先送りできない日本 ”第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 139
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102842

作品紹介・あらすじ

グローバル競争における日本の方向性。TPPと日本の食糧問題。日本の経済は何をめざして舵を切るべきか?中国、インドとどう付き合っていくか?政局中心の日本の政治はこれでいいのか?日本のものづくりを再生するには?これまで解決してこなかった日本の大問題に決着をつける。

感想・レビュー・書評

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  • 現在の日本で何が問題かをハッキリ書かれている一冊。現代の日本を見つめ直すのは用度いい書籍である。とても分かりやすい 昨年の東関東大震災後にこれからの日本はどのように、国内、そして国外に対しての接し方、対応すべき点が分かりやすく開設されている。

    第1章-ドアを開ければグローバル会社
    この章では
    【感想】東西冷戦終了後を契機に、人件費の安い国に工場を建てて、人件費の安い労働者を雇用することが可能となり、ASEANをはじめ、先進国の工場が進出し、新たなマーケット(可能性)が誕生しつつある、等など…
    更に、WTOやTPPについて…

    第2章-TPPでどうなる、日本の農業
    【感想】TPPの説明だけではなく、今まで国内でどのような農業対策されていたか、今後の危機や可能性、する必要の改革など。

    つづいてほかの章でも分かりやすくテーマ別で開設されているので、飽きずに読むことができる。


    第3章-国が変わるということ
    【感想】隣の韓国の通貨危機の体験やその後の対策

    第4章-世界が智慧を絞る巨龍との付き合い方
    【感想】ここでいう、巨龍とは中国のことである。

    第5章-物作り大国日本、新ステージ
    【感想】どうも、日本は物作りは善くても、その売り方が今いちみたい…

    第6章-今か、未来か?明日を決めるのはあなた


    等など

  • 時間があれば

  • 国の借金問題、環境問題、政治問題、どれをとってももうぎりぎりなんだなと思う。
    借金に関しては、ある日突然ぽっくりいって国が破綻するようになるのではとしか考えられない。
    税金は10%に上げてもらって構わない。でも、私たちが根底に必要な食料品だけはどうか税を課さないでほしい。これはアメリカでも同じ。
    子供手当なんていらない。それよりか、もっと保育所を作って、給食費を無償にするほうがどんなにためになるか。
    こんなこと考えても、全然そんな世論なんか聞いてくれないだろうな。
    ただただ、忍耐強く生きていかねば。

  • 農政はノー政σ^_^;
    聞いたことはなかったですが言い得て妙ですね。
    戸別所得補償制度とか農業ではなく農協(農家)を守る制度と言われても仕方ないです。
    大規模経営からまた細切れに戻そうとしたのがあの政権やったと。
    農業を守るためにどうすれば良いか。
    株式会社を排除する社会主義的な政策が今の農業従事者の高齢化を生んでいます。
    自民党の新しい世代が農政に力を入れてくれてるのがせめてもの救いかと思います。

    「いい質問」とは情報の空白を埋める質問だそうです。
    確かに知識に空白があると不安になるので埋めたくなるんですよね。
    それが話者と共有できたら本当の意味でいい質問になるんやと思います。
    ただ手を上げて発表すると難しいんですよねσ^_^;

  • いい質問ができるよう、問題の核心について考える癖をつけることが大事!

  • 2015

  • 20150726

  • 忘れもしない2011年。
    日本中が未曾有の災害に恐怖し、今なお、その影響は続いている。
    人と人とのつながりを再確認した一方で信じていた世界が一夜にして崩壊した。
    そこから我々はどう立ち直っていくか。
    そして、立ち直るために解決しなければならない問題は何か。
    答えのない、しかし暫定的であっても答えを出さなければならない。

    TPP交渉は依然難航している。
    良い点、悪い点が当然あるわけだが、「参加しない」という選択肢は、現実的ではない。
    しかし、懸念されるのは国内産業の保護だ。
    安い商品がたくさん入ってきたら、国内の産業は衰退してしまうのではないか......。
    著者はそこにそもそもの考えの間違いがあると指摘する。
    そんなに日本の産業は国際競争力がないのか、信用がないのか?
    いつまでもガラパゴスではいられない。
    この指摘に私もハッとした。
    多少高くても、国産を買うだろうな、と。
    国産牛肉は無理でも、国産豚肉、鶏肉を買うだろう。
    たまにはスペインやカナダ、アメリカ産を買うかもしれないが、きっと信頼している国内産を買うだろう、と。

    消費税増税についても著者は切り込む。
    もはや日本には借金を返せるだけの余力がない。
    だとしたら、税金を上げるしかない。
    私もそれは仕方のないことだと思う。
    確かに出費は痛い。
    だが、そうしなければいつ日本が終焉の時を迎えるかわかったものではない。

    政治家も、官僚も、マスコミも、そして有権者も考えなければいけない。
    今がよければ明日はどうなってもいいのか?
    地元にハコモノを誘致するだけの政治家でいいのか?
    批判するだけの報道姿勢でいいのか?
    それがわからないほど、あなたたちは、私は、そんなに愚かなのか?

    著者の意見に全て賛同できるわけではない。
    ただ、本書から伝わってくるのは、本当にこの人は「愛国心」のある人なのだ、ということ。
    国旗や国歌をやたらと掲揚、斉唱し、他国を批判することが「愛国心」ではない。
    この国を良くするために、未来に繋ぐために何ができるのか、何をしなければならないのか、何を伝えなければいけないのか、それを考え実践することが真の「愛国心」だ。
    著者がたくさんの番組に出演するのはそういうわけなのだろう。
    自分一人じゃ変わらない、ではなく、自分一人から変わっていく、それがこれからの日本に必要なことなのだ。

  • P138

  • ・増税…すべて社会保障に当てられるという約束。高齢化が進んでいるため、消費税だけで賄うことはできない。
    ・消費税を1%あげると約2、7兆円の税収が増える。
    ・社会保障費の8割は高齢者に使われている。
    ・国民年金が一階の基礎年金。民間企業のサラリーマンやOLが加入している厚生年金、公務員が加入している共済年金。国民年金は一月1万5千円ほど。年金支給年金になったら、自営業の人などはそれだけを受け取る。
    ・共済年金は優遇されている。20年以上勤務すれば一律に20%の職域加算がつく。厚生年金とほぼ同じ保険料で会社員の2割増の年金が受け取れる。
    ・1957年のトランジスタラジオにより、日本製品=粗悪品のイメージを払拭した。
    ・三菱電機では研究所と製作所をつなぐ「リエゾンマン」というポジションを作って車内の連携を強固にした。
    ・アメリカはリベラルアーツ。入学するときには文系、理系に垣根なく自由に履修することができる。大学に入って興味の幅を広げる。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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