寒くなると肩を寄せて (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
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本棚登録 : 197
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047270503

感想・レビュー・書評

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  • 食虫、双生児、マゾヒズムなど
    性的倒錯を孕む題材。
    幾重の線を重ねる
    執拗な背景の描き込みと
    衣類や髪、口元などの
    フェティッシュな描写。

    著者の作家性というか
    人間性というか
    そんなもんが垂れ流れてる短編集。

    中でも「虫の味がする」が
    一番良かったです。

    虫を食べる女の子への
    生温かい、際どい興奮に
    焦点を当ててるけれど
    髪を掻き上げる「癖」を
    そのコに持たせてるのが秀逸。
    作品に漂うエロさに深みを与えてました。
    素晴らしかった。

    まあなんて言うか
    この人
    俺と
    同じかもしれない
    という
    淡く
    少し
    くすぐったい
    共感
    なんです。

    作家として好きになれそうです。
    ありがとうございました。


    ---------------


    しかしアレですね
    「こんな日常でも、出口があると信じてる」
    でしたっけ?帯のコピー。
    …本売るって大変ですね。

  • 鈴木健也氏の作品『寒くなると肩を寄せて(2011)』を読みました。 ”ジゼルとエステル”が切なかった。

  • 悩んだり、苦しんだり、悲しかったり、そういうのがいっぱいあって、でもやっぱりそれだけじゃないよね、って思えた。うまくできないけど、どうにかなる。大切にしてほしい。大切にしたい。

  • 結構いけた

  • 目を背きたくなる様な描写がちらほら出てくるが、背徳的に見てしまう。

    実に面白い。
    【水槽の街】
    【虫の味がする】
    【ジゼルとエステル】
    【ロズリーヌ・フラウの肖像】
    が特に好み。

    【ジゼルとエステル】の最後の終わり方が1番よかった。

  • 20~30ページくらいの短編が7本+オマケ4コマ。絵の魅力はあるが、お話はシチュエーションに頼り気味で、いまひとつひねりが必要な気がする。

  • 日常からファンタジー、SF、時代物・・・普通ならさっぱりしそうな内容なのに、作品全体を通して、すっごい泥臭くて、人間の汚い部分が描かれていたりします。

    なのに、すっごく心地が良いんです。読んでいて心地が良い。
    安心感にも似た感じ。

    読後、私は帯の煽りに納得しました。

  • ジャケ買い。短編集。
    ジャケ詐欺とも言えなくはないが、話のバリエーションが富んでて割と楽しめたので結果良かった方。
    魅せ方も多様でストーリーを飾ってくれる。
    描き込みの量がハンパない話がいくつかあるが、
    それが良かというとそうでもない感じ。
    『少女というより痴女だった』の空気感が良いし、これくらいの描き込み具合が丁度良い。
    あと『虫の味がする』のフェチというか拘り様に惹かれた。

  • 大っ失っ敗!なんじゃこりゃ。どの本屋行ってもあるから気になって昨日ついに買ったの。帯詐欺だ。帯に書いてあるのと全く違うよ!どんだけ帯上手いんだよ。帯作成者凄いわ。全然意味が解らん!1話目呼んだ時点で外した~て。サブカルなの?ほんとに全然何描いてるか。しかもかなり気持ち悪かった。絵も話も。てか絵が。全く動きのない絵で、止め絵で、漫画的動きが一切なくて読み辛~て読んでたらグロいつか気持ち悪いつか。うぇってなった。わーん久々にダメージ大きい失敗だよ。気分が悪い…。最後のは一緒にしたら怒られそうだが、BLだったの?もう気力なくて。#C

  • ジャケ買い。ほのぼのした短編集かと思ったら、とくにそんなことはなかった。

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著者プロフィール

漫画家。代表作は『蝋燭姫』『寒くなると肩を寄せて』ほか、『おしえて! ギャル子ちゃん』(MFコミックス)。Twitterアカウント@suzuki_kenya

「2018年 『女衒屋グエン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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