異国迷路のクロワーゼ(2) (角川コミックス ドラゴンJr. 111-3)
- 富士見書房 (2009年6月9日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047126091
作品紹介・あらすじ
単身フランスへ渡り、パリの下町にある工芸店「ロアの看板店」で働くことになって少女・湯音が、異なる文化に戸惑いながらも健気にがんばる細腕繁盛記。緻密な描写で話題沸騰、ファン待望のコミックス第二巻!
感想・レビュー・書評
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最後の展開は早すぎて一度読んだだけではわかりにくかったです。
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二巻では、クロードとカミーユの再会を挟みながら、ユネとクロードの物語がより深く描かれている。
クロードの繊細さは、本当にガラス細工のようだ。いくつもの思いが罅を入れて、いまにも壊れそうなところで自分を保っている。後悔と、恐れと、重責と、背負うものが多すぎる。
だが、それも、ユネへの感情の色合いの変化で、少しずつ糊付けされているような、そんな巻だった。
やや共依存的な関係ではあるが、互いが互いの支えになり、ハリネズミのジレンマを抱えながら歩み寄る姿は美しかった。
文句なしに星五つ。ここで終わるのは本当に惜しい。出来うるならば、次の巻でまた新しい物語に出会いたいものだ。 -
何かを赦して理解しようと踏み出すのが良かったなあ。湯音はもっと自分を出せばいいのにとやきもきさせられたけれど、やっぱり可愛い。
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絵が大変綺麗でかわいくて素晴らしい。
湯音のキャラクターも、幼いながら日本人然としていて良かった。
ただし、回想や展開が唐突な印象を受ける。
また、クロードがヘタレ過ぎてイライラする。
「エヴァ」のシンジのように閉じこもるタイプのヘタレではなく、他人にヘタレの自分を押し付けてくるところにとにかくイライラ。
「日本人然としている湯音」とのコントラストで余計にイライラ。
主人公である彼を愛でられるかどうかで作品に対する評価が変わってくるのだろう。
湯音によって成長する主人公という立場もあるだろうが、さすがに好感度が下がり過ぎ。
今後は無理にシリアスにしないで、アリス&カミーユとのほのぼの異国間交流を傍観するくらいのテイストにしてくれたら面白くなるかも・・・と思った。 -
9784047126091 177p 2009・6・9 初版
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話を展開するのに若干尺が足りてなかったようで急なところが多いですが、このストーリーを綴る上で絶対に必要な部分が語られたと思います。
逆に言えば「ほとんど語られてしまった」というわけで、本来ならここから1巻のようなほんわか路線で和んだりカミーユとの話を掘り下げたりといろいろありそうですが、作者的にも満足なのか分かりませんが休載が多く3巻の目処も立っていないようなので非常に残念です。 -
1巻の淡くて可愛い雰囲気が薄れたのが寂しい。
その分シリアスな場面が増えた気がする。あと、クロードとカミーユの「悩み」の部分が唐突過ぎたような。
でも湯音ちゃんの可愛らしさは相変わらず。
着物を着るシーンと、171〜173ページのコマ割りや魅せ方は素晴らしく良い。 -
クロードこそが萌えキャラだったんや! 現代でも百貨店は怖いところです。いろんな意味で。
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絵は可愛いんだけど。面白いくらい話が面白くない。