半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)

著者 : 野村美月
制作 : 竹岡 美穂 
  • エンターブレイン (2011年4月30日発売)
4.12
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  • 本棚登録 :960
  • レビュー :99
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047272224

作品紹介・あらすじ

新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。-が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!?そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて…って差出人は、まさか!?半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する"文学少女"の、最後の物語。

半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 快人の勘違いっぷりと空回りっぷりが…。

    そして、遠子の天然っぷりも…。
    知らないってコワイですね。

    佐々木さんは、思ってたよりも鈍い。気付いてあげて…。

    “初恋のお姉さん”には何かあると思ってたけど、まさかこうくるとは…。

  • 見習いシリーズを読み終わったら、遠子さんに会いたくなって、挿話集をすっとばっしてこちらの最終巻へ行ってしまいました。さわやかなライトノベルですらすらと読めました。大人になったようでいて、奥手のままの文学少女は、不安定で、劣等感の強い男の子を強く引きつけます。すっかり完璧なヒーローになってしまった心葉との結婚というラストに結びつけるには半熟作家を手玉にとる成長した遠子さんを描かないとたしかにバランスが取れませんけどね。
    間接的に描写せずに有川浩並に三つ編みのいたずらとか、「明日会う君へ」を一緒に考える姿とか、やっぱり三題噺のおやつをさらっと出すところとか、どんなプロポーズで遠子がどんな反応をしたのかとか、甘甘のお話も読んでみたかったですが、それは読者の想像に任せてしまったんですねぇ。なんでも女性作家らしく、最後は見習い文学少女と半熟作家をカップルにしてしまいましたな。でも快斗くん、井上ミウ=心葉と知らずに結婚式にでたりしたら…一生立ち直れないかも。

  • なるほど、心葉はキャラクター性能的に強くなりすぎたから今回は主人公になれなかったわけか。
    最終エピソードでありながら、新キャラクターに主人公を任せたり、見習いシリーズもそうですが、一度完成した世界を崩すことに躊躇しない思いっきりの良さが野村美月先生の良いところ。

  •  遠子お仕事編。文学少女シリーズ最終巻。これまでの重々しいストーリーとは対極のコメディベースで展開する。
     大好きな心葉と共に生きる幸福感いっぱいの遠子の可愛さ、可憐さが大爆発。男(男の子かもしれないが)ならこんな風に愛されたいし、またこんな女性に愛されるような人になりたいと、素直に思ってしまう。
     そして、やはりというか、なんというか、ラストの登場人物は彼女ですよ…、彼女…。
     心葉は直接には登場しないが、著者は書かないことの良さを十分認識した作家さんなので、この方が良かったと思えます。サービス満点の最終巻です。

  • ★★★★ 4 ”文学少女”シリーズ完結編。出版社の編集者になった遠子と高校生作家快斗との触れ合いが主な話のテーマ。快斗が密かに遠子に憧れ、一喜一憂する様は快斗も大人ぶっていてもまだまだ子供なのだなとしみじみ読んでいて思う。ラストは”文学少女”に成長した菜乃も登場し何というかこれからまた別の物語が始まるのだなという感がした。シリーズを読んで感じたことは、このシリーズを読むときにはモチーフとなる小説は先に読んだ方が話に共感できるかなという点。再読の機会があれば事前にテーマとなる小説の本を読んでから読んでいきたいと思う。

  • 遠子さん側の話

    伊勢物語
    風と共に去りぬ
    伊豆の踊り子

  • 心葉くんとのお話かと思ってたので、少しびっくりしました。
    半熟作家くんの事、最初は好きになれないキャラだなぁと思ってたのですが、少しずつ成長していく姿を見ていたらそんな気持ちもどこかにいってしまいました。
    ただの愛すべきおばかさんだったんですね。
    文学少女最後の作品、最高でした。

  • 文学少女はいいシリーズだったと思います。私だったらそうは表現しないなと思うこともあれど、出てきた本は読みたくなり、余韻が心地よかった。この巻で終わりというのが本当に寂しい。快斗編としてもっと読みたいのになと思った。
    でも完結はめでたい。

  • 「文学少女」シリーズの番外編で、全シリーズを合わせての最終巻となります。

    「ハードボイルド高校生・業平涼人(なりひら・すずひと)」シリーズを連載し、現役高校生作家として活躍する雀宮快斗(すずめのみや・かいと)が舞台回しとなって、彼の担当編集者となった遠子やその恋人の「井上ミウ」、そして快斗の初恋の人である菜乃たちの「その後」が描かれます。これまでとは違い、コミカル色の強い物語になって居ます。

    第1話は、快斗のもとに脅迫の手紙が送られてくる話。第2話は、快斗と同じく遠子が編集を担当している女子大生作家・早川緋砂(はやかわ・ひさ)とウェブ小説で対決する話。

    第3話は、快斗が高校の球技大会に参加する話。久しぶりに「文学少女」となった遠子の「想像」が冴えます。

    第4話は、遠子の結婚を知った快斗が、失恋に傷ついて伊豆の温泉宿に滞在する話。そして最後に、彼の初恋の相手である「文学少女」と再会することになります。

    いろんな登場人物の「その後」を知ることができて、おもしろく読みました。とくに菜乃の成長は、親のようにうれしく感じてしまいました。

  • シリーズ読破。さわやかな終わり方で良。

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