電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ (ビジネスファミ通)

著者 : 西田宗千佳
  • エンターブレイン (2010年12月20日発売)
3.39
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047269842

電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ (ビジネスファミ通)の感想・レビュー・書評

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  • 前著iPad VS Kindleに続いて。

    電子書籍周りの動向をわかりやすく書いているので、

    前著の電子書籍版発行を巡るドタバタを当事者として綴った章は、面白く読めた。

    一番印象に残ったのは、講談社の野間さんが語ったという

    「電子書籍は黒船なんかじゃなくて、『鉄砲伝来』だ。だったら武器として使ってやればいいじゃないか」

    という下り。
    仰る通りだなと。

  • 今まですっきり分からなかったことがかなり分かった.
    でも,新たな疑問も出てきた.
    いずれにしても避けて通れないのだろうが,これはポジティブな変化なのか,ネガティブな変化なのか,今ひとつ判断できない.

  •  図書館より

     ちょっと前に電子書籍がサービス終了で読めなくなった、というニュースがあり「へえ、そんなことがあるんだ」と思った反面電子書籍についてあんまり知らないなあ、と思ってとりあえず読んでみようと思いました。

     出版が2010年なので情報が古め。読書リーダーとipadの違いは今でこそ常識ですが、たぶん当時読んでいたら何が何だかイマイチ分からなかっただろうな、と本の内容とは関係ないですが思いました。

     第三章のフォーマットの話が分かりにくかったのが残念。第五章のインタビューが面白かったかな。大沢在昌さんがもっと以前に電子書籍の話を受けていた、という話が印象的でした。もしこれが実現していたら、電子書籍をめぐる状況はもっと変わっていたんだろうな。

  • 本書が発刊された2010年は”最初”の電子書籍元年と呼ばれた年。
    その年における、「日本の企業の電子端末への動き」
    「電子取次をしている印刷会社の取り組み」
    「出版社の電子書籍への思い」などを確りとしたインタビューに基づいて、まとめている。

    電子書籍を普及するにあたって、各社のプラットフォームが採用しているDRMの違いが問題になっていることを挙げている。

    日本において電子書籍が一般で騒がれるようになった年の段階での電子書籍関連の状態を掴むのに良い本。

  • 電子書籍を著者として生み出す側の著者の本で、なかなかおもしろかったです。電子書籍でもフォーマットやDRMや出版。取次。書店。著者といろいろの
    プレイヤーがいてそれぞれの課題がある中で、電子書籍の書店としての
    仕組みや見せ方が大事であり、リアルの書店にあって、WEB系のネット書店にないものをどう醸し出せるのか?また、最後の「本を作って売ることの面白さ」に如何に真剣でいられるかが課題であるとのことには、納得

  • 2011年11月に読了。この為、SHARPのガラパゴスの唖然とする結末は当然のごとく示されていません。しかしながら、本書に出てくる同社の事業担当者のコメントを改めて読み返すと、失敗の萌芽は発売前の段階から判るのだと思うことしきりですし、著者が昨年の時点でそのことを記していたのは貴重と思います。
    (個人的にもガラパゴスに期待し購入しましたが、2週間で使わなくなりました。)
    類書のような『電子書籍に乗り遅れるな』という煽りもなく、好感を以って読むことができました。
    あと面白いのは期間限定ながらpdf版のダウンロードができる点。自分は自炊派なのですが、著者のこの姿勢は試行的なものではあるものの広がって欲しい流れだと思います。
    その点を評価し☆5つとしています。

  • (推薦者コメント)
    電子書籍について知ることができる本だと思います!

  • 恐ろしいスピードで状況は変わっている。


    2011年12月発行の書籍である。
    冒頭、シャープの電子書籍リーダーである
    「ガラパゴス」の発売開始がクローズアップされている。
    さらにソニーの電子書籍リーダーも。
    しかし、もう「ガラパゴス」は規模の縮小を余儀なくされている。
    その間わずか10カ月。
    本当に「ガラパゴス」になってしまった。
    また、ソニーはタブレット端末に注力している。
    こうした最新の領域を扱う本の情報鮮度の劇的な劣化が、
    こんなにも如実に現れることに驚きを覚える。
    この本では日本における
    電子書籍のフォーマットにおける問題点を
    リアルに指摘している。
    読んでいて興味深かったのは
    著者自ら電子書籍をiPadの日本発売に合わせて発行しようとする
    試行錯誤のリアルさである
    アップルやアマゾンは独自規格を貫き
    だからこそ、その中にいる限り、読者は快適に過ごせる。
    しかし、ひとたび違う行動を取ろうとすると、
    そこには大きな壁が待ち構えている。
    それがAndroid系の自由さとは裏腹なのである。
    言ってみれば、ディズニーランドのゴミ一つない自由さと言うべきか。
    ともあれ、初読から数カ月で
    こんなに状況が変わっていることを認識させてくれた
    この本はいろいろな意味で考えさせられる。
    この領域は朝令暮改でも遅いかもしれない。

    個人的には書籍で本を読む派ではあるが
    iPado2を入手以降
    あの薄さの中に本が入ってしまう点には
    大きな感動を覚えている。
    しかし、しかし、新刊書が
    電子書籍でなかなか出ない。
    読みたい本が書籍でも、電子書籍でも
    手に入るようになったら
    電子書籍リーダーも興味の対象になるかもしれない。
    その日本におけるキーワードは何か。
    アマゾンの電子書籍リーダー「キンドル」の
    日本発売だと確信している。

  • 2011 9/7読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
    Amazonでリコメンドされた本。
    序盤を「日の丸」電子書籍であるGarapagosやSony readerの記述に割いていたり、交換フォーマットについてや日本でのiPadアプリ開発の実態(アプリ開発が交通渋滞起こしてiPad販売に間に合わなかった)等、日本の状況について関係者への取材や実体験を中心に書かれている本。
    類書の中では遅くに出たこともあってか、日本の状況の詳細が書かれていたりと割と面白かった。
    日の丸端末はその後やはりというか鳴かず飛ばずだがKindleも日本展開しておらず、さて電子書籍2年はなんかちょっと微妙な感じですがこれからどうなるんだろうね。

  • 20110212「電子書籍革命の真実」西田宗千佳
    昨年の『電子書籍元年』ブームをもたらしたのは、佐々木氏が「電子書籍の衝撃」でも無理やりこじ開けたアジテートの影響が大である。その後追随したマスコミの論調で目にしたものはだいたい佐々木氏が触れている「現状の既存権益モデルとそれに対抗する黒船モデル」という単純図式にデフォルメされたものだった。
    しかし、自分が少なからずこの騒ぎの隅の一角でビジネスの片棒を担ぐ立場になり、自分なりに一次情報、二次情報と見聞き、実体験していく中で、この騒ぎの現実とのかけ離れさ加減に辟易している今日この頃なのだが、そんなお祭りの『元年』が過ぎ現場の人々、マスコミに踊らされていない実ビジネスの人々への取材をもとに書き下ろした本作は、電子書籍を地道になんとかビジネスにつなげようとしている人々もたしかにいるんだということを改めて気づかせてくれる、そんな一冊です。
    本書で触れられている各社の取り組みは、愚直に地味である。が、それが現実なのだ。先日とあるコンテンツの電子化ビジネスを相当甘くシミュレーションしてみたが、やはり電子書籍ビジネスは昨年あんなに話題に上がるほどの規模があるものではない。アジテートに踊らされたマスコミが騒いだだけのただのお祭り。
    2年目になったことだし、そろそろ現実に目を向けて冷静になるべきなんぢゃないだろうか?

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