しがみつかない死に方 孤独死時代を豊かに生きるヒント (角川oneテーマ21)

  • 角川書店 (2010年4月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (1ページ) / ISBN・EAN: 9784047102361

作品紹介・あらすじ

単身者の孤独死は年間3万人。既婚者・未婚者誰ともに孤独死の可能性を秘める今、脅迫的に孤独死を怖るのではなく、自らの死と向かい合い、満足死を実現するための準備情報を豊富に紹介。            

みんなの感想まとめ

死という避けられないテーマに向き合い、満足のいく生を送るための準備について考察した作品です。孤独死という現代の問題を取り上げ、恐れるのではなく、日々を大切にしながら死を受け入れることの重要性を説いてい...

感想・レビュー・書評

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  • 「孤独死」をテーマにした本ですが、今まであまり考える
    ことが無かった「死」について、考える機会にはなりました。
    死は避けられないからこそ、一日一日を大切にせねば。

  • 死は誰でも等しく訪れるのだから、漠然と恐れるのではなく、しかるべき準備をすればいいのでは、という主旨の本。自分個人はそれでいいけど、もっと社会全体のセーフティネットにも言及して欲しかった。

  • 孤独死・無縁死程度の事で、幸不幸の価値観を持ち込む事への批判は共感する。そもそも自ら選んだ人生の結果としての死に方なのだから。尊厳死も個人的には肯定。でも自殺までいくと本人の選択なのか否か?というのは微妙な問題だなとは思う。

  • 孤独死をそこまで忌避する風潮があるのかー
    私は死にたいのに延命される方がよっぽどこえーよと思う。
    なので孤独死に対する考え方云々は興味薄かったけど
    死ぬ準備の情報も色々あった。
    長くて引用できないけど島村麻里さんを偲ぶ
    楽しい「サヨナラシマムラ大宴会」の趣向と
    その招待状の文面の気を使わせなさがすんばらしいなー。

    近しい人に確実に大きな負担をかけるんだから
    自分が死んだらささっと片付ける準備をしておきたい。

    ところで佐野洋子さんといいこの本といい
    タイトルだけ見てるとなんだか精神状態を心配されそうだ。

  • 幸いにも健康である今、どのような死に方をするかは実際なってみないと分からない。それは30年後かもしれないし、もしかしたら明日訪れるかもしれない。
    死ぬことへの恐怖に慄きながら限られた人生を過ごしてしまうのではもったいない。死を恐れず逃げようとせず、それでいて心豊かに生きるためには?死への不安を和らげるためには?
    そんな人に。

  • 誰にでも必ず死はおとずれる。
    その時を考える本でした。
    でも、どんな死に方をするのかわからないし、死んだ本人にしたら、どうにもできないことだ。


    残された人のことも考えて、整理整頓と財産管理をやろうと思った。
    くわえてやりたい事は、出来ない言い訳をせずにやろう。

    今を精一杯生きたらどんな死に方をしても、本人にとっては他人がどう思おうと満足なのではないかと思った。

    私の姑は、必ず死んだら誰が後始末しなければならない。
    一人で気ままに過ごしていては、よくないと言っています。だから我慢しつつも⁈結婚して、子供ももってと言っています。全面賛成ではないが、ある意味真実とも思います。
    価値感は時代とともに変化すると思うが、人はひとりでは生きられず誰かと関わらなければ生きていけない。

    おんぶにだっこではなく、自分で出来ることは自分でした上で、身内も含めて人といい関係を持ちつつ生きていきたい。
    お葬式は故人のためもあるが、残された人が亡くなった事実を受け止めるためと考えた事がなかったが、全くその通りだなぁと思った。

  •  教養や実用書ではなく「孤独死」を恐れる人々について、また、自分の死について著者の思うところを生き生きと描いたエッセイ(なんじゃないかな)。

     今までの著者の本が「言ってることはわかるんだけど」という感じだったのに比べると、この本はずいぶんと実用的で生々しい、著者が、「他者」ではなく「自分」のことととらえ、思うところを書いているからなんだろうな。
     面白かった。

     ところで、孤独死をはじめとして、死んだ後のことを恐れるかたがたが幾人か出てくるのだけれど「現在の生活」に不安はないのかな? 現代の実生活に不自由しなくなって初めて悩むことかと思ってたけど、ちがうのかな?

