世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで
- エンターブレイン (2010年3月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047264458
作品紹介・あらすじ
何が"得"で、何が"損"かを意識することで、驚くほど簡単に、人と世界を動かすカラクリが見えてきます。この動きが見えると、ニュースがわかり、ビジネスの戦略が見え、生活は劇的に変わるようになります。
感想・レビュー・書評
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経済
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日本の経済の苦境をわかりやすく解説してくれる本。2010年の書だが、現在でも通用する。この本でも提唱する、財政、金融政策がようやく日銀によって実施されているのだから。
注目点
・自分で考える力を身につけるには、論理的に整理し、理解し、適切なアクションを取る。
・ネットに時間を費やす人は機会費用の低い人。バカだからではない。
・サンクコストは無視しなければならない。
・比較優位説は世界の生産力が最大になるという考えに立つ。
・バカな人に見える人は、あなたにとって、最高の交換相手。
・経営学は競争は悪い→企業の利潤を最大。経済学は競争はいい→社会全体の満足度の合計を最大にする。
・社会全体の満足度は最高でも、企業は困ってしまう状況がある。
・潜在GDPと実質GDPのギャップを埋めるために安定化政策(財政、金融)が必要。小泉政権のときは、この安定化政策が実施されず、潜在GDPをあげる成長政策のみが実施された。
・景気がいいとは、実質GDPが潜在GDPを上回っている状態。
・デフレはギャップ型不況が深刻なときに発生する。
・日本経済が完全雇用にある状況では、物価はゆるやかなインフレになる。フィリップスカーブより。
・消費、投資の現象はストレートに実質GDPを低下させる。
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たいへんシンプルに必要なことが書いてある。しかし私の理解力はブルくん、ベアくんにおよばないようなので復習させていただきます。
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とてもわかりやすい経済学の本。ミクロ経済学の見方とマクロ経済学の見方の違いがよくわかった。個人レベルでは、競争は回避しなければならないが、社会全体でみると競争は好ましいものであることもわかった。このために「合成の誤謬」がおこるのだな。
でも後半は難しく全部を理解するには苦労する。経済ってやはり複雑なんだな。 -
初めての経済関連の書籍だった。
対話形式で非常に分かりやすく、簡潔な内容になっていた。
経済政策についても、知らないことが多かったが、状況に合わせた政策があり、今後の報道でどのような視点から読み解くべきかも理解できた。 -
分かり易かったです。
誤字などわりと目につきました。 -
こいつはすげい。
経済学とは?から、ミクロ経済学、マクロ経済学、会計学、日本経済、経済政策、ニュースの見方までわかりやすく説明している。
作中に出てくるブルくん、ベアくんのイラストも可愛げがあり非常に楽しく読めた。 -
経済のことがわかりやすく説明されている。基本を理解させてくれた上で、景気、日本経済、政策等についても解説しているのでわかりやすい。
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リフレ派の飯田先生のマクロ経済の基本の基。これ読んでbewaadさんの過去ログ読んだらリフレ論わかった気になる。ただし誤字脱字おおすぎる