こばと。 (5) (角川コミックス・エース 45-19)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047155848
作品紹介・あらすじ
小鳩に芽生えた新しい気持ち。それは藤本に対する「好き」という想いだった! 「傷ついた心を癒す」ことよりも「藤本を癒す」ことを優先する小鳩。彼女の「本当」の願いとは?
感想・レビュー・書評
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この巻で、物語の背景がかなり明らかとなります。
かつて五百祇は、一人の天使に心を奪われました。琥珀の後を継いで天界の「天使の卵」を孵すための歌を歌うその天使は、天界と異界の戦いでできた亀裂から漏れ出た戦いの余波を浴びた人間の少女を救うため、自分の魂を少女の中に閉じ込めます。五百祇は神に降伏し、天使の命を救う条件として、現在の姿になって小鳩がビンの中身を満たす手助けをすることになります。
ところが、その小鳩が保育士の藤本のことを好きになるという、五百祇や玄琥が思いもかけなかったことが起こります。ビンを満たせば五百祇の願いは聞き届けられますが、小鳩は人間界から離れなければなりません。五百祇は、自身の願いを犠牲にしても、小鳩が自分の思う道を選んでほしいと願います。
五百祇に後押しされて、小鳩はよもぎ保育園を救うため、ヤクザの沖浦に会うことを決意します。彼女が沖浦のところへ行ったことを知った藤本は、小鳩の後を追いかけます。
壮大なストーリーと、小鳩たちの優しさが伝わってくる丁寧なタッチの絵が、何の違和感もなく一つに溶け合っているところに感動させられます。 -
随分前に買っていて、読んでいたはずなんだけど、読み返してみたら、全くストーリーを覚えておらず…読んでなかったかな??
いよいよ舞台背景が明らかに。小鳩の気持ちも、藤本の気持ちもはっきりして。だけどその恋が叶うといおりょぎの願いが…
アンビバレンツな展開に続きが気になる! -
沖浦夫妻目当てで・・・。
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こばとが藤本への想いを自覚しちゃった。
でも、藤本は清花の事が好きだと知ってるから…。切ない。
五百祇と天使の話も切ないなぁ。
「Wish」との繋がりがこんなに深いとは…。
黒燿と翡翠の事が、ああいう風に丸く収められてなかったら、こんな風になっちゃってたのかも…。 -
こばとの想いと、いおりょぎさんの想いが切ない。
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こばとがついに自分の気持ちを知り、それがいおりょぎの進退に関わる。そしていおりょぎの過去やこばととの関係も明らかになる。ラストに向けて動き出した感じ。いおりょぎは愛されキャラですね(嫉妬)。
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こばとちゃんが…泣
もうせつなくてせつなくて…どうなっちゃうの
そして、少しづつ、いおろぎさんとの関係が分かってきたね -
ビンをいっぱいにするまでの期間もあとわずかという中、藤本への気持ちに気付いてしまったこばとは──。
もうすごく切なかった!こばとがはっきりと恋心を自覚して泣いちゃうとことか、さり気なくこばとを心配してる藤本さんとか、本当に切ない。この二人本当にいいなぁ。
そしてようやく、いおりょぎさんの過去が明らかになりました。彼が天界に戦いを挑んでまで手に入れたかった天使のことや、それがどうして今の状況に繋がっているのかがやっと分かった。いおりょぎさんがいい男すぎて…好きだなぁ。
ようやく藤本さんもこばとへの気持ちに気付きはじめた感じだし、次巻が待ち遠しいです。