  • 誰にも看取られず、亡くなった後に発見される死…【孤独死】について書かれた本。

    70年代から孤独死という言葉が登場し、95年の阪神・淡路大震災後に問題化され、飯島愛さんの死など多くの孤独死が起こっており、現代における新たな恐怖の原因は孤独死となってきている。「こんな死に方をしてしまったら、今までの全て意味がなくなってしまう」と孤独死恐怖症候群の人はいうが、はたして本当に孤独死とはその人の人生や業績までいっさい無意味にしてしまう程の破壊力をもつのだろうか?をテーマに進められてゆく。

    孤独死を早く見つけてもらうための見守りサービス、死後の遺品整理を請け負う会社の生前見積もり、もはや携帯電話=持ち主自身となった現在、死後の携帯電話やパソコンのデータ削除や復元、普通のお葬式から、直葬、献体、お別れパーティーなどの実施について、ぽっくり死や安楽死、有効なリヴィングウィルをどう残すか、相続税を払わなくてすむようにする寄付制度など、細々とした手続きやなんかも載せてある。

    で、結局は「生きている今のため」なのである。これだけ準備しても、本当に希望通りの死に方にできるとは限らないし、死んだ後にきちんと対応してもらえるかなどはわからない。いろいろ準備をしていてもしていなくても、まわりに人がいてもいなくても、誰にでも「死ぬ瞬間」はやってくる。残される者が苦労しないようにある程度の準備をし、自分の心づもりをするのはいいが、死に方なんてその人とは何の関係もないのだから、死に方にしがみつくのはやめて、今を生きよう!というお話~。

    実際の新聞の記事などが取り込まれているので読みやすくていいが、死への準備や死後のこと(サービスなど)が中心になってしまっていて、ちょっと残念。

  • 死にそうな体験をすると人生観が変わるというが、確かに、死に対してはずいぶんとイメージが変わったと思う。私の病気で一人暮らしが怖くなった友人はいっぱい居たけど、私自身は逆に腹が据わったというか、覚悟ができた気はする。所詮、死ぬときは独りなんだし。
    あと、葬式は生きているひとが、その人の死を納得するためのものだよな〜と思っていたら、本文にも出て来た。島村麻理氏のお別れ会も素敵だが、「結局は「生きている今のため」」だよね。

  • 'しがみつかない死に方 孤独死時代を豊かに生きるヒント' 死ぬときのためにやっぱり準備ぐらいはしておいたほうがよさそう。自分も死んだときのこと考えてHDDをなんとかしなければ。マジで見られちゃまずい。 http://amzn.to/9P6gvh

  • 年間3万人の「孤独死」があるという。
    香山先生の知人女性2名も、そのようななくなり方をしたとか。

    大原麗子、飯島愛・・などの著名人も多い。

    先生の診療室にはシングル女性の「孤独死恐怖症」が多々現れるようになった。恐ろしさから逃れるために結婚を考えるとか(それは相手に失礼だろうとワタシは思うけれど・・)

    でも、人間一人で生まれ、一人で死ぬのは当たり前となぜ思えないのだろうか。心中しても事故で一緒に死んでも、個人の死は死でしかないのに、甘えた考えではなかろうかと私は思ってしまうけれどね。ほんとに「しがみつかない死」でありたい。



    それよりも先生の言うところの自分の死というより
    家族などを喪うことへの恐怖心が強い。
    それには立派に「予期悲嘆」という精神医学の名称があるとのkと。

  • 「しがみつかない生き方」は巷でかなり評判になっていたが、読まないうちに「〜死に方」が出ていて読んでみることにした。「しがみつかない」という言葉が使ってあるように「こうでありたい」という気持ちが強くなりすぎて「こうでなければならぬ」になると苦しくなってくるのではないかな。そんなに思い煩っても思い通りの『死』を迎えることなんてほとんどないわけなんだから、毎日を生きる、ことを考えよう。そして、自分をよく見せるべく見栄をはったりしないで、なるべくあるがままの自分でいられるようにしていれば、「あんな人だったなんて・・・」度数も低くなるであろう、と思った次第です。  

  • 「生き方」の方は読んでない。読もうと思ってるうちにベストセラーになって、そうなると読みたくなくなるという全く天の邪鬼としか言いようのない悪癖が出て未読なのであった。これは二番煎じ?(一番は知らんけどさ)と思いながら何となく読み始めたら、いやあこれが面白くって一気読み。

    最近話題になった「孤独死」についての考察である。一人暮らしの女性の間で孤独死に対する恐れが広がっているという。そもそも「孤独死」とは何か。その実態は。人はどう死んだらいいのか。自らの経験を交えて実感的に語られているので非常に読みやすく、死というものをあらためて考えさせられた。

