織田信奈の野望 全国版11 (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 142
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047129702

作品紹介・あらすじ

日本全土に「中継」される中、互いの想いを確かめ合った信奈と良晴。だが良晴は襲撃から彼女をかばい、激流に落下してしまう。生死も分からぬ彼の身を案じる信奈だったが、その良晴の姿が毛利陣営で目撃され――!?

感想・レビュー・書評

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  • 前巻から間が空いたこともあってか
    久しぶりにシリアスにならず塩梅良くまとまった印象
    本願寺も毛利も片付いて
    もうこのままエンディングで良い気がする
    今更関東三国志勢は格落ちに感じるがどう料理するか

  • 何故か富士見ファンタジアで続刊。毛利両川の破壊力。そしておっさんなのに妙に優遇されてる村上武吉にワロタ。

  • 後編として、待たせすぎということで評価は低いです。
    内容はそういう意味だと、見合うものでもないと思われます。
    良いところは良いんですが出るまでが長かった。
    これがもう少しきちんとした時期に出ていたら、評価は少なくと4にはなっていました。
    出版社の問題なのか、作者の問題なのかはわからないですが、ようやくでてくれたので良いのですが……。

    内容ですが、ある意味、表紙がネタバレです。
    いやぁ……序盤から本能寺ゲージを着実にメラメラと燃やしていますね。
    純粋すぎる人はメンヘラというか、ヤンデレになりやすい気は気がする。 大好き過ぎてよくわからないという感じ。
    十兵衛ちゃんかわゆいので、そのまま病んでて撃ってもいいのよ?
    と思う次第。
    はい。
    ある意味で、一番悪い方向の本能寺の変は回避されたのかな?
    理由ある、謀反(恋のため)。

    とりあえず、感想入る前に思ったのは、この方は語る部分の文章が独特というか読みづらいかなと。
    最初の数ページは、第三者の第三者というべきなのか文字の羅列か、
    暗号文かなと思うぐらいの酷さです。
    不思議なことに各キャラクターにスポットがあたるとその酷さがなくなるという(目立たなくなる?)
    というのもやはりこの方は、会話文章がうまいからこそなのかなぁ。
    おそらく、文章のリズムが悪いんでしょうね。たぶん。
    説明文が、本当に説明文過ぎてというべきなのでしょう。
    一瞬、あれ本間違えたっけ? と序盤は思いましたよ。

    さて、序盤の書き方云々は置いておいて……。
    わりとベタな展開に持ってきましたね。好きです。
    相良が毛利側に記憶障害で流れ着くというのは、うまい流れですね。
    ベタなんですが、本当に流れにのって、毛利の元へやってくる。
    でも、そこらへんの文章で、
    忘れている何かを、なぜかにして、第三者視点で書かれると違和感。
    今までの話を読んできた人ならわかることだし、水増しのように見えなくもない。

    この巻の特徴はずばり3です。
    3兄弟、3つの盃、3つの弓矢。
    そして、相良の3つの選択肢。
    3兄弟、相良が毛利両川の兄になってしまったみたいな錯覚を信奈がもったり、
    毒入りの盃を飲む。
    そして、この世界で生き残るという選択。
    作者のあとがきにあるように、選ばなきゃいけないというある種のピークが主人公に襲いかかってる。
    歴史は、再現されてしまうのか、今後に期待です。

    さて、今回の戦いの目玉はなんといっても
    昔の相良vs今の相良です。
    竹中半兵衛という存在が生きていたがために運命は、変わらなかった。
    面白い解釈ですよね。
    相良いなければ、もちろん普通に勝っていたのに、
    竹中半兵衛という天才軍師をみんなが存命させてくれたから、未来は変わらない。
    相良氏が記憶を失っていたとしても、彼の想いは相良軍団の中からは消えない。
    だからこそ、記憶を失って、未来を知っていても勝てはしなかった。
    それは相良氏が知らない未来であるからこそでもあるのですが、毘沙門天も出てきたことですし、
    ここからは激戦続きですね。
    毛利隆景が乙女ですので、なんとか相良軍団に入って欲しいものです。

    豊臣秀吉は後に毛利と同盟を確か結ぶので、きっと相良氏がなんとかしてくれるはずです。

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著者プロフィール

2009年『織田信奈の野望』でGA文庫からデビュー。2012年7月にTVアニメ放映のヒットとなり、現在は『織田信奈の野望 全国版』がファンタジア文庫より刊行中。他作品として『真・三国志妹』(ファンタジア文庫)『Re:スタート!転生新選組』(電撃文庫)『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』(ダッシュエックス文庫)などがある。

「2023年 『天才少女、桜小路シエルは異世界が描けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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