優しかった彼女をなぜ鬼嫁に感じるか 脳科学で正す「不合理」な思考 (角川oneテーマ21)

  • 角川書店 (2010年6月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784047102446

作品紹介・あらすじ

もともとズボラ人間である自分の成功は「合理的な考え方と行動」がもたらした!無駄を省き、最低限の努力で最大の効果をあげる、吉田式”合理的”思考と具体的行動を伝授!

みんなの感想まとめ

人間の行動にはしばしば不合理な側面があり、その背景には進化の過程で培われた思考のクセがあることを解説しています。著者は、行動経済学の視点から私たちの日常生活に潜む非合理的な行動を分析し、具体的な改善策...

感想・レビュー・書評

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  • 私たちはしばしば、頭ではわかっているはずなのに、馬鹿しい行動をしてしまうことがある。それに対して、著者の吉田たかよし先生の鮮やかな解説により、私たち人間の不合理な行為を解き明かしていたのが印象的だ。私たちの「不合理」は、文明と進化の「ズレ」によるもの。根性で叩き直そうなどという暴論にひた走ることなく、適切な処置をもって、合理的な行動に置き換えていきたい。

  • 行動経済学を話しながら生活に活かす本
    行動経済学についてわかりやすく解説しながらこういう傾向があるからこう対策しようと解いている。好きな本だけどタイトルが釣りすぎる

    勉強法:話しながら学ぶ、報酬を考える
    利用可能性ヒューリスティック:見えるものだけで判断
    代表性ヒューリスティック:印象的な記憶で判断
    係留と調整~:アンカリング

    直感のシステム1と分析理解のシステム2、
    プロスペクト理論
    コーピング:ストレスを取り除く問題焦点型、自分の気持ちを変える情動焦点型
    認知の歪み:二分思考、過剰一般化、恣意的推論、選択的抽出、マイナス化思考、すべき思考、感情的決めつけ、ラベリング、自己関連付け、過大化、過小化

  • 人間は不合理な行動をする。その理由は原始社会では合理的な行動だったから。

    日本人のルーツは24人の母親にたどり着く=24人のイブ。
    世界中の人間はアフリカの一人の女性にたどり着く。

    定住生活はストレスを抱え込んだ=食料と引き換えにストレスが生まれた。
    手に汗を握る=手が滑らないように。
    肩こりは、緊急時に内頚動脈を守るため。筋肉は固くなる。筋弛緩剤なしでは、手術は不可能。
    難しい本を読むと眠くなるのは、脳に睡眠物質が溜まって神経細胞を休ませようとするため。
    原始社会では遊びが勉強だった。狩りの練習など。
    痩せた女性の中に脂肪肝が見つかる。たんぱく質が不足していると肝臓から脂肪を運べない。

    ヒューリスティック=直感的にする行動。
    利用可能性ヒューリスティック=思い出しやすい記憶を元に物事を決めつけて考える。凶悪事件、航空機事故など。いいことだけを思い出す癖をつける。
    代表性ヒューリスティック=代表的、典型的なケースを過大評価する。キャビンアテンダントは美人、ITバブルが起きた原因、一つの出来事が決め手になるケース。
    決断の前に振り替える。
    係留と調整ヒューリスティック=アンカリング効果、合コンは遅刻が勝利を呼ぶケース。

    デュアルプロセス理論=直感的に捉えるシステム1と論理的に考えるシステム2がある。

    プロスペクト理論
    アンカリング=参照点依存性。参照点を自分に都合のいい時期に設定する。
    感応度逓減性=同じ100万円の価値は財産額によって逓減する。
    損失回避性=損失を回避するほうが勝ちがある。損切りができない。
    価値関数と確率加重関数。宝くじは当たるように感じる。

    認知のゆがみを正す方法。
    二分割思考に陥っていないか、過剰一般化(不都合なことを一般化しすぎる)していないか。恣意的推論(根拠のない先読み)をしていないか。選択的抽出(悪いことばかり思い出す)をしていないか。感情的決めつけをしていないか。

    ポジティブシンキングの落とし穴=呪文のように唱える自己啓発には根拠がない。むしろ気分が落ち込む可能性がある。
    セルフハンディキャッピング=自分で先に言い訳をいうと、手を抜きやすい。スポーツ選手はいい成績を残せなくなる。

  • 久しぶりに駄本をひいてしまった。
    脳科学や医学で解き明かす、といっていますが、そんな話出てくるか…?
    実態は「遺伝子」と「ストレス」を振りかざす自己啓発本でした。
    読むタイミング、置かれている環境、ベースの知識など、読み手側の問題も左右するだろう。こういう本が面白いときもあった。でもいまの僕には駄本だった。それでも、本を一冊書くというのは大変だろうなあ、すごいなあ、という気持ちぐらいは抱いたけども。で、鬼嫁はどうなんだよ?

