機動戦士ガンダム THE ORIGIN(9) (カドカワコミックスAエース)

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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047137141

作品紹介・あらすじ

宇宙世紀0068,サイド3で行われていた議会演説の真っ只中、議長のジオン・ズム・ダイクンが壇上に倒れ息を引き取る。連邦によるダイクン暗殺説が流れ、サイド3は混乱の時代に突入した--。

感想・レビュー・書評

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  • 今更ですが、「The Origin」を少しづつ読んでいます。
    あえて、私なんかがレビューを書くまでも無いと思っていましたが、9巻で書きます。

    9巻では、
    宇宙世紀0068年からの事が書かれています。サイド3が、ムンゾ自治共和国と呼ばれていた時代です。

    そう。ジオン・ダイクンが演説中に倒れた瞬間です。
    9巻の終わりは、キャスバルとアルテイシアが、ジンバ・ラルと共にザビ家から逃れ、地球に逃げ出す所まで。

    以降、14巻のルウム戦役まで。この6冊だけでも読む価値があります。

    キャスバルが、どうやってシャア・アズナブルになったのか?
    アルテイシアはなぜ、セイラ・マスなのか?
    士官学校時代のガルマとシャアのエピソードもある。

    小説版のファーストガンダム全3冊を持っていますが、この部分のエピソードは無かった・・・

    さすが、21世紀になってから書かれたものですね。
    これまでの空白を十分に補完して余りある!

    今更、ファーストガンダムでドキドキするとは思いませんでした。

    • だいさん
      >キャスバルとアルテイシア

      この兄妹すごいよね!
      私もドキドキしました。

      >キャスバルとアルテイシア

      この兄妹すごいよね!
      私もドキドキしました。

      2014/02/08
  • 以前、購入して読んでいなかった『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 9巻~10巻』を読みました。

    我が家では、只今『機動戦士ガンダム』がブームなので、、、

    購入していたことを思い出し、8巻までを読み終わった息子と交代で読みました。

    -----story-------------
    ≪9巻≫
    「シャア」と「セイラ」、その知られざる過去とは--!
    宇宙世紀0068,サイド3で行われていた議会演説の真っ只中、議長の「ジオン・ズム・ダイクン」が壇上に倒れ息を引き取る。
    連邦による「ダイクン」暗殺説が流れ、サイド3は混乱の時代に突入した--。

    ≪10巻≫
    「シャア・セイラ」編、衝撃の後編突入!
    それぞれ「エドワウ」、「セイラ」と名前を変え、「テアボロ・マス」のもとで穏やかな日々を送っていた兄妹。
    しかし「ザビ」家からは刺客が放たれ、さらに母の急逝の知らせが届いた時、「エドワウ」はある決意を固めるのだった。
    -----------------------

    8巻まではアニメ版とほぼ同じ展開だったのですが、この9巻からはアニメでは描かれていなかった過去(1年戦争が始まるまでの歴史)が描かれていて、興味深く読むことができました。

    「ザビ」家による「ジオン・ダイクン」暗殺から、幼い「シャア」と「セイラ」が、どうやって地球に脱出したのか… その経緯が明らかになります。

    その物語に若い「キシリア・ザビ」や「ランバ・ラル」、「ハモン」も重要な役割で登場するし、、、

    「シャア」と「セイラ」の物語が軸なんですが、幼少の「アムロ」や少女時代の「ミライ」も登場して、それぞれの関連の理解できる内容になっています。

    この物語を読むと、後にホワイトベースで敵味方として偶然、再会した「ランバ・ラル」が「セイラ」を撃つことができなかったのは納得ですね。

    それにしても『機動戦士ガンダム』って、奥が深いですよねぇ。

    次が読みたくなりました。

  • キシリアの髪型…。

  • 映画の原作。1冊部分がまるっと映画の一時間になっていますが、かなり忠実に映画化されたんだなぁと思いました。キャスバルとアルテイシアがカワイイ。それとランバ・ラルがカッコ良くてハモンさんが男前。地球に行った彼らがどうなるのか楽しみです。

  • シャアとセイラの生い立ち編。名家に生まれて色々と苦労したんだな。シャアの強さや執念はここから生まれたんだなと思う。

  • シャア&セイラの生い立ち編。
    この巻はまだ政争に巻き込まれるキャスバル&アルテイシアのゴタゴタ中心で、特にキャスバルはあまり前に出てこない。アルテイシアの可愛さが印象的なお話。とはいえ、ザビ家の女戦士と対峙するキャスバルは、のちのカリスマ性の片鱗を見せていたし、聡明なお子なのですね〜という感じは伝わってきた。

  • ウワーッかわいいーっヒエーッ
    突然のネコミミ幼女など…卑怯だぞ!
    手錠かけられても命じるキャスバルくんとかずーと前髪弄っとるガルマくんとかああーっくそーっ
    そしてランバ・ラル…こんなもん好きになっちゃうに決まってんだろうが!

  • セイラの回想。U.C.0068、サイド3ムンゾ自治共和国。
    ムンゾ自治共和国議長のジオン・ズム・ダイクンは、演説の途中で何者かにより毒殺される。
    ザビ家の仕業とみたジンバ・ラルは、息子のランバ・ラル大尉にダイクンの妻アストライア以下家族を守らせる。
    ジオン・ズム・ダイクンの国葬後、サスロ・ザビが暗殺される。
    キシリアとキャスバル少年の対峙など、THE ORIGINらしいエピソードが満載。

  • 過去編突入。急逝したダイクンの葬列にてサスロ・ザビが爆死、対立するラル家の邸宅を訪れたキシリアは11歳のキャスバルと会談を行う。ダイクン邸に連れ戻されたアストライア親子をサイド3から脱出させるべくハモンは連邦軍を装いガンタンクでダイクン邸へと乗り込む。ちびガルマといい真っ黒のドズルといい、ザビ家の人間にばかり目がいく。サスロってこの巻読むまで存在自体知らなかったぞ。庭師風のギレン。ガルマ国葬の時のようなイメージが強いから新鮮だ。

  • ここからは今までは設定のみでこういった媒体では詳しく語られてこなかった戦前の話が展開され、この作品の真骨頂とも言うべき所だろうか。
    シャア・セイラの過去を軸に戦前のジオン公国成立付近の話が描かれる。
    ジャブローからスムーズに導入し、ダイクンの死を最初に持ってくることで非常に劇的に演出されている印象。
    ザビ家内での力関係が本編の印象そのままにさらに具体化されているような感じで呑み込み易いとともに興味深さも感じる。
    ラルとハモンや後の部下たちの出し方が凄まじく面白い。現状ラルと兄弟の絡みが少ないのは気になるが、全体的に魅力的に話が展開している。
    ガンタンクが戦前から存在している設定は受け入れられるかどうかといった感じか。

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著者プロフィール

1947年北海道生まれ。66年弘前大学入学、学生運動の結果、除籍。上京後、アニメーターとなり「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」を生み出し、のちに漫画家に転身。
作品『アリオン』『クルドの星』『ナムジ 大國主』『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』『ヤマトタケル』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』ほか
著作『原点THE ORIGIN』(岩波書店)ほか。

「2018年 『革命とサブカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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