先送りできない日本 ”第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21 C 201)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102842

感想・レビュー・書評

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  • 中立を信念にしているとずっと見受けてきたが、実は本音が明確になって見える先生には珍しいシリーズだ。TPPには基本賛成、原発は条件付きで反対。リバタリアンでもある。

  • 誰にでも分かりやすい切り口で、時事問題を説いていく流れは、テレビで見るのと同様、さすがと思える。自分で考え続けていれば、少しくらいまともなことが話せるようになる気がして、そんな努力をしていこうと思う今日この頃です。

  • ブクログ登録日以前の読了の為レビュー無しです
    ※興味グラフ表示させる為に入力してあります

  • これまで解決してこなかった日本の大問題に決着をつける!

  • 問題は多くあるけど、希望もあるんだ、と感じました。

  • 平易!

  • 主に、TPP に絡めて、グローバリゼーションでの日本の立ち位置、貿易の問題を扱っていた。また、財政のことも触れていた。基本用語や歴史的経緯から説明されていたので、頭に入りやすかったです。

  • 印象に残った言葉。

    【TPPでどうなる日本の農家】
    産業に関しては、過保護の子どもは育たない。温室育ちはひ弱ということです。
    農業家の意欲をかきたてるような農政の転換を図ることができれば、結果として強い農家が生き延び、大きくなれます。

    【国が変わるということ】
    延命のために税金を使ってもいいのか、自由経済市場の原理に任せてつぶれるところは仕方ないとするのか。こと大原則を考えなければなりません。

    【世界が知恵を絞る巨龍との付き合い方】
    中国の国家としての挙動に違和感を覚え、中国人のモラルに驚くことがあったとしても、その歴史を知っていれば「中国人はけしからん」という発言にはならず、批判は中国の社会体制へと向かうはずです。

    【今か、未来か?明日を決めるのはあなた】
    日本の借金は900兆円。日本人は赤ちゃんから高齢者まで、まんべんなくならすと一人約700万円もの借金をしている計算になります。
    実は、消費税の10%引き上げを前提にして、現在の日本の年金制度は設計されています。
    若い政治家は逃げ切れません。自分が若い頃に取り組んだ政策がどうなったから、まだ、政治家である間に結果が出るからです。これでは先送りはしにくくなります。これが大事なのだと私は思います。
    でて来るのは政局報道だけ。政治報道にはなっていないのです。

    【あとがき】
    「いい質問」とは、その欠落部分を埋めようとして尋ねている場合が多いのです。
    大切なのは正解を出すことではない。考えることです。
    国や行政が何をしてくれるのか考えるのではなく、自分たちに何ができるのか、自分に対して、「いい質問」を考えてみましょう。
    事象Aを単なる感想Aで終わらせるのではなく、足りないジグソーパズルのピースを見つけ、いい質問ができる人であってほしいと思います。

    池上さんは何事に対しても非常に分かりやすく説明できる人だけど、裏をかえせば本当に物事の本質を理解し、自分の意見をもっている人だとおもう。他の著書も読んでみよう。まずはそうだったのか!中国かな♪

  • これからの日本は対応力が今以上に必要になりますね。

  • すっかち池上彰ずけになっている。本来あまり興味のない分野であったが、いい勉強になった。レアアースの実態や就職氷河期時代の学生たちの真の敵?は、とか、身の回りも、日本も先送りできない状況ですね。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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