- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047270770
感想・レビュー・書評
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なんと言っても会話!
ーーラノベの醍醐味、「会話」がとにかく面白い!よくある主人公がつっこむ形。だがテンポが軽快でやりとりも笑いを誘い面白い!アバンストラッシュや5/8チップなど、分かる世代には分かる小ネタが散りばめられている。それが読者を惹き付ける味付けになってる。
ただ、物語に動きが少ないなー。でも最後の戦い二つは臨場感あふれ、筆力あるなーと感じた。
ところどころ設定がどうなの? と思う箇所もあったがおおむね楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルと絵に惹かれて読んでみたものの、終始コメディ部分がしつこく感じた。
ボケとツッコミのやり取りが常に同じテンションで1つ1つが長いためメリハリがないと思う。
後半の事件が動くあたりからは面白くなってきたしラストもちょっといい話かつまとめ方も面白かったので次巻に期待。 -
活字があれば幸せ、な主人公。
今日も購入した本を持って喫茶店で読んでいれば
銃に撃たれて死んで…気がついたら犬だった。
意識がすりかわったのか、入り込んだのか。
身体が犬になろうとも、活字を追いかける活字中毒者。
分かる分かる、とうっかり同調してしまいました。
いや、ここまで買わないし、部屋中埋め尽くすまでは
してませんけど。
多分、彼が本を必要としているぐらいに
鋏を一部としている…ヒロイン??
ものすごいSです。
しかしこの慌てっぷりというか、行動と言うか
もしやもしや??
トラウマになっている以外に、もしやもしや??
読まれる事によって、人生を、価値観を変えてしまう。
それは作者にとって、どれだけ幸せで
どれだけ不幸せな事か。
とはいえ、防御に使われるのはナシです。 -
本文は手堅く読みやすい印象。ネタの応酬がたたみかけるような漫才のよう。霧姫が主人公を好きになった理由がイマイチ納得できなかった。
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読書バカの主人公はある日強盗に殺されてしまい、気が付いたら犬になっていた。
しかも、大好きだった作者の家にいた。
第12回えんため大賞優秀賞受賞のミステリ系不条理コメディ。
主人公の語り部はやたらと惹きつけられて、世界にのめり込んでいく感じがしましたが、なんか全体的に作りが雑。
っていうかツッコミ所が多い。
なぜ犬なのか、なぜ言葉がわかるのか、なぜ最後のページがあるのか。
なんか腑に落ちないんですよね。
でも、次を読みたい気もするから不思議だ。 -
新しい作家と読者の絡みだ。
言葉遊びもなかなか面白い。 -
ギャグ部分だけを評価して、星みっつ。
3巻まで読んだが、…どこがミステリ?
底が浅すぎて笑ってしまいましたww -
活字中毒の主人公が、死んで犬になっても活字を恋しがり、大好きな作家の新作を待ち望む。犬になったところから始まるのではなく、死んで、犬になる過程を描いているのが新しい。その過程がストーリー展開上も重要な意味を持っているのですが、犬の体になっているからこそ、もっと人間とのギャップを際立たせるような描写を読みたかった、と思います。