ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方 (角川oneテーマ21)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102576

感想・レビュー・書評

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  •  日本は財政面では小さな政府で、権限面では大きな政府という組み合わせで、著者は最悪の組み合わせだと書かれています。権限面が大きくて成功している国は、唯一中国だと言うことですがこれも成功といえるかどうか。。。このあたりの話をもう少し掘り下げ、他国との比較の中で詳細を知りたいところです。
     日本が抱える経済面での課題が浮き彫りにされています。個人的に関心のあった年金など再分配の問題についてもわかりやすく書かれています。これらの構造的欠陥を垣間見たように思います。

  • 題名のとおり「経済政策」の入門書。本著は理論的な整理を平易にしているため、世の中にでている経済評論をもう少し高い地点から考えてみたい人にはおすすめである。たとえば、規制改革や年金制度、量的緩和政策などなど、これらはパッケージとして行われる政策であり、単独では存在していないことがこの本からよくわかる。巷の本は、年金や規制改革などを個別に取り上げているモノが多く、全体像がみえにくい。そのようなことから生じる偏見への予防接種や治療薬にこの本はなると思う。

  • 今は経済について何も知らないが、現在の日本の経済政策を考えたい!という方におすすめの本。経済学の基本的な理論から、現在の経済政策について考えるポイントを、時折飯田先生の私見も交えて説明している本です。

    何も知らない状態からこの本を一冊読むだけでも、「経済政策を考え方はどのようなものか、今はどのような事が問題で、どのような方向に解決していけばいいのか」という事が何となくわかるのではないかと思います。

    これを読んで本格的に経済政策を考えたいと思うようになったら、この本の兄貴分の本である、岩田・飯田『ゼミナール経済政策入門』に進むことをお勧めします。

  • 気鋭のエコノミスト飯田氏の著作。

    本書は構造が大変わかりやすく作られているのが
    何より素晴らしい。
    まさに「ゼロから学ぶ」という表題を体言する
    ものとなっている。

    「はじめに」で語る
    "世界は分けなきゃわからない:だから問題を分割する"
    というシンプルなメッセージに集約される。
    経済政策とその効果を「成長」「安定」「再分配」の
    3つに分類して話を進める。

    そして、「終わりに」で
    「無味乾燥な理論」と「熱い(だけの)提言」の間を
    目指して書いたことがまたメッセージとして載せられているが、
    私はそれに頷けた。

    本書のコアは「日本を幸福にする」というポイントだろう。
    著者は、この「幸福」という一見あいまいで、使うものの
    エゴをまるだしにできる危険な用語と定義について、
    一章を使って自身の見解を説き、またありがちな批判についても
    反論を述べている。
    これによって、本書全体にシマリが生まれている。
    いわば「正しく批判を受け止めます」というフェアネスがあるのだ。

    あとは筆者の意見として、4章の再分配のところで、
    所得移転政策としての年金は、もう人口構成のアンバランスからして
    成り立たないだろう、と言っているのも印象に残った。
    私もそう思う。結局、日本が発展途上国時代に未来をなんも
    考えずに作ったものをいまだに使い続けているなんて
    無茶もいいところだ。
    ただし年金は破綻させられないだろうから、支給年齢をどんどん
    引き上げ、額を減らし、ヤスリで削るようにしていくんだろう。
    今からの世代は、それを覚悟した上で年金を払うしかないのかねぇ。

  • 「ゼロから学ぶ」と題されてる通りわかりやすい。「経済的な幸福度を高める事」=「GDPの向上」が経済政策の目標であるとし、その為には成長政策・安定化政策・再分配政策の目標を理解し、バランスをとる事が重要だと主張している。それぞれの政策の説明も簡潔かつ明瞭で、理解しやすい。ただあくまで入門用なので、更なる理解のためには他の本を参考にする必要がある。

  • #kindle
    この知識をどう使えば、日本をより良い国にすることに貢献できるだろうか、と考えられる本。「先生」の熱意が伝わる。

  • 経済政策とは、成長政策・安定化政策・再分配政策からなっているので、その観点で考えると今の経済政策に抜けているものが分かるよねということ

    アベノミクスは成長政策・安定化政策が比較的強めなのだと思う

  • 読みやすさ、取っつきやすさに関して飯田さんの著作はすばらしい
    今作も例外なく、
    経済政策や経済について「?→!」に変えてくれる一冊となっている。

  • 経済政策には3つの柱がある。それは「成長政策」「安定化政策」「再分配政策」である。

    本を読んで経済政策を学ぶきっかけになりました。

  • 経済政策を知る上での入門書となる。

    次は岩田規久男・飯田泰之共著の「ゼミナール経済政策入門」を読みたくなった

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