ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 あ 12-1-1)
- エンターブレイン (2010年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047262904
感想・レビュー・書評
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突然始まった文化研究部の5人の無差別な人格入れ替わり。マンガで似たような設定は何個か見た事ありましたが、これは傑作です。下品になり過ぎない程度のネタを含んだ笑い、入れ替わりを通じて成長していく様子がよかったです。爽やかな青春モノでした。さて続きも読んだのでそっちも書かなきゃ。
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書きたい道筋はわかったが、最後の流れは説明不足に感じてしまう人も多いのではないかなと思った。
「入れ替わり」に対する有り様については序盤と中盤以降で大きく流れを変えて物語を加速させる。その虚構とリアリティの混ざり具合は読みやすかった。
しかし、キャラクターごとの悩みは案外あっさり目で、これだけでは行動の動機としては弱いのではと感じた。終盤も行動の道筋を先に作ってそこに話を肉付けした感覚を強めに感じてしまったので、もう少し自然な流れで書いてほしかった。
処女作としては十分ではあるのだが、思いのほか期待しすぎたようでトータルとして物足りなさを感じた。 -
気になっていた人気作、やっと読めました。
うん、期待以上だ!
説教臭のしない、しかも萌える「ジュブナイル」で
素晴らしかった!
体と心が入れ替わり、というベタなネタのいい意味の
「お約束」だけをなぞらえて、とても美味く料理されてます。
5人とも魅力的なのがいいなぁ。
欲を言えば途中メインヒロイン?の伊織ちゃんが
ほったらかされ感があったので、そこがもっと見たかったかな、
なんだけど、ある意味彼女がほったらかされてたので
クライマックスが美味しいとも思った。
理想主義者に惚れることの多い私には、理想主義じゃないんだけど
結果的にご奉仕ライフを満喫している(笑)?メインヒーロー?
太一は超ツボです。
ま、皆凄い魅力的で「こいついらねぇだろ」てキャラがいないですね。
某「ふうせんかづら」はムカっ腹度が凄いですが、こいつもただの嫌な奴で終わってないのもいい。
てか、ことコイツについては全然謎解けてないので続刊なんだよな。
大概このテの1巻で綺麗に一旦物語が終わってるものの続刊て
パワーダウンすることが多いですが、続刊の評判もいいので
続きも読みたいな。
おまけ
某けいおん!に絵が似てるて声もあるみたいですが、絵師の方は
けいおん!より前からこんな絵柄でした。
確かに若干絵柄が近くはなってるけど。
作者様のPNも、わかりやすい…(笑)。
プロレス好きでなくても解ったので、好きな方はすぐ
わかるんだろうなぁ。 -
庵田定夏「ココロコネクト ヒトランダム」読み始める。5人の部活での人格入れ替わりもの。軽快で読みやすい文章は、とても新人作家の1作目とは思えない。読み進めるのが楽しみである。...イラストがけいおん!リスペクトなのが気にはなるがw
6章は、人格入れ替わりという設定をうまく生かした悩み解決。しかもコメディー処理で。うまいわー。
8章で太一が衝撃の告白!そ、それを女子の前でいうなんて...!シリアスからコメディーの切り替えもうまいし、太一の言い分に説得力も持たせている。それはともかく、笑いましたw
庵田定夏「ココロコネクト ヒトランダム」読了。最後の展開はドラマ作り過ぎで違和感を覚えた。が、全体的には本当にいいライトノベルを読ませていただきました。青臭さ含め、ライトノベルならでは。こりゃ面白いわ。
SFは設定自体の面白さも去ることながら、その設定をどう活かすかが重要。「ココロコネクト」は人格入れ替わりという設定こそ使い古されているけれど、その設定を見事に料理して、素晴らしいエンターテイメント作品になっている。 -
イラスト補正かかりまくな感じ?
と読み始めた当初は思っていた -
文研部に所属する五人、八重樫太一。永瀬伊織・稲葉姫子・桐山唯・青山義文は、奇妙な現象に直面していた。前触れもなく起こった青山と唯の“人格入れ替わり”。それは次々と部員全員に襲いかかり、彼らを異常な日常へと放り込む。戸惑いつつもどこかその状況を楽しむ太一たちだったが、心の連鎖は彼らの秘めた心の傷をも浮かび上がらせ……。平穏が崩れたその時、五人の関係は形を変える!第11回あんため大賞特別賞受賞作品、愛と青春の五角形コメディ!!
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高校生の男女5人の中身が入れ替わる、いわゆる「人格交代」ストーリー!
謎の人物「ふうせんかずら」による無作為人格交代が起こる中、5人の中でそれぞれ抱えていた問題が人格交代することにより徐々に白日の下にさらされる。
だれが、なぜ、なんの目的で入れ替わりを起こしているのかにはあまり触れられてなかったが、それを補いあまりある重厚なストーリーが展開されていた。
処女作でありながらも、ありきたりな入れ替わりものにしなかったため☆4つの評価をつけた。次回作も期待したい♪
キーワードは「信頼」「疑い」「トラウマ」 -
文研部の5人が巻き込まれたのは人格転移現象だった。
日常SF系スラップスティックラブコメに見せかけつつ、人格転移によって各キャラの本質やトラウマを浮き彫りにすることで崩れ落ちそうな均衡を作り上げるというなかなかにシリアスな物語。入り乱れる心と恋の物語に楽しく翻弄された。
こーゆー入れ替わり物は登場人物がごちゃごちゃしがちだから一気に読まなきゃな。 -
高望みしすぎて楽しめないかなーと思って読み始めたけど全然そんなことはなかった。話がベタベタのフラグ建築ものだけどどういうわけかぐいぐい引っ張られる。ところどころ表現がくどいところがあってそれが無ければ★5かな
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学園&入れ替わり&青春もの。青木→唯の話まで楽しかったんだけどな。主人公わっしょいは、連続されると白けるものです…。新人さんなので、読みにくさは許容範囲。