  • タイトルは釣りで、脳科学で性格傾向を分析するもの。
    「不合理」だとわかっていても行動してしまう、「合理的でない」人間について、脳科学の視点からの分析が参考になった。

  • 書いてあることは本当らしいのだが,根拠となる文献が示されていないのが残念。TVで見る感じからはなんとなくいい加減そうなので,文献を示して欲しい。角川の本だから,しょうがないか?

    2012/02/05図書館から借用; 2/8朝の通勤電車から読み始め;2/9朝の通勤電車で読み終わり

  • p.2010/6/15

  • 話題が多岐にわたり、様々な脳科学の豆知識が盛り込まれていて、とても面白い。が、タイトルと一致する部分は一部のみ。(タイトルに引かれて買った僕は、残念な感じになる)話題を多岐に広げ過ぎていて、吉田たかよしの醍醐味である(特に教育論)強烈な説得力が弱まっている。

  • 「なぜ鬼嫁に感じるか」の説明は全くない。認知のゆがみを語った本。
     その部分はまあ良いとして、過去の人間が非常に合理的で、進化の速度が社会や環境の変化について行ってないのが様々なゆがみやストレスの原因と言い切ってしまうのは違和感がある。
     トンデモな香りがする。
     進化なんて非合理の固まりだと思う。当たるを幸い何でも試して、たまたまヒットしたものが残ってるんだよねえ。
     

  • [図書館]
    読了:2011/2/19

    「遺伝子は原始社会に対応してきたが、文明社会のあまりに急激に変化したため、遺伝子の変化が追いつかない。」

    「原始時代に最適化した体だから〜」という説明はホントか嘘か分からないけど、「人間の体はそういうもので、意志の弱さだとして自分を責める必要はない」、ということが分かっていれば、受験勉強や資格勉強、ダイエットのストレスもだいぶ軽減されるのではないかと思う。

    p.43 「難しい情報を繰り返し脳内に巡らせていると代謝されて睡眠物質に変わる。これがたまって眠くなる。」

    p.49 「脳は無意識のうちにこれを記憶するので」無意識のことがどうして分かるんだろ…

    p.51 「アイスクリームやケーキのように糖分と脂肪分が混じり合うとドーパミンが分泌され快感が生み出される。覚醒剤中毒と似ている」

    p.77 「脳は確率を処理するのが苦手なので、ある程度確率が高そうなことは100%起こるものとしてとらえようとする」

    p.116 アジア風邪の問題。頭では分かってるんだけど、感覚で考えるとDを選びたくなる…。すげぇ。

    p.153〜176 認知行動療法。コラム法の話

    p.178 セルフハンディキャッピングやりまくってるわ私…。自尊心を守るためだったのか。「セルフハンディキャッピングを行うと努力がおろそかになり、よい成績を残せない」

    p.185 「規範の内部化」
    立ち読み:2011/2/19

  • コラム法。ポジティブシンキングの否定。

  • 読み始めたばかりだか、納得するところが、多く、大いに参考になりそう。

  • 脳科学の角度から不合理な行動を語られている書籍です。
    合理的な行動を取るための原始時代と同じような環境作りは生活に取り入れてみたいと思いました。

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著者プロフィール

医学博士・心療内科医師。本郷赤門前クリニック院長。新宿ストレスクリニック顧問。1964年生まれ。灘高校、東京大学卒業。東京大学大学院医学博士課程を修了。現在、脳科学とメンタル医学を活用した診療に携わる一方、TV・ラジオ・雑誌・WEBなどメディアに多数出演中。

「2019年 『「ついつい先送りしてしまう」がなくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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