空色パンデミック2 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 ほ 3-1-2)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047264885

作品紹介・あらすじ

あの結衣さんの「劇場型」発作の日以来、僕は確信を持てずにいた。僕の彼女への好意も、彼女の空想の産物なのかもしれない-。そんなある日、教室で今井さんという子に突然声をかけられた。「あなたに話がある。私の名はブーケ・ザ・ボマー」新手の空想病患者?もう本当に勘弁してほしい。だが彼女がもたらした世界改変をめぐる真実に僕は驚愕する。そして再び世界の命運を賭けた戦いが始まった!狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 続きということで、今回も結末的には1巻と同じで、びっくり感は半減ではあったけれど、やっぱり面白かった。
    夫曰く、3、4巻まで読むと面白さ倍増、ということなので、次も期待。

  • 変な作品
    2巻を途中まで読んで1巻から読み直したのだが
    昨年の『耳刈ネルリ』が霞むくらい珍妙な作品
    すごい傑作メタファンタジーなのかもしれないし
    そうでないかもしれない
    とにかく変な作品であり面白い

  • あの結衣さんの「劇場型」発作の日以来、僕は確信を持てずにいた。僕の彼女への好意も、彼女の空想の産物なのかもしれないーー。そんなある日、教室で今井さんという子に突然声をかけられた。「あなたに話がある。私の名はブーケ・ザ・ボマー」新手の空想病患者? もう本当に勘弁してほしい。だが彼女がもたらした世界改変をめぐる真実に僕は驚愕する。そして再び世界の命運を賭けた戦いが始まった! 狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」第2巻。

  • 前巻≪旧世界の落日≫で倒したはずのジャスティスは生きていた。世界改変のシナリオは依然進んでおり、ピエロ・ザ・リッパーは≪教会物語≫を終わらせるために再び立ち上がる。

    主人公になりきれたらどんなに楽しいだろう。同時に、現実に戻ったときどれだけ恥ずかしいのだろう。
    今作でも仲西景は世界を守るために≪教会≫と闘うことになる。これ以上改変を進めないために、空想の元凶である穂高結衣には相談ができない。唯一の理解者である今井心音と共に現実に内在する空想で闘う。
    これ以上誰も巻き込まないように友人の誰にも相談しないところがにくい。空想であると認識しているのなら、研究所の人間やADMを持つ者に相談すれば対処の仕方はいくらでもあったはずだ。そこのところは主人公が抜けているのか、優しいのか……空想だとわかりながらすっかり役になりきっているところを見ると、前者の気がする。
    空想の完結後、世界をかけた闘いの中、二人だけが道化であったことが判明する。自分以外の人間が虚構とわかっている劇の中で、自分一人が本気でなりきっているということの恥ずかしさは想像に難くない。それでも、なりきっている最中は自分の中では現実なのだからカッコいいことに間違いはない。

    世界を守りたい、大切な人を守りたい。
    たとえその想いが空想から生まれたものだとしても、真実は誰にもわからない。
    それならば、自分の信じたことが真実だ。
    空想と現実の混在する世界で、悩み迷う主人公にかけられたこの言葉はある意味世界の真理だと思う。
    不確かなことの多い現実で生きるためには、自分の信じた道を進むしかない。このことは物語から外れたリアルでも当てはまるのではないか。

  • おいラスト
    理解が深まらない2巻だった
    しばらく3巻買う気になれないどうしよう

  • 9784047264885  287p 2010・5・11 初版

  • 【再読】

    前巻のラストで、結衣がこれまでと変わりなく学校に通っているのはおかしくないか?とモヤモヤしていたんだけど、きちんと回収していて、おっ!と思った。オカルトサイトの件も、一瞬誤植かと思いきやちゃんと意味があり。そしてエピローグ。なーんだ、というオチかと思いきや、かなり気になる終わり方で、どこに着地するのかまだ分からない。
    気になったのは、全体的にフワフワしているというか、何となくな感じで進めているようにも思えるところ。でも「これは個人の空想ですから!」で説明できちゃうからなぁ。作者の意図的なものなのか、単に作り込みが浅いのか、判断が難しい、、

  • まんだらけ 210円

  • 1巻に続いてまたしても一杯食わされたぜ。 2度ある事は3度ある!?

    青井晴? こんなに可愛い子が男の子のわけがないじゃないか。

  • 加速しますね。セカイ系を脱構築しているようで、ある意味でメタ化しただけでセカイ系に回帰しているような作品。その距離感と設定が絶妙ということであろう。

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