空色パンデミック4 (ファミ通文庫)

著者 : 本田誠
制作 : 庭 
  • エンターブレイン (2011年3月30日発売)
3.49
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  • 本棚登録 :112
  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047271333

作品紹介・あらすじ

最近、仲西景の様子がおかしいことに俺、青井晴は気づいていた。穂高結衣の発作に巻き込まれ続けた仲西は、自らも「現空混在症」という病に蝕まれていたんだ。幻聴や己の中の別人格に悩まされ、現実と空想の狭間で苦しみ、やがて恋人の結衣の存在すら忘却してしまった…。結衣は失意の中で、それでも仲西を救う方法を探している。そして俺もまた、あいつを救うために、ある「芝居」を計画したんだ-。狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」終幕。

空色パンデミック4 (ファミ通文庫)の感想・レビュー・書評

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  • これまでとは違った切り口で、先の読めない展開は面白いと思った。…けど。自分の理解で合っているのか分からなくなることも何度かあって、スッキリとしない部分も多かった。特にジルの辺り。結局ジルは放置されたままということでいいのか…?これまでにチラホラと出てきていた設定をうまく拾っているのは良いとしても、この巻から明らかになった設定のスケールが大きすぎて、捌ききれていない気がする。やりたい事伝えたい事は分かるし、悪くないとは思うけど、持て余している感じは残念。まぁ、とにもかくにも、斬新な設定が好印象なシリーズだった。短編集も読む。

  • 9784047271333 255p 2011・4・11 初版

  • 現実ってなんだろう、短期間で幾度と空想病の感染を経験した仲西景は、何が現実で何が空想なのか判別がつかない「現空混在症」にかかってしまう。自我の崩壊に危機を覚えた景は、空想病のない世界に閉じこもり、やがて大切にしていた穂高結衣の存在も忘れようとする。景を助けるため、仲間たちは芝居によって景を呼び戻そうとする。

    前半と後半で大分雰囲気が変わってくる。
    前半は景や結衣の絡みや学園生活、空想病などを中心としたコメディ要素が強いのに対して、後半は仲西景の現空混在症をテーマに視点や世界が激しく入れ替わるので注意していないと迷ってしまう。一回読んだだけではわからない、2回、3回読んでようやく全体が掴めるような作品だ。


    前巻までの流れを引き継いで、今巻では空想病によって自分の存在を正しく認識できなくなるというテーマが展開されている。感染によって意識さえも塗り替えられてしまう空想病は、自分が誰なのか、今考えている自分は本当なのか、信じるべき指針を失わせてしまう。世界の成り立ちそのものが空想病によって歪められている可能性のあるこの作品の世界では、自分が誰なのかということよりも何を自分は信じたいのかということが大切だという。

    空想病は物語の中の話だけれど、自分が誰なのか、何を信じればいいのかわからなくなることは現実でも往々にして存在する。自分に都合の悪い存在を意識から外そうとする行為は誰にでも起こり得ることだと思う。自分のことがわからなくなったら、自分が信じたい道を歩めという作者からのメッセージがひしひしと伝わってきた。

  • 今回は結衣さんの「空想病」ではなく、景の「現空混在症」という病を巡る話。
    状況が状況なのでいつもよりも危機感を感じながら読んでました。
    視点の変化や空想か現実か分からない設定が多くて、私にはちょっと理解が出来ない箇所もちょいちょい・・・・・・。

  • 狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」、終幕。
    最近、仲西景の様子がおかしいことに俺、青井晴は気づいていた。穂高結衣の発作に巻き込まれ続けた彼は、自らも「現空混在症」という病に蝕まれていたんだ。
    幻聴や己の中の別人格に悩まされ、現実と空想の狭間で苦しむ彼は、やがて恋人の結衣の存在すら忘却してしまった。彼女は失意の中で、それでも仲西を救う方法を探している。
    そして俺もまた、あいつを救うために、ある「芝居」を計画したんだ――。

    (読了:2011/12/07)

  • 3巻で綺麗にまとまっていたから続刊が出た事自体に驚き。
    現空混在症や幻の第三次世界大戦が大きく関わってきていて、今まで隅っこに落ちてたような設定が最大限に利用されていて仲西と空想病の本当のラストという感じでよかった。

    ここまで凄いのがデビュー作のシリーズだと次がどう来るのか楽しみ。

  • シリーズ最終巻は、空想病にスポットが当たらず、まったく別の視点から新しい症例について語る回。シリーズのここまで作ったテイストとは違う物でありながら背景世界との親和性が高く、最後まで気が抜けない一冊。いつも通り伏線が張りまくりなので、流して読むと意味が読み取れないと言う意味でも気が抜けない。
    これで終わりなのはやや腹八分目な感じですけど、私事の困難にめげずに作者の次回作にも期待してます。

  • 蛇足だった。
    青井好きには○だろうけれど。

  • 大いに騙され…いや、楽しませてくれた空パンもこれで終幕。
    ラストは自分には難しくて分かりにくい話だったけど、名作は色褪せないってことで。
    結局のところヒロインは青井さんでよくね? 個人的には結衣さんより青井さん派だったりします。

    最終巻と言いつつ、しれっともう1冊出してくれませんかね? 青井さんや今井さんメインのスピンオフ作品を是非!

  • まんだらけ 262円

    もう、いろいろごちゃごちゃしちゃって
    なにがなんだかわからなくなってくけど、とりあえずおわった。

    折角、いつ、何処で起きた話なのか章頭に書いてるんだけど
    俺はそこまで上手く頭の中で組み立てながら読めなかったよ…

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