- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047271302
作品紹介・あらすじ
事件をきっかけに、千鶴は土方ら新選組と日々を過ごすことになり、親睦を深めていく。そんな中、自らを"鬼"と名乗る謎の男・風間が千鶴を連れ去ろうとしたのを土方らが阻止する。彼の目的がわからず、不安に駆られる千鶴。さらに、市中で出会った少女・千から、出自にまつわる驚くべき事実を聞かされ…!?一方で、維新の波に翻弄され、大きな時代の渦に巻き込まれていく新選組。己が"守るべきもの"のために、幕末の隊士たちが選んだ道とは…。大人気ゲームのアニメ版ノベライズ、衝撃の第2巻登場。
感想・レビュー・書評
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破滅の足音が確実に聞こえ始める第弐巻。千鶴の出生にまつわる秘密が明らかにされ、風間千景ら「鬼」との戦いが本格化。さらに長州征伐と鳥羽・伏見の戦いにおける幕府軍の大敗によって、新選組の組織そのものも窮地に立たされていく。 鳥羽・伏見といえば、山崎烝と井上源三郎が最期を迎える時。個人的には、最年長者として脇でいい味を出していた井上さんが……隊士の中じゃ壱番好きなキャラだったのに。史実通りとはいえ、切ない。
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羅刹になるというのは覚悟なのでしょうか。
それとも逃げなのでしょうか。
潔く決めたのでしょうか。
本当に誠の武士なら、羅刹にはならないであのまま戦っている筈です。
自刃・・・・・・今でいう自殺の方がまだリアリティはあった。
新選組を誇りとしていた土方さんまで羅刹になるなんて。
設定からしておかしい。
新選組の本はたくさん読んでいますが、こんなに滅茶苦茶なのも久しぶりです。
まぁ女性向けアニメのノベライズ化なので、ある程度の流れだけ押さえておけば後は何でもありなんでしょうね。
新選組と言うか幕末維新の歴史に興味を持つきっかけにするのは良いかもしれませんが、これを読んだだけで新選組や幕末維新を知ったと思い込んで欲しくない。 -
回送先:稲城市立第一図書館
(以下のレビューは初読時のレビュー、相当時期が経っており怪しげな部分もあります)
アニメは第1シーズンと第2シーズンに分かれており、本書は第1シーズンの後半部分を書き下ろしている(もちろん、小説化に当たり言説の組み換えを行っているのは言うまでもない)。
やはりというべきか、作品最大の欠陥(「Why?」に対するレスポンスの弱さと幹部隊士のみを際立たせてそうでないものとの間で強固なハイアラーキーを構築する発想)に対しての言及の甘さが露呈する。そしてそれは鳥羽伏見の戦における敗北をひときわ英雄主義的に描くための下地でしかなかったのかという穿った見方をしてしまいたくなってしまうほどだ。
本書終盤の井上氏の言葉ははっきりいってしまえば「いらない」存在であり、結局はオトメイトの歴史への認識とはこの程度かと思わずにはいられない。 -
内容は1巻の続き~アニメ1期の最終回までです。
区切りが良いところで終わらせたかったのか、感動シーン(井上さんとか山崎さんが死んじゃったところとか)展開が速すぎて、もう少し場面を濃密(?)に描いて欲しかったです。
あとは挿絵の絵がパワーアップしてるように思えました。気のせいかな? -
ほぼアニメをそのまま文にした淡々とした文に思えます…。
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西本願寺移転から鳥羽伏見の変まで。
展開が早い。
井上のおじさんの「トシさんに伝えてくれ・・・最後の夢を見させてくれて、感謝してもしきれない」という言葉に涙。