機動戦士ガンダムUC (8) 宇宙と惑星と (角川コミックス・エース 189-9)
- 角川グループパブリッシング (2009年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047152298
感想・レビュー・書評
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物語も佳境の8巻です。
この巻で舞台は再び宇宙へ。
この巻では、いろいろな意味で思いもよらぬ展開になります。
そんなのアリか(^_^;)。前巻に続きそんな感じのが多いですね。
そしてついにラプラスの箱の場所が開示されます。
マリーダも復活したし、これでフィナーレに向って一直線でしょうか。
あと2巻です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フロンタルの真の狙いが明らかにされ、敵と味方が混じり合い、入れ替わり、混乱は深まっていく。
「箱」への道標は示されてしまった。その巨大な力は一体どのように疲れるのだろうか。
作品中、地球連邦の下で、統治の現状を受けて入れているジオン共和国が強く日本の現状を例えているようにも感じられる。
そしてその中で、「国粋」主義に酔う人々は、一体真に求めるべきは何かということを見失ってしまっている。
それは、日本国内でも同じ現象が起きているのだろうか。
そして、ますます深い闇に落ちていこうとしているリディ。
次の巻ではバナージとリディの対決が見られるのか。そしてフロンタルとの決着は? -
・主にネエル・アーガマ内での地味な展開なんだけど、各登場人物がかなり掘り下げられててなかなか読み応えのある巻。ジンネマンのしょーもなさ。フロンタルがどんどん化け物じみてきて作中でも異様な存在になってきた。
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福井晴敏節が全開。まぁみんな熱い想いを良くしゃべる。ガンダムなのに自衛隊が戦っているかのような錯覚に陥る。MS戦より、こういう密閉空間の艦内で三つ巴で攻守入れ替わるゲリラ戦というのが面白い。でも、それはガンダムじゃあないよね。
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一冊ごとに何かしらハッとさせられるシーンが存在する物語。
今回は現代の日本の姿がジオン共和国に投影されていることに気がついてハッとなった。
ジオン共和国の兵士の鬱屈はまさに某タモ神のソレだったと思う。
ミネバのジオン兵に対する一喝はオタメゴトでしかないのは分かるが
だからといってそれらの事象を切り捨ててるのは、むしろ楽な方への逃げのような気がした。
バナージの「みんなのため」という青臭くも直感的な叫びは
ジュドーを彷彿させるもので心地よかった。
フロンタルの現実路線は彼がシャアではないことの証明だろうと思う。
じゃあ、彼は一体ナニモノ?
人間なのかい?
次で終わり? -
アルベルトがいい味出してきた。
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かなりよいセリフが続出する巻だと思う。
キーワードは可能性。
それを前にして、諦めるのか、諦めないのか。
印象的なのはフル・フロンタルの演説。
そういう長大な構想を持っていたのか、と考えるも、
やはり、仮面の下にある素顔は謎のママ。 -
人類の革新とは何か、現実論と理想をてらいなく正面から描くこの作品はたしかに「ガンダム」だ。アンジェロは専用機持ってもこうかー。
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いよいよラストに向けて陣容が固まってきた。期待感高まる感じ。