    結論的なものは特に目新しくはないと思うが、私はたいそう励まされた気になった。「死に方」なんてその人とは何の関係もない。いつ死ぬか、どう死ぬかなんて誰にもわからない。本当にそうだよね。とりあえず今日を生きる。

  • 非常に身につまされる内容。

    「死んだらどうなるか」というそこはかとない不安を、霊的な意味合いでなく、現実問題としてとらえたら、どうなるのかということを、主に「孤独死」を中心に書かれています。

    この本を読んで、自分はどのように死にたいのか、どのように生きたいのかを改めて考えました。

  • 孤独死という言葉が使われる様になったのは意外と古く、1960年代には「孤独死老人ゼロ運動」なるものが存在し、当時から独居老人が独りで亡くなる事が社会問題化していたようである。太平洋戦争後の日本が戦後復興を目指す中、中核都市での第二次産業従事者の増加に伴い、子と親が離れて暮らす所謂「核家族化」の増加により社会問題化していったと見られる。近年では阪神淡路大震災で、問題が再び大きく取り上げられる事となる。
    私は住宅不動産業と関わりが深いから、特に賃貸物件等での単身者(独居者)の孤独死については社会課題の一つとして関心度は高い。つい先日も会社の同僚の近親者が亡くなってから数ヶ月経過後に発見されたという話を耳にし、身近な所でもそうした亡くなり方が増えてきた事をひしひしと感じる。同世代で未婚かつ子供のいない同僚や友人も多く、いよいよ年月が更に進めば、自分自身がどうなっているか、そのときどうしたいかについても、真剣に考え始めなければならないと焦りも感じる(幸い私には家族がいるが、亡くなる順番までは決められない)。
    本書はその様な社会課題である孤独死をきっかけとしながら、筆者自らの死に対する想いや、人の死がそれぞれにとってどの様な受け止め方がされるものか、身近な例を挙げて見解を述べる内容となっている。確かに綺麗に誰にも迷惑かけずに死にたいと思うし、死んだ後、数ヶ月経って発見されるような状況に陥りたくない。だが死とは本人にとってはそれまでの恐怖や場合によっては痛みなども伴うであろうが、死んで仕舞えば後は何もない(はずであるが)だろうから、その後のことは本人には関係ないと言えば関係ない。私も身近な人の死に接することはあったが、亡くなって後に様々な手続きや儀式があり、正直な所、悲しんでいる暇もないといった感じになる。裏を返せば、独り静かに考える時間があったのであれば、もっと悲しんだのではないかと思うくらいだ(勿論悲しい事に違いない)。後に残る人に迷惑かけたくない気持ちは解るが、慕われていればいる程に深い悲しみをもたらしてしまう気がする。そういう事を考えていると、今度はだんだん面倒になって、生きている自分から離れた場所にある(ありそうな)死からは遠ざかろう(考えない)とする自分がいる。きっと恐らく多くの人の感覚はその様なものだろう。だが、いつ自分が病気になったり、年老いていつ逝くかわからない状況になれば、また違った考え方にもなるのだろう。そんな緩やかな気分で、また先延ばしする=生きているというのが今だ。

  • p.2010/4/16

  • 最後が取ってつけたようで軽薄な印象をぬぐえなかった。[more] それもあって、孤独死に対する不安を解消 (or削減) するどころか、刹那主義的で欺瞞した (眼を逸らさせた) に過ぎないように感じた。結局最後は自分が腹をくくるしかない...のでしょうが、現実的に多数を占める人たちが直面する問題を掘り下げてほしかった。

  • 日本尊厳死協会が表明している生き方、死に方についての意思、いわゆる「リビング・ウイル」
    ①病気が不治かつ末期になった場合、無意味な延命措置を拒否する。
    ②痛みや苦痛は最大限、取り除いてほしい。
    ③植物状態が数ヶ月以上続いた場合、一切の延命措置は取りやめてほしい。

  • ※アマゾンより引用

    内容

    シングルたちを襲う「孤独死恐怖症候群」。
    「いつ」「誰に」「どうやって」気づいてもらうか。
    遺したくないもの…散乱する部屋、パソコンデータ。
    新しい死生観、新しい「喪」の形。
    生前見積もり、遺言…死後の準備は「心の安定剤」?
    究極の「自由死」とは何か。
    “ 孤独死 ” を恐れる前にやるべきこと、考えるべきこと。

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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