テイルズ オブ ヴェスペリア 虚空の仮面 上 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 T 1-10-1 SPECIAL STORY)
- エンターブレイン (2010年4月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047264892
作品紹介・あらすじ
ファリハイドの名門貴族の放蕩息子であるダミュロン・アトマイスは、なりゆきで騎士となる。しかし、派遣された先の帝都ザーフィアスでも、故郷と変わらない日々を送っていた。そんなある日、彼はキャナリという女騎士と出会い、そして、あの"人魔戦争"に巻き込まれ…。『テイルズ オブ ヴェスペリア』ノベライズシリーズ第四弾。ゲームのオリジナルスタッフが、ゲームでは語られていないレイヴンの物語を綴ります。
感想・レビュー・書評
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箱(XBOX360)基準で描かれるレイヴンのお話です。シナリオを手かげているのは実際に作品に関わった人なので、所謂、公式の回答であると思います。
レイヴン、という、作品では謎のおっさんの正体というか半生のお話(の前半)。"三つ"の名前にそれぞれ意味があるのですが、それの一番最初の名前のお話です。
若干、読みにくさはあるかもしれませんが、それでも、この青年の最初はどういったものであるかを悟るには、大きすぎる物語だと思います。
本編ゲームの要となる戦争前の話とその直後くらいの話ですが、非常に興味深い番外編です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラノベだと思ってなめてると、痛い目見るよ!引き込まれた。でも、イイエガーが全然出てこなくてビックリ。伏線とかヒントも無いし・・・寂しいわい。
個人的には、アレクセイの悪くなっちゃう前が描かれていて「一人で戦って来たんだな〜ホロリ」ってなりました。アレクセイ好きにもオススメの一品。 -
レイヴンの過去、
実家~騎士団として立ち会う人魔戦争の件までの話。
ライトノベル系統の文体が苦手なので心配していたが、
比較的描写が丁寧で読みやすかった。
噂に名前だけを聞いていたキャナリとの関係が意外だし、
アレクセイの本来の気性にも驚いた。
ここからゲーム本編に至るまでどんな道筋を辿るのか、
下巻にも期待している。 -
おっさんメイン。
過去が気になってたので出たときは嬉しかった。
何となく予想してたけど、本で読んでみるとキャナリとか隊員とか、何より再び起き上がったおっさんとか泣けた。 -
ずっと買いそこねたけど、やっと揃ってるのを見たので買ってみた。
レイヴン……思ったよりまだ重かった……。さすがテイルズ公式えぐいえぐい。
なんとなく、ユーリの「聞いたら剣が鈍りそうだ(スキット)」の意味がわかったかなあ。それでもやったこと許されるわけじゃないですけどね。
ていうかこっちの圧倒的火力でもって全力でねじ伏せますけどね!
一方的プレイ最高!!(さいあくです!)
過ぎ去ったことだからこそ、なんかやるせないのはもにょもにょと。最初は本当に、助けられる命をなんとか助けただけだったんだろうなあ。 -
これでおっさんの過去がさらに複雑に。
ゲーム本編でちらりとしかでなかったキャナリという女性がいったいどんなに魅力的できらきらとしていたかわかった一冊。おっさんの抱いていた淡い思いやキャナリとイエガーの関係も描かれている、おそらくおっさんがとっても幸せであった時代。ゲームでの状況を思い返すとなんだか泣けてきた。
わかっていたがどんどん暗く…
読むと強烈に下が読みたくなる。 -
目標も仲間も家族も故郷も奪われ、
尽きたと思っていた命だけ仮初の物を与えられる。
移植とかそういうものが無い世界だからこそよりグロテスク。
生き返ったしまったら自分から死ぬのは何処か何故か躊躇う、
というよりその意識すら薄弱。
最初、ゲームのノベライズだと侮って読んでいましたが、一気に読んでしまいました。
深みがあって面白い!
けれどとても惨い。
そして読めば読むほどイエガーの事が気になる!
というか、イエガーは誰だったんだ!
新たな謎です。
出ないとは思いますがイエガー編を切望;;