“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)

著者 : 野村美月
制作 : 竹岡 美穂 
  • エンターブレイン (2010年4月30日発売)
4.09
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  • 本棚登録 :1058
  • レビュー :73
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047264878

作品紹介・あらすじ

恋に破れた「炎の闘牛」、柔道部の牛園くん。それでも遠子を思いきれず、思い出が欲しいと心葉に詰め寄り…『"文学少女"と炎を上げる牛魔王』、クラスにも、気安い笑顔を向けてくる担任の竹田千愛先生にもなじめない中学生の仔鹿だが-『迷える仔鹿と嘘つき人形』ほか、遠子の想いを目にした紗代や、夕歌と毬谷先生の出会いなど、甘くほろ苦いエピソードが満載!物語を食べちゃうくらい愛する"文学少女"と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集第3弾。

“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ここはあえて千愛ちゃんに触れずに牛園先輩で!いい人だなぁ~。10年後、可愛い奥さんと小さな子供がいて、というのが想像しやすいとってもいい人だなぁ。そして牛園先輩に振り回されて、遠子先輩をうっかり意識しちゃう心葉くんが可愛い。

  •  本編後日談を軸とする短編集10本。心葉や遠子、ななせはほぼ登場せず。夕歌と毬谷の邂逅は、本編上の二人の結末からみて、毬谷の欺瞞、内実のなさ、仮面にやり切れなさを感じる。彼の言葉がたとえ一面の真実を照射していたとしてもだ。文意とは逆の裏面や真意を知りながらの小説読書は、本来は反則技。他方、キャラの真意を多面的に解釈するには、何気ない文や語句に注目すべきだし、それが小説読みの醍醐味なのも確か。文章で直接語られない真意を読み解くべしテーゼを、メタ的手法で意識・自覚させた本巻には賛辞を惜しみたくない。ラスト2。

  • (★★★★ 4)短編集その3。作者が特にこの作品への思い入れが強く、どのキャラクターにも愛着があることがうかがえる。それでなければ1冊だけにしか出てきていないキャラクターの後日譚や心情などを書けるとは思えない。読んでいてそう感じられた。面白かったのは流人と麻貴の子供が生まれ、遠子と流人の母親がその子供を見に来るエピソード。麻貴の毒舌が不謹慎ながら読んでいて笑いがこみあげてくる。あと、千愛の後日譚も掲載されている。このキャラクターにはあまり親近感を抱けないのだが、教師となり千愛自身も成長しているのだなと感じられた。

  • 日常の番外編

    潮騒
    好色五人女
    歌行燈
    谷間
    蝶々夫人
    さまよえるオランダ人
    ティファニーで朝食を

  • 読了。

  • 今回は毬谷先生と竹田さんにスポットが当てられている作品になっています。毬谷先生の話は読んだのがだいぶ前で思い出すのに時間がかかってしまいましたが、本編前、本編後の話と収録されていて、思い出すと同時にかなり切なくなりました。竹田さんのその後の話では人間として成長している竹田さんの姿が見れて満足でした。 あとは牛園さんの再登場に個人的に沸きました。本当にこの人には幸せになって欲しいです。

  • ちぃちゃん、変わりましたね。
    もう、人間失格なんかじゃないです。
    流人くんと幸せになってほしいです。
    他にも、色んなお話の番外編がたくさんでした。
    ほろ苦くて少し切なくなる、そんな一冊でした。

  • 主人公含めて女性キャラはいろいろ難ありな性格の持ち主ばかりのシリーズにおいて、ある意味もっとも人間離れしていて(主人公の本に対する設定はおいておいて・・・あれはもう妖怪なのだ・・・)、そして、なぜかとても共感できるキャラクター「ちぃ」ちゃんの、その後のはなしが、よかった!とってもよかった!流人は、あまりに「人間こうあらねばならない」というレールからはずれまくっているから、彼女も安心してそばにいられるんだろうなぁって思う。
    だからってそこでとどまらないで、最後の一歩を踏み出せてよかったよかった。

    嫁姑(あ、籍いれてないからそうじゃないか)問題も、おもしろかった。

  • シリーズ番外編第3弾。今回も、短編を10編収録しています。

    柔道部の牛園先輩が再登場する話では、遠子にヤキモチを焼いてしまう心葉が新鮮でした。そのほか、本編で麻貴の別荘を遠子と心葉が訪れたときの話を、メイドの魚谷紗代(うおたに・さよ)の視点から描いた話や、本編のずっと後、鞠谷敬一が新田晴音(にった・はるね)という少女の「天使」になる話、中学教師になった千愛が仔鹿里佳(こじか・りか)と生徒の物語などがあります。

  • 過去の話と未来の話と。
    ちぃちゃんはこのシリーズの中で、準主役みたいな感じですね。
    流人くんとうまくいってるようで、良かったです。
    夕歌の話はその後を考えると切ない感じ…。

    三島由紀夫の潮騒は、あまちゃんの「潮騒のメモリー」の「来てよ、その火を飛び越えて」の元ネタの「潮騒」(の原作)なんだと、今更気づきました。
    原作も知らなければ、映画も知りませんが…。
    心葉くんは小説の表現だから良い…というようなことを言っていましたが、映画化も結構されてるようですね。

    「ティファニーで朝食を」が好きというキャラが他にいた気がする…と思い当たったのが、辻村深月の「太陽の坐る場所」の水上由希ですね。
    全然違う2人なのに、「ティファニーで朝食を」の気に入っている部分(内容)は似ている気がして、何か面白いなと思いました。
    いつか読んでみようかな。

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