しがみつかない死に方 孤独死時代を豊かに生きるヒント (角川oneテーマ21)

著者 : 香山リカ
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年4月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102361

作品紹介

シングルたちを襲う「孤独死恐怖症候群」。「いつ」「誰に」「どうやって」気づいてもらうか。遺したくないもの…散乱する部屋、パソコンデータ。新しい死生観、新しい「喪」の形。生前見積もり、遺言…死後の準備は「心の安定剤」?究極の「自由死」とは何か-"孤独死"を恐れる前にやるべきこと、考えるべきこと。

しがみつかない死に方 孤独死時代を豊かに生きるヒント (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • 「孤独死」をテーマにした本ですが、今まであまり考える
    ことが無かった「死」について、考える機会にはなりました。
    死は避けられないからこそ、一日一日を大切にせねば。

  • 死は誰でも等しく訪れるのだから、漠然と恐れるのではなく、しかるべき準備をすればいいのでは、という主旨の本。自分個人はそれでいいけど、もっと社会全体のセーフティネットにも言及して欲しかった。

  • 孤独死・無縁死程度の事で、幸不幸の価値観を持ち込む事への批判は共感する。そもそも自ら選んだ人生の結果としての死に方なのだから。尊厳死も個人的には肯定。でも自殺までいくと本人の選択なのか否か?というのは微妙な問題だなとは思う。

  • 孤独死をそこまで忌避する風潮があるのかー
    私は死にたいのに延命される方がよっぽどこえーよと思う。
    なので孤独死に対する考え方云々は興味薄かったけど
    死ぬ準備の情報も色々あった。
    長くて引用できないけど島村麻里さんを偲ぶ
    楽しい「サヨナラシマムラ大宴会」の趣向と
    その招待状の文面の気を使わせなさがすんばらしいなー。

    近しい人に確実に大きな負担をかけるんだから
    自分が死んだらささっと片付ける準備をしておきたい。

    ところで佐野洋子さんといいこの本といい
    タイトルだけ見てるとなんだか精神状態を心配されそうだ。

  • 幸いにも健康である今、どのような死に方をするかは実際なってみないと分からない。それは30年後かもしれないし、もしかしたら明日訪れるかもしれない。
    死ぬことへの恐怖に慄きながら限られた人生を過ごしてしまうのではもったいない。死を恐れず逃げようとせず、それでいて心豊かに生きるためには?死への不安を和らげるためには?
    そんな人に。

  • 誰にでも必ず死はおとずれる。
    その時を考える本でした。
    でも、どんな死に方をするのかわからないし、死んだ本人にしたら、どうにもできないことだ。


    残された人のことも考えて、整理整頓と財産管理をやろうと思った。
    くわえてやりたい事は、出来ない言い訳をせずにやろう。

    今を精一杯生きたらどんな死に方をしても、本人にとっては他人がどう思おうと満足なのではないかと思った。

    私の姑は、必ず死んだら誰が後始末しなければならない。
    一人で気ままに過ごしていては、よくないと言っています。だから我慢しつつも⁈結婚して、子供ももってと言っています。全面賛成ではないが、ある意味真実とも思います。
    価値感は時代とともに変化すると思うが、人はひとりでは生きられず誰かと関わらなければ生きていけない。

    おんぶにだっこではなく、自分で出来ることは自分でした上で、身内も含めて人といい関係を持ちつつ生きていきたい。
    お葬式は故人のためもあるが、残された人が亡くなった事実を受け止めるためと考えた事がなかったが、全くその通りだなぁと思った。

  •  教養や実用書ではなく「孤独死」を恐れる人々について、また、自分の死について著者の思うところを生き生きと描いたエッセイ(なんじゃないかな)。

     今までの著者の本が「言ってることはわかるんだけど」という感じだったのに比べると、この本はずいぶんと実用的で生々しい、著者が、「他者」ではなく「自分」のことととらえ、思うところを書いているからなんだろうな。
     面白かった。

     ところで、孤独死をはじめとして、死んだ後のことを恐れるかたがたが幾人か出てくるのだけれど「現在の生活」に不安はないのかな? 現代の実生活に不自由しなくなって初めて悩むことかと思ってたけど、ちがうのかな?

  • 死ぬのをだれに発見してもらうか、それが大切だということを実感しました。

  • 誰にも看取られず、亡くなった後に発見される死…【孤独死】について書かれた本。

    70年代から孤独死という言葉が登場し、95年の阪神・淡路大震災後に問題化され、飯島愛さんの死など多くの孤独死が起こっており、現代における新たな恐怖の原因は孤独死となってきている。「こんな死に方をしてしまったら、今までの全て意味がなくなってしまう」と孤独死恐怖症候群の人はいうが、はたして本当に孤独死とはその人の人生や業績までいっさい無意味にしてしまう程の破壊力をもつのだろうか?をテーマに進められてゆく。

    孤独死を早く見つけてもらうための見守りサービス、死後の遺品整理を請け負う会社の生前見積もり、もはや携帯電話=持ち主自身となった現在、死後の携帯電話やパソコンのデータ削除や復元、普通のお葬式から、直葬、献体、お別れパーティーなどの実施について、ぽっくり死や安楽死、有効なリヴィングウィルをどう残すか、相続税を払わなくてすむようにする寄付制度など、細々とした手続きやなんかも載せてある。

    で、結局は「生きている今のため」なのである。これだけ準備しても、本当に希望通りの死に方にできるとは限らないし、死んだ後にきちんと対応してもらえるかなどはわからない。いろいろ準備をしていてもしていなくても、まわりに人がいてもいなくても、誰にでも「死ぬ瞬間」はやってくる。残される者が苦労しないようにある程度の準備をし、自分の心づもりをするのはいいが、死に方なんてその人とは何の関係もないのだから、死に方にしがみつくのはやめて、今を生きよう!というお話~。

    実際の新聞の記事などが取り込まれているので読みやすくていいが、死への準備や死後のこと(サービスなど)が中心になってしまっていて、ちょっと残念。

  • 死にそうな体験をすると人生観が変わるというが、確かに、死に対してはずいぶんとイメージが変わったと思う。私の病気で一人暮らしが怖くなった友人はいっぱい居たけど、私自身は逆に腹が据わったというか、覚悟ができた気はする。所詮、死ぬときは独りなんだし。
    あと、葬式は生きているひとが、その人の死を納得するためのものだよな〜と思っていたら、本文にも出て来た。島村麻理氏のお別れ会も素敵だが、「結局は「生きている今のため」」だよね。

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