バカの正体 (角川oneテーマ21 A 129)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年1月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047102682
作品紹介・あらすじ
なぜ日本人は、こんなにもバカになってしまったのか?一億総バカ時代を生き抜く処方箋。
感想・レビュー・書評
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書いてあることはなるほど、と思うこともあったが、暇潰しとして読むにはよいかも。
テレビの悪影響(面白いときに手を叩くなど)を言われるが、そのテレビ番組をつくっている著者の立場は関係ないようだ。
たまにはこのような緩い新書があっても良いと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いろんなバカに対して、違った視点から捉えてみたもの。何かするなら元をとってやろう、とかちと面白い。親バカはお金をかけるバカじゃなく、時間をかけるバカが良いと思う、とか。本音を知りたがるのはいいけど、知ってどうする?知らなくてもなんら困らんでしょ?とか。
前世や運勢を知りたがるのも、それで本人が幸せならとやかくいう必要ないよね、とか。
視野が狭い自分には面白かったので、再読もありかな。 -
思ったほど斬り込んでなくて、意外と愛のある「バカ」への指摘。
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最初鋭く斬りかかってくるように見えるのだけど、体に届く寸前に、止めるのではなく、何か妙に柔らかいものに変化して優しく撫でつける。毒でも薬でもなく読後は何も印象がない。すべてにおいて中庸、中立。結局誰も傷つかないが誰の得にもなってはいない。思えばこの感覚はテレビという文化そのものであったと気付く。うすうすわかってはいたが、「風雲児」や「天才」という称号は「改革に伴う」ものではないのだな。むしろどれだけ保守し、継続し、強固にしていく隷属者にに既存の確立している側から与える称号なのだ。
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読んで楽しめました。
著者は言わずと知れテレビマン。
バラエティ番組で数々のヒットを飛ばしてきたプロデューサーです。
その著者が見た今の日本=バカを論じています。
この本は、ひとつのエンターテイメント番組になっていると思います。
著者がコメンテーターをしている朝の情報番組のテリー伊藤特集といった感じです。
このエンターテイメントに乗っかって楽しむか、一歩引いて客観的に見るかで評価が分かれると思いますが、私は前者でいた方がたとえバカでも幸せではないかと思います。 -
意外に普通の内容だった。へーっと思うこともあったけど、もう少し過激かと思って読んだので、少々期待外れ・・・。
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バカの展覧会の如くですが、テリーさん流の解釈の仕方が書かれています。例えが分かりやすくサラッと読めます。