよ、舛添さん。

  • 舛添要一氏に政治家としての力量や資質が十分備わっているのかどうかということは置いておいて、この国に真に必要なリーダーの条件を考察。
    鳩山や小沢がだめなのは誰が見ても明らかだと思いますが…。

  •  2002年に出版された「内閣総理大臣」の増補版。今必要な創造的リーダーシップとは何か、待望される首相像を語る。
     この増補版が執筆されたのは民主党へ政権交代後、鳩山内閣が発足してから100日が過ぎた頃である。

    (メモ)今日首相に求められる要素
    【普遍的要素】
    1.ヴィジョン提示力
    2.歴史と哲学の素養
    3.人心掌握力
    4.組織力
    5.経験

    【今日的要素】
    6.危機の認識と危機管理能力・・・今日的な首相であるか否かを分けるカギ
    7.カリスマ性
    8.テレビ・ポリティクス・・・テレビに影響を受ける政治
    9.国際性
    10.IT適応力

  • 今をときめく舛添大臣の著作。
    リブロに平積みされてたので購入。

    テレビで芸能人化はしていても、
    やっぱりこの人は学者なんだなーと思う難解さ!

    政治は『虚業』であり
    『貴業』であるとする氏の、

    「大衆が庶民感覚を崇め、政治家に庶民性を
     要求したことが、エリートを没落させ政治を賤業化させた」

    という主張は◎。

    読み物というより、政治学のテキストみたい。
    うかつに触れると火傷しますが、政治『学』に
    興味のある方はぜひ。

  • 至極真っ当な政治論で面白味も何もない本だが、その至極真っ当さは決して軽んじられるものではない。一時は首相待望論もあった著者も、潮の流れを読み切れなかったかと思えば、何か空しい思いもする。

  • おなじみ政治学者から参議院議員となった著者による内閣総理大臣のかくあるべし論。内閣総理大臣、さらには国政を担う政治家に必要な資質と力量を論じるとともに一般国民の政治リテラシーの必要性も唱えています。簡単ながら触れられている政策論は明快に語られているものの、目新しいことはあまりありませんが、歴史や哲学の教養の重要性を強調する点は著者らしいと言えるか。

  • 当時は、自民党大臣だった桝添要一氏の内閣総理大臣の増補版。

    政治家には、もっと古典を読んで歴史に習うべきだとか、学者として、政治家として、必要なことを資質を挙げている。

    内閣総理大臣になるには、実力、仲間、時の運などがあるとは思うが、桝添総理大臣というものも一度見てみたいと思った。

    しかしながら、2013年の参議院の選挙ではどうなるのだろうか。一時の勢いを感じないことから、ある意味総理の道は遠のいたと思われる。

  •  政治家、特に内閣総理大臣にはどのような人物が望ましいのかを論じた本。著者は安倍・福田・麻生内閣で厚生労働大臣を担当し、「総理大臣に最もふさわしい人」というアンケートで1位になったこともある有名な政治家。元々の本業は政治学者。

     舛添氏が総理大臣に求める資質は10項目。同氏はこれらの要素を実在の政治家の事例に当てはめて説明している。ちなみに( )内は私が勝手に補足したもの。ちなみに、その要素とは、
    【普遍的要素】
    1.ヴィジョン提示力(政策、未来像の提示)
    2.歴史と哲学の素養
    3.人心掌握術
    4.組織力
    5.経験(組織を運営する経験)
    【今日的要素】
    6.危機の認識と危機管理力
    7.カリスマ性
    8.テレビ・ポリティクス(マスコミの扱いの上手さ)
    9.国際性
    10.IT適応力
    というもの。例えば鳩山由紀夫氏は4、9、10の要素をそれなりに備えているが、それ以外の要素、特に1、2は決定的に欠如していると評されている。特に今求められているのは旧い秩序の破壊者(織田信長)よりも新たな秩序の創造者(徳川家康)であるという記述にもうなずける。

     毛沢東は政治を「血を流さぬ戦争」、政治システム論で有名な政治学者・イーストンは政治を「希少資源の権威的配分」と定義している。ここから導き出されるのは、こうした政治の泥臭さを忘れると偽善や虚飾に陥るということ。こうして「平和的な支配」としての政治を「自分には無関係だから」などと軽んずると、ヒトラーの時のような暴力的支配を許すことになる。

     当書を読んで、国民に求められているのは「政治家を育てる」という姿勢、それから『自由論』のミルのいう「一流の人物」になるということだと思った。前者に関しては、日本人は政治家に高すぎる道徳水準を求め、粗探しをして潰すことは多いが、「では誰が政治家に相応しいか?」との問いに答えられる人は少ないのではないか、というのが私の意見である。

     後者については、国民一人ひとりが政治意識をしっかり持たないとなあ… 著者が政治意識を持たせるために主張していたサラリーマンの源泉徴収制を改めて申告税制にするというのは賛成。政治というのは詰まるところ、国民から徴収した税金を効果的に分配するということだから。

     他にも、政治家にとって「庶民性」は本来マイナス、といった興味深い記述も多く見られる。そして政治学の勉強にもなる充実した一冊。舛添氏は学者としてはそれなりなんだけどなあ…

  • I found that Masuzoe's views about politics in Japan are similar to those of Ryusuke Kaji, the central character of an adult comic written by Kenshi Hirokane. Briefly, lawmakers should not pursue money. Instead, they should be proud of being lawmakers and navigating their people. In addition, Mr. Masuzoe and Mr. Kaji say that Diet members should not take care of local people's interests, but interests of people in Japan.
    I'd like to support Mr. Masuzoe as long as he doesn't give up his ideals.

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