バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 い 3-1-10)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047263130

作品紹介・あらすじ

些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!?『僕とダウトと男の尊厳』。学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ、『僕とホンネと召喚獣』。吉井家の食卓に地獄の門が口を開く『僕と福引きと闇の鍋』。高校一年生の春、ドイツから帰国したばかりで戸惑う美波だったが-『ウチと日本と知らない言葉』の4本で贈る青春エクスプロージョンショートストーリー集第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「バカとテストと召喚獣7.5」3

    著者 井上堅二
    イラスト 葉賀ユイ
    出版 ファミ通文庫

    p138より引用
    “ そういって、姉さんが反対側にある雑貨
    屋へと歩いて行く。おかしいよ、どうして二
    人とも料理の基本ルールの『食べられるもの』
    を根底から覆すの!?”

    目次より抜粋引用
    “僕とダウトと男の尊厳
     僕とホンネと召喚獣
     僕と福引と闇の鍋
     ウチと日本と知らない言葉”

     成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
    台とした、青春ファンタジーライトノベル。
    幕間や過去を描く短編集第三弾。
     トランプ勝負の罰ゲームに、ヒロイン・姫
    路瑞希から女装を要求されている主人公・吉
    井明久。大切な一線を踏み越えないため、真
    剣にトランプを見つめる…。(「僕とダウト
    と男の尊厳」より)

     上記の引用は、ヒロイン・姫路瑞希と主人
    公・吉井明久の姉が、料理の材料を買おうと
    している場面での一節。
    料理に慣れない内は、無理なアレンジは考え
    ない方がいいそうです。この二人はそれ以前
    の問題のようですが…。
     もう一人のヒロイン・島田美波と主人公・
    明久の関係の始まりについて書かれた話があ
    り、キャラクターへの思い入れがより深くな
    る話ではないでしょうか。

    ーーーーー

  • 今巻のテイストもいつも通りで、闇鍋やダウトにおける、いつものネタ。
    最後の美波と明久の話は、美波がドイツから帰国してから馴染むまでの良き話を、明久のバカっぽさをうまく活かしながら描かれていて良かったな。

  • 読み終わった。一日で。

    7.5巻でやっと!ミナミの一人称の由来が!!
    もう、マッジで感動した!(T_T)
    バカテス、たまらんです!

  • この本は、他人を思いやる大切さを教えてくれる。勉強だけすれば良いのではなく、人との関係を大事にすることを伝えようとしていると思う。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    7.5巻は短編集
    特に面白く感じたのは『僕とホンネと召喚獣』だった。明久のボケが天然であることがよく分かる内容となっていた。また、姫路がFクラスによく馴染んだなと感じることができた。
    また、『ウチと日本と知らない言葉』も非常に良かった。明久の勘違いっぷりが存分に発揮された話だったと思うが、美波が明久のことを好きになるには十分な出来事だったと思うよ。

  • 学園ラブコメ短編集。それぞれが楽しく後味悪くなく読める、楽しいシリーズとして好きです。ラストの「ウチと日本と知らない言葉」がよい話でした。この人のこういうしみじみしている話はとてもよい話が多いなーと思います。好きだ。

  • これこそ、ライトノベルだよな、何も考えずにさっくり読めて、バカ笑いしてられる。

  • 短編集。「ウチと日本と知らない言葉」では、日本に来たばかりの美波の苦労話がとても良かった。日本語がわからず、学校では人とコミュニケーションが上手くとれず、授業の内容もわからない。買い物に行っても、何と書いてあるかわからず、きちんと買い物が出来ない、など、美波の心情を思うととても悲しく、辛かったが、明久の気持ちと言葉が最後に伝わって、美波自身の気持ちが変わったところが良かったと思う。

  • シリーズ短編集第3弾。

    表紙イラストの女の子は新キャラかと思いきや、明久の女装姿でした。この作品に登場するキャラクターたちが性の境界をいとも簡単に乗り越えていくのが不思議です。

    第1章は、明久、雄二、姫路さん、翔子の4人で脱衣トランプ。ただし脱ぐのは男のみ。誰得。

    第2章は、学園長の命令で新しい召喚システムのテストに明久たちが参加する話。召喚獣がそれぞれの心の中の声を口にするようになり、全員が大慌てします。

    第3章は、吉井家での闇鍋パーティ。明久と雄二の駆け引きがおもしろい話でした。

    第4章は、高校1年生の春、ドイツから日本にやって来たばかりの美波と明久の交流を、美波の視点から描きますく。ただ個人的には、シリアスとしてもギャグとしても中途半端に感じてしまいました。

    姫路さんがどんどん壊れていって、正統派ヒロインのポジションはツッコミ役の美波にとって代わられたような気配さえあります。その一方で、第3章の最後に、姫路さんがしばらく吉井家で暮らすことになるというくだりがあり、ラブコメ方面での今後の展開にも少し動きが出てきそうな雰囲気です。

  • 最近、仕事がバタバタしてて本が読めなかったけど、久しぶりに読めた一冊。
    やっぱり読書って良いなって思った。

    短篇集。どれも面白かったけど、最後の「ウチと日本と知らない言葉」が一番良かったな。

    数年前どのラノベを読もうかなぁと迷ってる時にパラパラと立ち読みをしたのがこの巻だった。
    あれから数年たってるのかぁと、ちょっと感慨深かった。

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著者プロフィール

処女作『バカとテストと召喚獣』(ファミ通文庫刊)でいきなり大ヒット。次回作としてオリジナル漫画原作『ぐらんぶる』に挑戦、またもヒットとなる。

「2023年 『ぐらんぶる(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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